| ◆ 釣行日:平成14年11月30日(土) 若潮 天候/曇りのち晴れ ◆ | |||||||||||||||||||
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| <釣り物> アマダイ <釣 果> アマダイ1尾、キダイ1枚、カナド4尾、トラギス9尾、ムシガレイ1枚、ウスベニコウイカ1杯 <船 宿> 小網代 成丸 <釣り場> 相模湾 小網代沖 <タックル> 竿/Daiwa リーディングXネライ210M、リール/Daiwa SEABORG500e(道糸:PE6号)、仕掛け/hoosei アマダイ船釣(チヌ3号・ハリス3号・幹糸3号・枝30cm・全長2m)、テンビン/ヤマシタ 船テンビンK型遊動タイプ(太さ1.8mm・アーム長35cm)、オモリ/80号(黒&夜光グリーン)、その他/クッションゴム(2mm・18cm) <エ サ> オキアミ(L) <釣り座> 左舷オオドモ <同行者> 畑田氏、中村氏、加藤氏 <どう食ったか> 刺身、塩焼き |
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<日 記> 先々週のアイナメ、先週のイシモチの好釣果で一時のスランプから完全に抜け出した気のする私。
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「昨日の晩、カミサンが作ってくれたホウトウを食べたら胸ヤケしちゃって…」 午前5時過ぎに迎えに来た中村が開口一番言った。 さらに…、 「今朝、キモチ悪くて目が覚めたんです…。4、5回はトイレに行っちゃいました…」 久し振りに釣りに行けるのを心待ちにしていた同僚の中村。 以前に買ったままいまだ陽の目を見てない電動リールを初めて使えると喜んでいた中村。 今日のためにバッテリーも購入した中村。 ところがヤツは朝から絶不調の様子。 もともと船に弱いのに乗船前から気分が優れないようだ。 「1杯じゃ足りなくてお替りしたのがいけなかったみたいなんです…」 「そのホウトウが生煮えだったみたいなんです…」 「もっとジックリ煮ればよかったんですけど…」 「さっき、ソルマック飲んだんです…」 中村はハンドルを握りながら一人でブツブツ言っていた…。 私は上司としてここで気の利いたことを言うべきだろうと思った…。 「じゃあ、今日は間違いなく船酔いするな♪」 胸がキュンと切なくなるほど温かい一言である。 そんなソルマックな中村が運転する車は約1時間で小網代港に到着。 今回お世話になる成丸の船上にはすでに師匠と加藤画伯が待機していた。 その加藤画伯は広告代理店を経営するかたわらバリ島に頻繁に出掛け、島の様子をスケッチしたりカメラに収めたりするのがライフワークな芸術家である(その正体は正真正銘のカワハギおやじでありますが…)。 釣り座は左舷ミヨシに師匠、トモが私、右舷はミヨシに加藤氏でトモは中村。 案の定、師匠と中村は名竿、関東シャクリを持参している。 私たちの到着を待っていた船長は早速スパンカーを張りに船尾に来た。 そのとき…、 「伊豆大島じゃもう14、5mの風が吹いているらしいよ。3、4時間出来ればいいけどねぇ…」と困った顔でつぶやいた…。 しかし、ここ小網代港では今のところほとんど風が吹いていない。 早揚がりの不安を抱きながら午前6時30分、ロープが外された。 船はゆっくりとしたスピードで沖を目指し、約20分で最初のポイントに到着。 スタートの合図と共に仕掛けを沈める。 水深は80数m。ここは数はあまり出ないが大型のアマダイが釣れるポイントらしい。 オモリが着底したら30〜50cm底を切り、仕掛け分ゆっくりと誘いをかける。 するといきなり「ククン」と力強いアタリが訪れる。 仕掛けを回収してみるといつもの外道トラギス(だけど良型!)。 今回はこんな外道を避けるため、オモリは目立たない黒いタイプにしていた。 しかし、その効果はあまり無いようで、次のアタリはカナガシラ似のカナド…。 それと同時にミヨシにいる師匠はゆっくりとリールを巻き始めた。 「これは本命かも知れませんよ〜」と嬉しそうだ。 ところが上がってきたのは小型のキントキ。様々な魚がこの下にはいるらしい…。 その後も何度か潮回りをして移動を繰り返すが上がってくるのは外道のみ。 私の後ろにいる中村が小型ながらハタを釣り上げた。トラギス2尾しか釣れていない中村にはいいお土産が出来た。 ところがようやく師匠に本命らしきアタリが訪れる。 その引きを楽しみながら海面に顔を出したのは紛れも無いアマダイ。本日の初物である。 私がタモ取りして取り込まれたそれは40cm近くある良型。師匠はご満悦。 ここで私は集魚効果バッチリの夜光オモリに付け替えてみた。 もちろんこれを付けることで今まで以上に外道の洗礼を受けるだろうが、そこは手返し勝負でなんとか乗り切るつもりだった。 するとその直後、いきなり大きなアタリが。 最初の数mは手でリールを巻いてみた。あきらかに何か良型の魚が掛かっている。そして針掛かりを確認してから低速で電動のレバーを入れる。 巻いている最中、竿先は何度もお辞儀をした。 私はすかさず後の中村にタモの準備をお願いする。この重さ、この引き、アマダイなら間違いなく超良型である。 50m、40m、30m…、10、9、8、7、6、5m。 「ピ〜ッ!」糸が巻き終わるのを予告するブザーが鳴った。 最後の2mは手で巻き上げ、テンビンを掴み、幹糸を手繰り寄せる。 中村はいつでもすくえるように横で待ち構えている。 上バリに小さくて赤い魚が付いている。きっとカナドだろう。 そしてその下にもなにか大きくて白い魚体が見える。フグだろうか!? 引き寄せられた仕掛けの先にいたのはなんと胴長25cm以上のコウイカ。しっかりとオキアミの付いたハリが脚の根元に刺さっていた。 「へぇ、底にイカなんているんだねぇ〜」と船長は感心。 私もアマダイの外道にイカが乗るとは思わなかっただけに嬉しい誤算。 ところで本命はどうした!?
ヤツの生前にやった最後の仕事は私のイカを取り込むことであった。 それ以降、残念ながら中村の釣果が増えることは無く、楽しみにしていた久し振りの釣りは静かにそして、呆気なく幕を閉じた…。 夜光オモリで多彩な外道を釣るのも面白いが、どうせなら本命の顔を拝みたい私は再度、オモリを黒にチェンジ。 エサのオキアミがくすんで白っぽくなったらすぐに取り替えるように心掛ける。 仕掛けを下ろし、底ダチを取り、ゆっくりと誘い上げる。 アタリは頻繁に訪れた。 それはトラギスやキダイであったり、ムシガレイだったりと飽きることなく食ってくる。 バケツの中は次第に外道で溢れてきた…。 私はそれらをクーラーに入れるため竿を置き、クーラーに投げ入れていた。 そのときフト竿先が震えていることに気付く。 「むむっ、なに奴!?」と竿を取り大きく聞き上げてみる。 「グググッ…」と80m以上の深さから命のほとばしりが伝わる。 すかさず電動リールのレバーをポン! 先程釣ったイカよりもやや引きは弱いものの低速で上がってくる際の抵抗はなかなか。 しばらくして波間に現れたその魚体は紛れも無いピンク。 ヒョイと抜き上げたそれはまさにアマダイ。大きさ約25cm。一年振りに見るオトボケ顔なのだ! 「師匠、ホレ!」と手にした獲物を見せびらかす私。 「おおっ、やりましたね!」と笑顔で応える師匠。 それからしばらくして中村は目を覚ました。 「ほら、釣れたぞアマダイ!」 「いいなぁ…」虚ろな目をした中村はそう言い遺してまたホウトウの悪夢が暗躍する世界へと舞い戻って行った…。 ところが、それからさらに南西風は強さを増し、ますます海の状態は悪化していく。 無線からは周辺の僚船が早揚がりする旨の情報が飛び交う。 波頭は風で砕け、近くにいた船は大きなウネリに見え隠れする。 まだ天気がいいのだけが救いだ。キャビンの無い小型船だけに小雨でも降っていたら泣けてきただろう…。 10時ジャスト、船長は早揚がりを宣言した。 実釣3時間の短い釣りであった。しかし、死に体となっている中村には有り難かったに違いない…。 最終釣果。師匠アマダイ1尾に外道いろいろ、加藤画伯本命ゼロの外道多彩、中村ハタ1尾にトラギス2尾。 私自身、釣果的には今ヒトツだが、今日の海況からすれば上出来である。 港に着くと同じ相模湾の長井にてヤリイカ釣りに行っていたまっちゃんからメールが入っていることに気付いた。
その後、まっちゃんが負け犬ショッピングをした長井水産を横目に、帰路につく。 私は思った、 「まっちゃん、イカ釣りに行ってボウズなのに俺、アマダイ狙いでイカ釣れたんだな…」と。 結局、今回もアマダイのアタリをアワセられなく、来年のお小遣いアップの夢も潰えた11月ラストの釣行でありました。 ところでアマダイって置き竿のが釣れるんじゃないの!? |
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