釣行日:平成14年10月20日(日) 大潮 天候/曇りのち雨(俺のハートと同じッス…) 

<釣り物> クロムツ・オニカサゴ
<釣 果>
 クロムツ1尾、オニカサゴ1尾、アカイサキ1尾
<船 宿> 南房太海 聡丸
<釣り場> 外房 太海沖
<タックル> 竿/RYOBI 海征ヤリイカ 240、リール/Daiwa SEABORG500e(道糸:PE6号)、 仕掛け/【クロムツ】船宿オリジナル(フラッシャーサビキ7本針)【オニカサゴ】ヤマシタ 釣攻オニカサゴ(漁業用ムツ針16号2本針・ハリス7号・幹7号・枝30cm・全長180cm)、テンビン/【オニカサゴ】船テンビンK型(太さ2.3mm・アーム長50cm)、オモリ/150号
<エ サ> 【オニカサゴ】サバの切り身・イイダコ・ヒイカ(KOBUさん提供)
<釣り座> 左舷ミヨシ3番目
<同行者> KOBU氏、なーたん氏
<どう食ったか> 【クロムツ】刺身 【オニカサゴ】唐揚げ

<日 記> 前回から突発的、半ば逆上的に始まった”房総半島 男試練の四番勝負の旅”も2回目を迎えております。
 スケジュールとしては片貝→太海→飯岡→富津と流れる予定ではありますが、途中からイヤになって中止することもあるのでその点だけはご留意下さい…。

 さて、その初戦は分不相応な魚を狙ったばっかりに見事スソを食らい、あえなく撃沈の憂き目に遭った鬼門の片貝でのヒラメ…。
 んで今回、そのウップンを晴らすためにも比較的相性の良い太海をおさえに入れております。

 太海といえばやっぱり
「オマツリほどきの達人」の異名を持つ、聡船長のいる聡丸です。
 私のお気に入りの船宿、金沢八景にある進丸と同様の親子船。

 そのどちらも親子ならではの息の合った連携プレーが釣り人たちを強力にアシストしてくれる頼もしい船宿です。

 う〜ん、考えてみるとなんとも素敵な親子関係じゃありませんか。
 子は船長である父親を敬い、父は子に対し、自分の持っているノウハウを教え込む…。
 海の男だから口数は少ないけど言葉にしなくてもお互いの気持ちを理解しあえる間柄…。
 無骨で質実剛健、厳しくも優しい父親像。私の父もそんな人間でした(まだ生きてますが…)。

 まあ、陸で自分の視野半径5mほどの範囲でドタバタやってい私とはスケールが違います。
 自分の今後に思いを馳せると、我が愚息たちも同じように私を尊敬してくれるのかと不安になります。
 息子のためを思い、厳しい態度で接したら金属バットかなんかで頭をブン殴られそうで心配です…。

 さあ、余談はこれくらいにしてあまり気乗りしないけど今日の日記でも書きますか…。
 



 今回のメンバーはKOBUさんとなーたんさん。
 そう、前回の太海釣行のときとまったく同じ顔ぶれです。

 思えばあの日は生まれて初めてのキロオーバーのオニをゲット出来た人生最良の日でありました…。
 
「栄枯盛衰」「おごれる者も久しからず」「風の前の塵に同じ」何故かこんな言葉が脳裏に閃く昨今です。私の祖先はもしかしたら平家と血縁関係にあったのでしょうか…。

 しかし、そんな
「風の前の塵野郎」な私はここら辺で一発逆転し、右肩下がりな最近の不調を挽回したい、いや、しなければならないのです。これ以上、このサイトの常連客を喜ばせてはなりません!
 今、パソコンの前でニヤニヤしているアナタ!!アナタたちのことですよ!!

 いけません、ちょっと興奮しております…。
 レポートに戻ります…。

 KOBUさんと私は海ほたるでなーたんさんと合流。
 なーたんさんの愛車に乗り込み一路、鴨川市太海へ。

 集合時間の午前4時前に現地到着。
 聡丸の駐車場には宿の常連でわははファンのおかしたさんの車も停まっていた。
 KOBUさんの話では聡丸のHPの予約状況を確認したところ9人になっていたそう…。このちょっと多目の数字が気になります…。

 荷物を降ろし、身支度を整え、聡船長の到着を待っていると先般のおかしたさんが現れる。

 
「明日が釣りだと思うと興奮して寝れなかったです」とおっしゃるおかしたさん。
 前日は代々木公園で友達としゃぶしゃぶパーティをやり、朝の11時頃から夕方までひたすらビール飲んでヘロヘロになりながら帰宅し、風呂入って夜の8時に泥のように寝てしまった私とはエライ違いです…。

 聡船長がいつもの原チャリ(「はらチャリ」と読むなよ)で登場し、各自に釣り座をあてがってくれる。
 私たち3人は左舷のミヨシから3番目までを、おかしたさんは右舷のミヨシに座ることに。
 ミヨシからなーたんさん・KOBUさん・私の順で決定。

 漆黒の闇を貫き、4時半出船。
 天候が気になるが今日に限っては完全防備のイデタチをしている私は雨が降ろうが、波をかぶろうが問題無し。問題があるとすれば釣果だけ。太海の海は私たちに微笑んでくるのだろうか…。

 約30分でポイントに到着。
 しばらくして親父船長から投入準備のアナウンスが流れる。
 いつものように150号オモリを付けた聡丸オリジナル仕掛けはスムーズに解けた。

 その後、すぐさまスタートのお知らせ。
 クラッチを切り、サミングして仕掛けを降ろす。

 船長から着底したら2m巻き上げてから始め、タナは2〜10mの間だと指示が出る。
 私はその指示ダナを何度か誘う。

 するとスピーカーからクロムツが上がったとの朗報が流れた。私たちと反対側の右舷のようだ…。

 しかし我々にはアタリがないまま一流し目は終了。
 仕掛けを回収したらなんと、上から3番目までのハリが団子になっている。もう笑っちゃうくらいにグジャグジャ…。

 「とほほ。最近の俺の釣果を反映するみたいだもんね。なにやっても裏目に出ちゃうんだもんね。でもいいんだ俺。最近ちょっとこんな自虐的な状況にも慣れてきたからね。ふ〜んだ!」とか思いながら怒涛の手前マツリを直す私…。

 その後、何度目かの流しでミヨシにいるなーたんさんが電動のスイッチを入れていることに気付く。
 彼の愛竿は弧を描き、竿先がガクガクと震えている。
 取り込まれたのはまさに本命クロムツ。しかもダブル!!前回クロムツの顔を見れなかっただけに私も嬉しい。

 そして間髪いれずKOBUさんにもアタリがきたみたいだ。

 
「タカギーさん、85mで食ってきましたよ!!」とKOBUさんがアタリ棚を教えてくれた。
 「どれどれ…」とか言いながらその範囲を探る私。

 仕掛けを回収するKOBUさん。
 取り込まれたのは見事な型のサバ。しかも数尾付いている。

 「では今自分が誘っているタナはもしやサバのタナだったのか…」と驚愕の事実を目の当たりにして不安感がよぎる…。
 しかし、KOBUさんの仕掛けにはしっかりと本命も1尾付いていた!

 すると私の手元に例の「ガクンガクン」とした魚信が伝わった。力強くも嬉しいアタリである。
 船長からはあらかじめアタリがあったら手巻きでゆっくりと5mほど巻き、追い食いを狙うように指示されていた。そこで私はキッチリその教えを守り、電動のスイッチを入れる。

 船内に取り込まれたのはまさに本命。
 上から2番目のハリに食っていた。

 この一瞬のワンチャンスがその後の釣果を分けることになった。
 私たちミヨシ側はなんとかクロムツを取り込めたものの、私からトモ寄りでは今イチの様子…。

 そのことをKOBUさんに伝えると、

 
「もしかしたらミヨシが潮先!?やったー、潮先ばんざい!!」と2人でガッツポーズ。

 最近ではいつも不利な釣り座で人様のオコボレにあずかっていた私たちだけに嬉しかった。運命がちょっとだけ好転し始めた気がした…。

 KOBUさんとなーたんさんはその後も好調に良型サバを数尾取り込む。

 だが、次第に魚の活性は下降線を描いた。船内は静寂に包まれていった…。
 いくら潮先だからといっても潮が流れてなければどうしようもない…。

 船長は積極的に移動し、なんとか釣らせようと努力してくれるが、その思いは魚には通じなかった…。
 午前8時。船長からオニの仕掛けに替えるよう指示が出た…。

 「最近はクロムツの釣果、良かったんですよね?」と私。
 「やっぱり私たちがとほほスソ隊だからでしょうか?それが船全体に悪影響を…」とKOBUさん。
 「イヤ、まだその結論を出すのは性急過ぎますよ…」
 こんな密談が船上でされいたことは誰も知るまい…。
 


 オニカサゴ釣りに替わってから私たちは重大な勘違いをしていたことを痛感した…。
 潮先はミヨシでなければトモでもなかった…。
 それは私たちと反対側の右舷だったのだ…。

 私の見える範囲ではおかしたさんが好調で、良型のオニをタモ取りされていた。
 右舷にいる他の釣り人たちからもときおり嬉しそうな歓声が聞こえる。

 しかし私たちのいる左舷はまるでお通夜…。
 オオドモにいた方が良型のそれを上げたもののそれ以降はアタリなし…。

 前半のクロムツで外道すらも掛からなかった私の左隣りにいた方がようやく取り込んだのが可愛いサイズのオニ。見ず知らずの人だがそれを見て私も安心した。しかし、ヒトツ席が違うだけでこれほどまでに釣果に差が出るのだろうか…。釣りのシビアさを私は実感する。

 オニ狙いで唯一あった明確なアタリはアカイサキ。
 その後、良型カサゴサイズのオニを取り込むものの時間だけは無情に経過して、午前11時に納竿を迎える。

 最終釣果。KOBUさんクロムツ・オニカサゴ各1尾(オニは子供だったのでリリース)にサバ数尾。なーたんさんクロムツ2尾にサバ数尾。

KOBUさんにサバを頂いちゃいました♪
<神様、いつまで私たちに試練を…>
 オニ狙いのとき、KOBUさん愛用のイカ竿のトップガイドがなぜかヘシ折れた…。
 その竿は記念すべきわはは爆釣隊初釣行のときから使われ、数々思い出が一杯詰まった竿だった…。
 ガイドを失った竿を手に波をかぶった彼の姿が痛々しかった…。

 わはは爆釣隊が始まった朝に使われ、わはは爆釣隊が撃沈した日に臨終した竿…。
 それは我が隊の終焉が近いことを意味しているのだろうか…。
 私たちに明るい未来は、大量の釣果に出会える日はあるのだろうか…。

 沖揚がり後、私は先週に続いてアジの干物をお土産にもらい(旨い塩辛も入ってたぞ!)そそくさと港を後にした。

 気付くと私たちはマルゴ鮮魚店(鴨川市太海1940-1)の店先にいた。
 いわゆる「負け犬ショッピング」である…。
 そこで私は刺身用として売られていたサンマ2尾にイワシを10尾購入した。全部で合計735円(税込み)。

 
「なんだ、やっぱり魚って買った方が断然安いんじゃん♪」と改めて魚屋が商売として成り立つ本当の意味を知った午前11時45分の私たちだったのであります。とほほ…。


第3戦目こそは…。
<家族はお土産の方を喜んでました…>