
釣行日:平成14年6月16日(日) 中潮 天候/くもり一瞬雨降ってまたくもり ![]() |
||||||||||
|
|
||||||||||
|
<釣り物> カサゴ <釣 果> カサゴ17尾 <船 宿> 久比里 山下丸 <釣り場> 東京湾 久里浜沖 <タックル> 竿/SHIMANO 幻風15-210、リール/Daiwa ミリオネアCV-Z103(道糸:PE1.5号)、仕掛け/【A】ささめ針 胴突五目釣り(丸セイゴ11号3本針・ハリス3号・モトス5号・枝14cm・間40cm・全長1.6m)【B】ミサキ カサゴ五目(丸セイゴ12号2本針・ハリス3号・幹糸4号・全長0.8m)【C】自作仕掛け(スッテ:黄・こげ茶/ピンク/白・赤3本針・幹糸3号・ハリス3号・その他適当)、オモリ/25号 <エ サ> サバの切り身・ドジョウ <釣り座> 左舷トモ2番目 <同行者> TAKE氏、まつもと氏 <どう食ったか> 刺身、唐揚げ |
||||||||||
|
|
||||||||||
<日 記>
先週の釣行の帰り、まつもとさんが運転する車の中でこんな会話をした。
その車内はまるでお通夜のようだった…。 何故なら、釣れて当たり前と思っていたアジに裏切られた直後だったからだ…。 まつもとさんアジ5尾、私はたったの1尾で納竿になったのだ…。 「飼い犬に手を噛まれた」と思った。 「親友が俺の彼女を食いやがった」そんな感情にも似ていた。 「冷奴に醤油をかけたつもりが実はウスターソースだった」分かりやすく言えばそんな感じだろうか(他には「加護ちゃんだと信じていた子が本当は辻ちゃんだった」ってのもあります…)。 私たちは心底疲れきっていた。 優しさに飢えており、荒涼としたハートに少しだけでいいから潤いが必要だった。 心を慰めてくれる釣り物を欲していたのだ。 しかし、だからといってシロギスあたりに逃げるのはあまりにも芸が無いし、安直過ぎてわずかだけ残っている自らのプライドがそれを許さなかった。
私たちの壊れかけた心の隙間を埋めるにはもってこいの魚だと思った。 向こうアワセでガツガツ食ってきて、オモリも軽く、コマセも撒かない。 きっちりタナを合わせないと食わないとか、取り込み時に口切れしてバレるとか、気付けば自分がコマセ係に成り下がっていたなんてことのない魚だ…。 私はまつもとさんのその提案に速攻で乗った。 最近、公私共々疲れきっており、やっぱり癒される必要のありそうなTAKEさんも私たちのカサゴ治癒釣行に参加することになった。 いつもの場所で5時半にTAKEさんにピックアップされ、一路久里浜を目指す。 佐原のICを降り、国道134号線へと進む。 TAKEさんは意外にも久比里は初めてとのことだったので船宿までの道を私がナビる。 「尻こすり坂通り」とふざけた名前の道を進みカワハギおやじたちの聖地、夫婦橋に到着。 駐車場に車を入れると見慣れたグリーンのレガシーを発見。 どうやらまつもとさんはすでに到着しているようだ。 竿を挿しに乗船するとまつもとさんが右舷オオドモにいた。私たちのためにトモから3番目までをばっちりキープしてくれていた。 ふと、彼のタックルに目をやればシマノの「BAYGAME コチ・スズキ」の真っ赤な竿に青いミリオネア。色合いやデザインのバランスが完璧だ。「なんかオンナにモテそうなタックルだな…」と思い、物欲が湧く…。 出船時間の8時までに大分時間(「おおいたじかん」と読むなよ!)があり、TAKEさんがコンビニで買い物をしたいと言うので私も付き合う。 二人で朝の京急久里浜駅周辺を探索する。 途中でマックのおねえさんに声を掛けたり、目の前を歩いている超ミニスカートの女性のパンチラを気にしたりとTAKEさんなりに癒される姿勢は前向きのようだ。 定刻の8時、無事出船。 天気はくもっているもののそれほど寒くもなく、風もない。 私たちの隣りの胴の間には男の子を連れた若い夫婦が陣取っている。見ているとなんとも微笑ましい。 配られたサバえさをハサミで薄く切っている私にTAKEさんが一言。 「隣りを見て下さいよ、あれがあるべき家族の姿ですよ。タカギーさん、なにやってんですか!?船の上でサバ薄くしている場合ですか!?」 思えば今日は父の日だった…。 きっと我家では目を覚ました子供たちがいつもの週末のように父親が出掛けていることを知り、寂しがっているに違いない…。 「父の日のプレゼント、いつ渡せるの?」とか残念がっているかも知れない…。 「すまん…」と思った。 「許せ…」と心で詫びた。 しかし今の私はカサゴで癒されなければならないのだ…。 スルメ・アジとスソを食らい、破れかぶれで発足した「とほほスソ隊」の隊長に就任し、その重責に負けそうになっていたのだ…。 そんなことを考えているうちに船はすぐにポイントに到着。 東電の発電所を近くに見ながらGOサインが出された。 さあ、癒されて心が和むのか、それともさらに深い深い暗黒の海溝に落ち、人生までも根掛かりしてしまうのか…。 最初にカサゴを上げたのはまつもとさんだった。 続いてTAKEさんもゲット。滑り出しは好調だ。 そしてすぐに私にもヒット。竿先をガンガン叩く力強いアタリだ。こんな明確で分かりやすいアタリを最後に味わったのはいつ頃だっただろうか。久しく疎遠だった気がする…。 今回の仕掛けはまつもとさんのアドバイスでカサゴ仕掛けの上にマルイカ用のスッテを付けていた。 マルイカもときどき回遊してくるらしくカサゴを狙いつつイカも乗せてしまおうという魂胆なのだ(もちろん船宿公認ね)。 で、ありますから当然、 こんな絵も撮れたりするわけです。海底をトレースしながらもゆっくりめにシャクった結果なのです。はっきり言って羨ましい!!また、場所によっては良型カサゴも上がり、 こういった場面にも遭遇できるわけです…。まつもとさんは同じ週の金曜日に夜アナゴでスソとなった…。 TAKEさんも陸っぱりや単独釣行でクヤシ涙を流していた…。 二人とも昨今は切な過ぎる釣果だっただけに楽しそうで、満足している顔付きだった。 そんなわははメンバーたちの笑顔に、私は釣果以上に癒される。 嬉しいのでTAKEさんから頂いた日本酒を開けて飲み干す。キンキンに冷えていてメチャメチャ美味だ…。 TAKEさん・まつもとさんが笑っている。 楽しいから缶チューハイを開けて飲み干す。口の中で炭酸が弾け、甘酸っぱい青春の味がした…。 私がふざけて作った「スッテ3本+丸セイゴ3本スーパーロング引っ掛け仕掛け」がTAKEさんの道糸とマツリ、TAKEさんが笑いながら怒る。 ちょっぴり幸せな気分だったのでワンカップを開ける。甘美で豊潤な味がした…。 気付くと私は酔っていた…。 カサゴはサバとドジョウ、どちらにも同じように食ってくる。 ただサバの場合、皮の白い部分を使った方が食いつきがいいような気がした。 「ゴツゴツ…」とアタリはあってもなかなか針掛かりしないもどかしさが熱くさせる。 朝の頻繁なアタリも昼前から減ってきていたが、納竿までのラスト1時間はまた復活してポツポツながら本命の顔を見た。 最終的にはTAKEさん、カサゴ11尾にミニオニ・メバル・ベラなど多彩な釣果。まつもとさん、絶好調で本命30尾以上にマルイカ1杯。 気前のいい男気あるまつもとさんは「こんなに食べきれないから…」とTAKEさんのバケツにドバッと自分のカサゴを投入する。さすがわはは爆釣隊屈指のベテランアングラーだ。作為的に道糸をふかせて私の邪魔をするTAKEさんとはエライ違いだ…。 午後3時10分、納竿。 「まつもとさんプロデュースの釣りってハズレるもんなぁ〜」とか失礼な噂が立ったが見事にその汚名を晴らしてくれたまつもとさん、どうもありがとう!! 「カサゴ面白い!!また来週も来ちゃおうかな…」と言っていたTAKEさん、お疲れ様。でも次回はKOBUさん企画の釣行じゃありませんか!? 久し振りに満足する釣果となった。よぉし、来週からはまた闘うぜ!!わはは。
| ||||||||||
|
|
||||||||||
|
||||||||||
|
|
||||||||||