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<日 記> 今週、私の師匠は金曜日に休みを取って泊りがけの家族旅行に行くとのことだった。
しかし現実はかなり厳しく、奥さんやお子さんからドタキャンを食らい、「そんならいいもん!!」とすねた彼は急遽、単独ヒラメ釣行に予定を変更したのだ。
だから当然昨日の金曜日はいつものように私の携帯に…、
「ただ今、ヒラメ3枚ゲット。おおっ、またアタリ!!ああ、なんていい日(^^)」
とか人が仕事してるっていうのに嫌味ったらしく送ってくるものと思っていた。
しかし、実際に送られてきたメールは…、
「風邪でダウン(T_T) 明日は釣りに行きたいなあ…」
だった…。
彼も人の子、たまには風邪をひくらしい。ご自愛下さい…。
今週末、いずれにしろ師匠は不参加だとあきらめていた私。でも最近、一人で釣行することが激減しているから誰か相棒がいないとちょっと淋しい…。
そこで同僚の中村を強引に誘った。ヤツは本日、仕事が入っていたが、上司である私が厳命して、「そんなのやめちまえ!!」と一喝、ほとんど業務命令で強制的に参加させたのだ(無茶苦茶な上司です、私…)。
ただし、ネはいい人の私は釣り物の選択を中村に一任した。なかなか釣りに行けない彼のことを考え、本人が今一番釣りたいと思っている魚を選ばせてあげたのだ。ああ、私って本当にいい人…。
で、返ってきた答えは…、
「ボク、カレイが釣りたいです!!」だった…。
普段から部下たちの意見をしっかりと受け止め、ある程度まではその意向とか希望を叶えてあげるとこに専心しているいい人な私。それはもちろんプライベートでも同様であります。
給料前でお小遣いが足りないと言えば、500円くらい貸してあげ、ストレスが溜まっていそうなら居酒屋で奢ってやり(何故か領収書もらうけど…)、有休の申請が出れば即、ハンコを押す(メクラ判ですが…)理想的な上司像を絵に描いたような私。
当然、可愛い部下がカレイ釣りをしたいと言えば2週連続同じ釣り物でも鷹揚にうなずく訳です(本当にエライなあ、俺…)。
本日お世話になったのは私の地元、鶴見弁天町にある富士丸さん。
出船時間は午前7時半なので中村との待ち合わせを6時に設定する。
それから15分後には船宿に到着。早速、オオドモでもキープしようかと思ったらすでに両舷とも先客があった…。仕方ないので破れかぶれの両舷ミヨシをゲット(この判断が後々の釣果に結びつくとは本人、まだ知る由もない…)。
天気予報では本日は晴れ。先週に続いてバッチリなカレイ釣り日和になりそうな予感。
もちろん私のクーラーの中身もそれに合わせて用意周到。缶ビール×1、缶チューハイ×2、ワンカップ×2の内訳は酒好きアングラーの玉手箱、それとも睡魔を誘う毒入りリンゴか!?
釣り客8名を乗せて親方船長が操船する船は定刻どおりに沖を目指す。
航程30分で東京湾のど真ん中、中ノ瀬に到着。
さて、中村は今回カレイ釣り初挑戦。出来ればたくさん釣って帰ってもらいたい。そこで出船前に竿を出来るだけ多く出した方がいいと私はアドバイスする。しかし、彼は自前の小物竿と貸し竿(無料!)の2本で臨むことに。
それに引き替えこの私、前回よりも1本多めの竿4本での絨毯爆撃。付き合いで釣るわりには何故か前向きなのだ…。
エサのアオイソメを今回は切らずにそのまま刺し通し、2匹房掛けにしてみる。
オモリは20号よりも「カレイのときはオモリは重い方がいいよ」との船長のアドバイスで25号にする。
4本の仕掛け全部は投げずに船下を狙う。
開始早々、ビギナー中村に木っ端サイズのカレイが掛かる。エサのチェックをするために巻いたら付いていたらしい。恐るべきはやはりビギナーズラックか…。
しかし、ヤツよりも経験豊富な私、ただ闇雲に「ホゲ〜」とチューハイを飲んでいるだけではない。目はしっかりと竿先を見ている(基本です基本♪)。
すると1番右の竿に魚信が出た!!
仲乗りさんのアドバイスでしっかりとアワセを入れて巻き上げるとおおっ、上司の貫禄27cmの良型カレイ!!
「ホレ、見れ!!」とばかりに満面の笑顔で中村に見せびらかすいい人な私。
「ふん、オマエなんかより場数踏んでんだよ、こっちは!!」と何故か逆上する私。
「俺はオマエと違って釣りに命掛けてんだよ、この!!」とクダを巻きだす私。
釣りは人を大人げなくさせる…。
しかし中村も黙ってはいない…。
そのすぐあとにまたもやの木っ端カレイ。
「ケッ、一生小さい魚を釣ってろ!!」とコンニャロ光線を放射するいい人。
天気がいいのでお酒が進む…。
すると今度は私の番だ。
また同じ右端の竿にアタリが!!
仲乗りさんにタモ取りしてもらい、これまた25cmくらいの肉厚カレイをゲット!!
それからは私の独壇場であった。
午前中だけで既に20cmオーバーのカレイを5、6枚は釣り上げた。先週の木更津沖のカレイとは段違いで中ノ瀬のそれは嬉しいサイズなのだ!!
午後になり、自宅で熱を出して寝ているであろう師匠のことをふと思い出す。
「ふん、いつも釣果自慢のメールばかりよこしやがって。見てろよ、ホレッ!!」と睡眠妨害承知で彼の携帯にメールを飛ばしてみる。
「ただ今、良型カレイを20枚ゲット。
おっ、またアタリ!!
ああ、なんていい日(^^)」 |
ちょっと水増し気味だがバレはしまい…。
もう、仕事上の利害関係はなくなったのだ、気を遣う必要はまったくないのだ!!
そこでさらに…、
| 「風邪にはジキニン♪ジキに治って(ハートマーク)」 |
| とか |
「発熱には尻の穴に長ネギを突っ込むといいそうです。
私はやったことないけど(^^)」 |
| やら |
| 「師匠も来れば!?あっ、ムリか…!!」 |
などの爆弾メールを連発してやったのだ。
もちろん師匠からの返事は来ない…。このメールを読んで熱が上がらなければいいのだが…。
午後になっても私の快進撃は止まらない。
カレイは竿先にアタリが出づらいと言われるが本日の私には通用しなかったようだ。そのほとんどを目視できる。
そして極めつけは納竿時間のラスト5分前に上がった良型カレイ。竿を片付けようとした私を見て船長が、「カレイは最後まで置いた方がいいよ」との指導が功を奏したのだ。
午後3時半、納竿。
最終釣果は中村が私の半分の6枚にシロギス・イイダコを各2尾。初挑戦にしてはたいしたものです。
あれ、もしかしたら私が本日の竿頭!?
今年の春はなにかいいことが起こりそうな予感が致します。
そうそう、帰宅してからようやく師匠よりメールが届いた…。
| 「そうですか |
| たくさん釣れて |
| よかったですね |
| では」 |
どうやら私の成長振りを心から喜んでくれているようだ。
これで彼の風邪もジキに治るであろう。うふふ(ハートマーク)。
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| <「ワタシマケマシタワ」の回文状態の中村> |
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