|
<日 記> この釣行はわはは爆釣隊メンバーであり、私の掲示板の常連でもあるTAKE氏の書き込みがきっかけとなった。
 |
「4月の13日か14日にアクアラインのってイサキ行きます?」 |
この何気ない一言が本日経験した忘れることの出来ない思い出作りへと発展していったのだった。
今回、初めて同行して頂いたまつもと・na-tan両氏に御礼を申し上げたい。また、そのチャンスを作ってくれたTAKE氏にも心から感謝するとともに奥様との夫婦生活がいつまでも円満に続くことを祈ってこの釣行記を捧げる…。
過ぎたるは及ばざるが如し。
しかしそれを恐れていては永遠に鯵の味は理解出来ない。 |
| 北大路魯山人 |
|
好きだとイワシてサヨリちゃん、タイしたもんだよスズキ君
イカした君たち見習って、僕もカレイに変身するよ
サンマ、ホタテ、ニシン、キス、エビ、タコ、マグロ、イクラ、
アナゴ、シマアジ…。「ホタテ」は魚なのか!? |
| マアジ |
■第一章 「哀愁の海ほたる偵察、ビシ爆弾不発なり」
私は自他ともに認める釣りキチである。
家族と過ごす週末を放擲し、同僚から頼まれた休日出勤は忘れた振りをし、挙句の果てに勤務中に「俺、銀行に行ってくる」とか「歯が痛いから医者に診てもらってくるよ」と言い残し、会社近くの釣り具屋に日参することからも明らかであろう…。
当然、釣行日の早起きはまったく苦にはならない。明け方の1時や2時起きでも平気である。
だから昨日の起床時間午後11時30分だって屁のカッパなのだ(死語なのだ…)。例え、睡眠時間がたった2時間でも、寝る前に飲んだお酒がまだ抜けていなくても、家内から白眼視化した「海でも山でも行きやがれ光線」を浴びせられても意に介していないと思っている(はずです…)。
今回は南房総への遠征釣行。出船時間午前5時半に合わせて、私を迎えに来てくれるTAKEさんとの待ち合わせ時間は午前12時30分。やや早過ぎる気もするが、現地に到着したら車内で仮眠をするつもりなのだ…。
いつもの待ち合わせ場所、JR国道駅近くにある元BMW中古車販売店跡地(なかなか買い手がつかないようです、この場所…)にて拾われた私。
以前から差し上げると約束していた、私が酔っ払って衝動的に買ってしまった「鳥羽一郎ベストCD2枚組」をTAKEさんに渡す。
演歌好きである彼は非常に喜んでくれ、早速カーステレオにそれをセットする。
1枚目の最初の曲、「おれの人生始発駅」が流れだす…。
すると途端に車内の雰囲気が変わった…。
ノリはほとんど釧路〜東京間を爆走するトラック野郎状態だ…。
鳥羽一郎のドスの利いた歌声が車窓から見える京浜工業地帯の夜景と見事にマッチする…。
「釣りに行く」というよりは「漁に向かう」って感じで、思わず身が引き締まる(ウソです…)。
道はこの時間もちろん空いていて順調に東京湾アクアラインのトンネルを通過。
| TAKE |
「ところでタカギーさん、時間に余裕があるから『海ほたる』に寄りませんか?」 |
| 私 |
「いいですね〜。ぼくまだ行ったことないんですよ!!」 |
| TAKE |
「これから夏になるとカップルがたくさん集まってすごいッスよ!!」 |
| 私 |
「今日もいますかね?」 |
| TAKE |
「いたら持ってきた60号のビシでも投げつけてやりますか!!」 |
良い子の皆さんは絶対にマネしないように…。
その海ほたるにある最上階のパノラマデッキから深夜の夜景を眺める私たち。
アチコチに散りばめられたブルーのイルミネーションがいやがうえにもロマンチックさを演出する。
期待していた深夜のカップルはほとんどいなかったが、こんな時間に肩を並べて歩く私たちオッサン2人組みの姿を見られなくて正解だったのかもしれない…。
上着を羽織らずに来た私は思わず、「寒い…」とつぶやいたが、TAKEさんから「これでも着なよ…」とジャケットあたりを差し出されたらかなりシュールな世界になっていたことだろう…。
 |
 |
| <なにしてんだろ、俺ら…> |
<心霊写真じゃありません> |
TAKEさんに案内され、海ほたるの様子を理解した私。「では、そろそろ…」と広い駐車場で迷いながらも車に乗り込み、いざ目指すのは約束の地、南房だ!!
■第ニ章 「わはは爆釣隊南房斥候部隊敵地潜入完了す」
アクアラインを抜け、館山自動車道の木更津南ICから国道127号を館山方面へと向かう。
これからの道のりが長いようだ。師匠も「高速を下りてから一般道を走るのでかなり時間が掛かりますよ」と言っていた。
しかし、私たちには がついている。頼れる兄貴の歌声に俺のハートは大漁節だ。
そんな鳥羽半島に思いを馳せさせるBGMを聴きながら、車内でのTAKEさんの爆笑トークに涙する私。いつ聞いても彼の「奥さんネタ」は最高だ。きっと本物のおしどり夫婦なのだろう。
今回お世話になる船宿、海老丸さんへの経路図をTAKEさんが持参してくれた。それを見ながら私が横でかなりいい加減なナビゲーションを行う(自慢じゃないけど私は方向音痴なのだ!!)。
迷いながらもなんとか3時間弱で目的地に到着。
まつもとさんからは現地に無事到着し、車内で仮眠している旨のメールが1時間前、携帯に届いていた。
船宿近くの駐車場に取りあえず車を停め、周りの様子を見てみることに。
少し離れた場所から聞こえてくる波の音と新月のために月明かりさえなく濃密な闇があたりを支配している。人の気配はまったくない…。
| TAKE |
「早く着いたんだから船の座席を4人分キープしておきたいですね…」 |
| 私 |
「ええ、でも真っ暗でどこに船があるのか分かりませんよ…」 |
| TAKE |
「まつもとさんの車はどこに停めてあるんだろう?緑のレガシィでしたよね!?」 |
| 私 |
「はい、そうメールに書いてありました…」 |
| TAKE |
「あ、これかな!?これレガシィですよ!!」 |
| 私 |
「誰かいるかどうか試しに車体を揺すってみますか!?」 |
結局やらなかったが正解である。だって別の人の車だったから…。
あたりを徘徊しながらようやく港を発見した私たち。
数隻停泊している船のうち一番奥に海老丸はあった。しかし、その周りには数人の先客もいた…。どうやら私たちが一番乗りではなかったらしい…。
でも、せっかく船を見付けたので竿でも挿しておこうと思ったのだが、岸壁と船との距離が微妙に遠い。
どう頑張っても船に乗り込むのはムリだ…。
仕方なくあたりをウロウロしているとTAKEさんがまた別のレガシィを発見。
| TAKE |
「これもレガシィですよ!!これじゃないですかまつもとさんの車!?」 |
| 私 |
「どれどれ、揺すってみますか…(やめなさいっての!!)」 |
すると車内に人の動く気配が。
ドアを開けて出てきたのは探していたまつもとさんご本人!!やっと出会えたのである。
私たちと違い、背が高く精悍な顔をしていらっしゃる。なんか女性にモテそうだ…。
話しを聞くと車中で仮眠するはずだったが、どうも寝れなく、横になっていただけらしい。
人見知りするシャイな私は照れながら挨拶を交わした。それから船に戻り、まつもとさんと2人でもやい綱を手繰り寄せた。TAKEさんが船に乗り込んでようやく場所をキープ。予想どおり両方のオオドモにはクーラーが置かれ、陥落していた。そこで右舷のトモ2〜5番目を押さえる。
しばらく3人で雑談していると私の携帯が鳴る。
最後のお一人、na-tanさんからである。今、船宿近くに到着したとのとこだ。
3人でお迎えに行き、初対面の挨拶をする。
na-tanさんも身長180cmのこれまた長身(私もあと10cm背が高かったらどれほど人生が変わっていただろう…)。笑顔が素敵な優しそうなタイプの人で安心した。
これでとうとうわはは爆釣隊新規メンバーの2人が揃った。
わはは爆釣隊南房斥候部隊の出陣である。
■第三章 「イサキ捕獲。我ら酩酊なり」
今回の釣り物であるイサキ(※1)。
しかし、その敵を相手にして過去に戦ったことのあるのはメンバーの中でまつもとさん一人。残る3人はそれを目的に釣行したことはなく、状況としてはかなり不利だった。どうみても多勢に無勢。経験から培われる勘を常に必要とされる戦地では一瞬の判断ミスが命取りになることもしばしばなのだ!!(なにするつもりなんだろ、俺ら…)
しかし、我がわはは爆釣隊には燦然と輝く隊訓がある。
「ビシアジはコマセ釣りの基本
コマセ釣りは人生のキホン」 |
「って言うかぁ、やっぱぁ、ビシアジっぽく釣ればイケちゃうんじゃないのぉ!?」とコギャルチックにかなり安易に考えていた私。
もちろん隊員全員はビシアジ経験者である。その名文句を信用するなら釣れないわけがないのだ!!
14名限定の海老丸は全員揃ったことを確認して定刻よりも10分早めの午前5時20分に出船した。
私の耳には数時間ずっと聴きっぱなしだった のソウルフルな歌声が残っている。
映画、「地獄の黙示録」の陸軍ヘリ部隊の出撃時のBGMはワーグナーの「ワルキューレ騎行」だったが、私たちわはは爆釣隊の襲撃時に去来するのは兄貴の唄う「兄弟船」なのだ!!思えばエライ違いである…。
航程20分ほどで最初のポイントに到着。
出船前に女将さんから配られたイカ短を3本針に装着する。
そして船長から投下の合図が出された。ついに、わはは爆釣隊斥候部隊の攻撃が開始されたのだ。
船長の指示ダナは海面から16m。私はビシ爆弾を19mまで下げた。
そしてコマセの煙幕を3回に分けて撒き、指示どおりのタナで待つことにする。
するといきなり私以外の全隊員にアタリが訪れたようだ。
今回、まつもと氏は「釣りは楽な方がいいから」と電動式巻き上げ機を持参していた。きっとアメリカ海軍特殊部隊SEALあたりから仕入れた最近兵器なのだろう。それを駆使して爆釣隊最初の獲物が捕獲された。
次にna-tan氏が30cmくらい本命を取り込む。TAKE氏は残念ながら巻き上げている最中(「もなか」と読むなよ!)に敵が逃亡したようだ。
そして私にもアタリが。
相手側の抵抗は思っていた以上に大きい。私のリーサルウエポン「関東シャクリ30号」の竿先が海面に突き刺さった。しかし私はさらなる効果を期待してしばらくそのまま待つ。
 |
| <本日のビックワン> |
「ミシミシ…」と悲鳴をあげる我が愛竿。海中での反乱軍の迎撃態勢は想像以上のようだ。
そこでようやく私は巻き上げにかかった。
ビシを回収し、仕掛けを手繰り寄せると海面付近に2体のイサキが現れる。いきなりのダブルである。我がアタマのなかに「一網打尽」の四字熟語が浮かんだ。しかも両方ともに30cm以上の良型。
思わず、「わはは」と笑いそうになる。
今から思うとこの朝マヅメが最初のチャンスタイムだったようだ。敵の寝起きを襲う急襲作戦は終始それぞれがダブル・トリプルの成果を上げ、素晴らしい健闘で大成功を収めたのだ!!
 |
 |
| <TAKEさん、笑ってます…> |
<良型ゲットのna-tanさん> |
 |
| <まつもとさん、怒涛のトリプル!!> |
それに気を良くしたのかまつもと氏、立て続けにワンカップ大関を2杯と500mlのビールを開ける豪胆な行動に出る。船上でこれだけの祝杯をする人を私は初めて見た。「むむむっ、負けてなるものか!!」と理屈では説明出来ない闘志が湧く。
そこで私は缶チューハイとワンカップのダブル攻撃で応戦し、TAKE氏もそれに同調した。船上はもはや宴会船に様変わりしていたのだ!!
戦況は途中で中だるみがあったものの11時30分の沖揚がりまでの後半戦でさらなる入れ食いモードに突入。
特に当日の活性の高さを反映して置き竿で休憩していても良型のカワハギやメジナが食ってきたりと飽きることがない。
最終釣果。TAKE・まつもと両氏は30尾以上の本命をゲット。na-tan氏は残念ながらオマツリがたたり16尾。しかし、全員が良型を得て南房まで来た甲斐があったと満足する結果となる。
■第四章 「戦いを終えて…」
今回、房総の海は穏やかで天気にも恵まれ、まさに絶好の釣り日和でありました。
また、私の掲示板でお世話になっているまつもとさん、na-tanさんは上記の文面を読んでお分かりのように(分からないってか?)非常に楽しく素敵な方たちであり、楽しい一日を過ごせました。
さらにお邪魔した海老丸の船長は気さくで話しも面白くこれまたいい船宿に巡り会えたと感謝しております。
さあ、児島玲子ちゃん似の貴女(「アナタ」と読もう)、我がわはは爆釣隊はいつでもキミたちの入隊を受け付けているぞ!!門戸は開かれた!!私たちと一緒に船上で「わはは」と笑いながら乾杯をしないか!?決して痛い悪いようにはしないぞ!!(多分…)
|