釣行日:平成14年8月3日(土) 長潮 天候/くもりのち晴れ 

<釣り物> アジ
<釣 果> アジ14尾、サバ4尾、トラギス2尾、カサゴ1尾
<船 宿> 新安浦 こうゆう丸

<釣り場> 東京湾 観音崎沖
<タックル> 竿/Daiwa LEADING-Xsasoi100-150、リール/Daiwa SEABORG500e(道糸:PE6号)、仕掛け/【A】ハヤブサ 竿頭アジビシ“追い喰い”(ハリムツ10号3本針・ハリス2号・幹糸2号・枝30cm・間60cm・全長2m)【B】ミサキ アジ“大アジ・サバ用”(ハリ金ムツ11号3本針・ハリス3号・幹糸3号・全長2m)、テンビン/船テンビンK型(太さ2.0mm・アーム長40cm)、オモリ/アンドンビシ130号
<エ サ> 【付けエサ】イカのアカタン【コマセ】イワシのミンチ
<釣り座> 右舷トモ2番目
<同行者> TAKE氏、まっちゃん
<どう食ったか> 刺身、フライ、なめろう

<日 記> 我がわはは爆釣隊の中で一番釣りのキャリアが長く、隊員たちの教育係的立場にあるのがまっちゃんです。
 しかしそのまっちゃん、しばらく出張で上海に幽閉されておりました。
 信頼すべき教育係を失ったわはは爆釣隊はその間、一時期、暴徒化していました(ウソです…)。

 だけど…、

 「まっちゃん、毎日中華街にいるみたいで羨ましいなぁ…」

 と羨んでいた脳天気な私。

 ところが実際には食事のたびにお腹の調子が悪くなったらしいのです…。
 さらに、現地の魚は鮮度が悪く、数少ない日本食を食べられる回転寿司屋には、何故かカツカレーとかあって訳分からないし、自分は釣りに行けないのにどこかのアホな管理人はきっちり毎週釣りしてムカつくしでかなりストレスが溜まっていた様子。

 先日ようやくその任を解かれ無事帰国してきた上海帰りのまっちゃん。
 早速、私の掲示板に「ビシアジをやりたい」とリクエストがありました。

 どうやら地元東京湾で釣った脂ノリノリで新鮮なアジを食べたいらしい。
 コマセを振ってガンガン釣って「わはは♪」と笑いたいらしい。
 まだ我家の冷凍庫にはアジの在庫があるけれど凱旋帰国してきたまっちゃんの労をねぎらう意味でもお付き合いすることにした私。ああ、なんて優しい人なんでしょう(でも、こんなに優しいのにどうして女にモテないのでしょう…)。



 この釣行に同行してくれることになったTAKEさんといつもの場所で午前5時半に合流。
 聞くと睡眠時間が2時間だけだったとか…。

 私、思いました…。
 「はは〜、また奥さんとやっちゃったな…」と。

 もちろんその予想が裏切られることはなかった…。
 そして当然、ケンカの原因は釣りとこの私…。

 前夜の様子を聞くに従い、「ああ、TAKEさんは私と知り合わなければきっと円満な夫婦生活を送っていたんだろうな…」と猛省する。

 あぁ、TAKEさんの奥さん、いつもごめんなさい。
 日頃のご主人の暴君的釣り道具フェチをお許し下さい。そのうち「竹で出来た竿」とか「ブリの子供用の竿」とか「棍棒みたいにブッ太い竿」など欲しいって言い出すかも知れませんが、そのときは私が事前に情報をリークしますから堪忍して下さい。
 あと、「ウチのダンナをこんなにしたのはお前のせいだ!」とか言って私の家の電話に夜中のワン切り100連発とか、近所の野良ネコのフンを集めてクール宅急便の着払いで送りつけるってシュールな抗議行動をお考えでしたらそれはそれで面白いだろうけどイヤンイヤンです。
 普段のご無礼のお詫びに今度食事を奢らせて下さい。でもやっぱ「つぼ八」あたりじゃダメですよね!?

 と、いろんなことを反省しているうちにTAKEさんの愛車は横須賀インターを降りた。
 本日向かう先は私やTAKEさんの初めて訪れる場所、安浦港にあるこうゆう丸さん。
 ここはまっちゃんのお気に入りの宿で、船は大きく、船長も感じが良いらしいので楽しみであります。



 まっちゃんの到着はいつも早い。
 今日も私たちよりも先に着いて右舷のオオドモから3番目までをキープしてくれていた。
 久し振りの再会の挨拶を済ませて船上を見回すと、右舷には貸し道具らしいタックルが大量に挿さっているのが目に入る。

 今は夏休みの真っ最中。
 釣り物は半日のアジ。
 天気予報では本日も晴れて風も弱く海は凪。
 釣りのビギナーが乗るには最良の一日である…。

 座った順番はトモからまっちゃん・私・TAKEさん。
 7月20日のマダコ釣行から採用された新企画
「今週のキャンバス君」
、前回はお互いに同数だったため、どちらかの顔面に落書きをすることは出来なかったが、今回は釣果に差が出ることは間違いなし。

 ルールは至ってシンプル。
 参加メンバーの内、スソだった人の顔写真に私が落書をし、全世界に向けてそのミジメな顔を発信されるというペナルティ。人の自尊心を踏みにじり、釣り人としての尊厳をズタズタにするアナーキーなアホバカ企画。そのためか三人の中に多少の緊張感が漂っている気がした。

 そして、まっちゃんの読みだと、
 「TAKEさんがスソになる可能性高いですよ。左にいる団体の誰かとマツって釣れた魚をバラすかも」
 むむむ、非常にありがちな話だ…。

 
しかし、そのTAKEさんは非常に楽しそうだ。何故なら…、

理由その1 同じこうゆう丸のタチウオ船に魚聖さんが乗っており、挨拶したら「おっ!」とTAKEさんの顔を覚えていてくれていて「俺、もうマブダチじゃん♪」とか思ったから。
理由その2 こうゆう丸のお嬢さんがメチャメチャTAKEさんの好み(若い・茶髪系・スレンダー)で某関○丸の女将さん以上の美形だったから。「アジは走水ヤメてこうゆう丸にしよっと♥」はTAKEさんの弁。
理由その3 すぐ左隣りに二人の乗っ込みギャルが座り、特に髪の毛が茶色い子がこれまた好みだったから(その後、その子は船酔いでダウンし、速攻でキャビンで寝てました)。

 以上の理由からTAKEさん曰く、

 「これだけで今日来た甲斐があった!!スソになろうが落書きされようが全然構わない!!」

 
と有頂天。なんだか幸せそうなのだ…。

 そして、大勢の釣り客を乗せた大型船は7時半前に港を離れた。
 久し振りの釣りに嬉しそうなまっちゃん、鼻の下が伸びきっているTAKEさん、自分がスソになったときのことを考え憂鬱な私。それぞれの思惑を乗せた船は一路、観音崎沖を目指した。



 航程20分で到着したポイント。
 船長からのタナの指示は底から2.5〜3m。
 まっちゃんの話だとこのポイントは比較的良型が釣れるらしい。

 エサはまっちゃんが自前のアオイソメを刺し、私とTAKEさんは船宿支給の赤タン。

 7時50分、船長から開始の合図が出された。
 しかし、いくらコマセを撒いてもアジが集まってくる気配がない…。しかも、トモからミヨシへと潮が流れているようだ…。私らはもしかしてコマセ係になっているのか!?
 そんな船中でようやく型を見たのが左舷トモ方面の方。

 船長の「やっと型が出たよ〜!!」のアナウンスに
 「カタってどんな魚ですか!?」と見事なオヤジギャグをかます我らがまっちゃん。どうやら上海ではかなりツライ思いをしてきたようだ…。

まっちゃんプロデュース成功!!
<まっちゃん、久し振りの釣りにニンマリ♪>
 そして開始30分を経過したところで私もなんとかカタ(アジのことね)を見た。噂どおりの良型なのだ。
 その次に上げたのがまっちゃん。抜き上げられたそれは30cmをゆうに超える驚愕の良型。
 よしよしとりあえず一歩だけ先んじたのだ。

 ところが上向いてきたと喜んでいたアタリもすぐに途絶え、またお通夜のような沈黙タイムに突入。

 TAKEさんはといえば案の定、初心者の団体とオマツリ大会の真っ最中…。すぐ隣の乗っ込みギャルから始まり、その隣りの人、そのまた隣の人、ひどいときには10人以上離れているミヨシの人の仕掛けとマツっている始末…。ハッキリ言って災難である…。
 このときの状態を後刻TAKEさんは「2匹は食ってきたけど全部マツっている最中にバラした…」と語った。

 しかし人は、たった1尾でも釣り上げるとこれほどまでに心に余裕が出来るのかとビックリするくらいリラックスする私とまっちゃん。
 まっちゃんは母なる海、東京湾に抱かれながら缶チューハイを開け、相変わらずのオヤジギャグを連発(笑えないくらい面白い…)。私もお弁当を広げ、ワンカップ飲みながら遅めの朝食をとる。二人とも仕掛けさえもマツっちゃうから下ろしていない始末。

 TAKEさんの「釣りしようよ!」の言葉もどこ吹く風の余裕クシャクシャ。
 「TAKEさんが釣れたら竿出しますよ」のまっちゃんのコメントはまさに釣った者だけに許される貫禄の一言(まだ1尾だけど…)。

 そしてそんな状況を打開すべく船長は沖寄りにポイントを移動した。

 第2ラウンドはまさにサバに邪魔される状態。
 船中、サバの入れ食い。しかも型がデカイ!!

 しかし、もともとサバが釣れたらラッキーと思っている私たちはこんな状況にウハウハである。
 最初はまっちゃんにヒットし、次にTAKEさんの仕掛けに食ってきた。
 タナはアジと同じ底から3m。

 私も負けじとコマセを撒いて置き竿にする。すると、間髪入れず竿先が海面に突き刺さった。横走りして他の人とマツるので高速で電動リールを巻き上げる。
 抜き上げると脂の乗って旨そうなゴマサバ。みんなで「KOBUさんが知ったら悔しがって暴れるかもね…」とわははと笑う。

 このポイントでしばらく釣ってまっちゃん1尾、TAKEさん3尾、私4尾のサバを上げた。もうこれだけでお土産十分。

 しかし、船長はやっぱり本命を釣らせないと気が済まないらしく、また朝のポイント周辺に船を移動させた。
 この判断は見事に的中し、とうとう本命のアジの入れ食いタイムの始まり。

「ノリちゃんごめんネ…」
<関○丸の女将さんに三行半を叩きつけました>
 中アジながら私がトリプルヒットをかますとそれを見たまっちゃんは負けじとトリプルを2回決める荒技に出た!
 TAKEさんも相変わらず続くビギナー団体からのオマツリ攻撃にめげず、どんどんとアジを取り込む。

 ある程度釣ったまっちゃんは持ってきた手釣り糸にて手ビシに変更。

 
「何年か振りの手ビシなんですよ。昔、お金が無くて竿やリールを買えなかった頃を思い出すなぁ。あのときは出船前に船長にタナを訊いてそんなに深くなかったら乗ったものです…」と感慨深げだ…。

 手ビシにて次々にアジを取り込んでいるまっちゃんの目からは、昔日の想いが込み上げたのか、それとも久し振りの釣りの嬉しさからか涙が一筋流れていた(もちろんウソです…)。

 納竿時間を延長し、お昼近くまで粘ってくれた船長。
 結局、まっちゃんアジ16尾にサバ2尾、TAKEさん惜しくもアジ11尾にサバ4尾…。
 かなりの接戦だった。

 血抜きをして持ち帰ったサバは脂がコッテリと乗っており、シメサバにしたら筆舌に尽くし難い美味だった。

 来週からまっちゃんは台湾に出張するそうだ。
 きっと今日釣ったアジやサバの味を胸に抱いて旅立つのだろう…。
 異国の地で頑張れ、まっちゃん!!

今週のキャンバス君

「ハッキリ言って肖像権の侵害です…」
負けた人/TAKEさん
本人のコメント/「いつもここの管理人にいじられているのでそんなに気にしません(笑)。それよりも初代キャンバス君に選ばれて私としては光栄です!!
あと、自分の子供に父親のこの生き様を見せてあげたい。子供が成長していろんな苦難に遭ったとき、この写真を思い出し、『ああ、父は偉大だったんだな…』とか感じてもらえれば私としても幸いです(笑)」
管理人のコメント/「この新企画を始めるにあたり、いきなり自分がその犠牲になることが一番恐かったです。しかし、TAKEさんはそんな私の不安感を一掃してくれました。私との差はたったの3尾、接戦でした…。
彼の隣りにいたビギナー集団に助けてもらった気がします。もしも自分がTAKEさんの席に座っていたらと思うと全身に悪寒が走ります…。ああ、なんでこんな企画を始めてしまったんだろ、俺…」


ゴマサバ、最大38cm!
<サバの濃厚な味にアジも形無し…>