釣行日:平成15年1月11日(土) 小潮 天候/曇りのち晴れ 

<釣り物> マダイ
<釣 果>
 イシモチ1尾、ドンコ1尾、クラカケトラギス1尾
<船 宿> 横浜山下橋 打木屋
<釣り場> 東京湾 観音崎沖〜鴨居沖〜久里浜沖
<タックル> 竿/サクラ 金剛喰わせカワハギ1.75m、リール/Daiwa ミリオネアCV-Z250F(道糸:PE4号)、仕掛け/銀座東作オリジナル 金てんや(ハリ18号・オモリ2号)、テンビン/鋳込みテンビン30号、先糸/サンライン トルネードSVI3号(3m)
<エ サ> シバエビ
<釣り座> 右舷オオドモ
<同行者> TAKE氏、コウ氏
<どう食ったか> ―

<日 記> 新年最初のターゲットにショウサイフグを選んだばっかりに本命1尾からスタートした今年の釣り…。
 まあ、現在のニッポン企業と同じように釣果がマイナス成長にだけはならないことを願うばかりであります…。

 しかし、
「前回はあまり釣れなかったから今回は無難な魚でもやるか…」
 なんて考えるようでは釣りサイトの管理人はやっていけません…。
 釣りが守りになった途端、ハタから見ている人にはつまらないヤツと映るでしょう。
 想像してみて下さい、この「毎週釣り日記」のレポートが毎回ビシアジだった場合を。

 ってことで今回選んだのが
鴨居式のエビタイ(ちなみにタイ式のキックボクシングはムエタイ…)。

 このエビタイ、わはは爆釣隊のご意見番、まっちゃんに言わせると
「東京湾イチ釣れない釣り」
 しかも、選んだ船宿の打木屋さんのサイトを見ると、
「小型は混じりません。大型狙いです」と書いてある。

 つまり、釣れればデカイのです。
 だけど、言い方を変えればデカイの食わなきゃ本命ボーズ…。
 ギャンブル性の高い鉄火場系釣り物であります。

 しかし、男に生まれ、釣りを趣味としたからには、ボーズを恐れてはいけません。
 挑戦者はハードルが高ければ高いほど燃えるものなのです!!(なんか今日の俺って男らしいな…)

 そんな釣れない釣りに敢えてチャレンジする私に付き合ってくれたのがTAKEさんと今回わはは釣行初参加のコウさん。

 そのコウさん、釣り歴の浅い我々メンバーとはキャリアが格段に違う大ベテラン。
 それゆえに釣りに対して持っている知識の引出しの数はハンパじゃない。
 人呼んで、
「爆釣隊の生き字引」「沖釣りの昭和史」「船上のバリアフリー」「長老」「翁(おきな)」(全部ウソです…)。

 ちなみにコウさんの好きな魚は「赤い魚」。
 何故かといえばずばり、食べて旨いから(ホントは奥様が赤いの釣ってこいって陰で指令を出しているって噂もチラホラ…)。
 赤い魚に縁の無い私たちにとっては大変に心強い味方。

 そんなコウさんが今回のエビタイに同行してもらえるとなればまさに渡りに船。
 例えるなら、少年野球のチームに大リーガーが参加したようなもの。
 さあ、迷える子羊たち(私とTAKEさんのことね)に明るい未来は待っているのか!?




 今日が今年初めての釣行になるTAKEさんの車に乗せてもらい新山下にある打木屋さんに着いたのが午前6時半。

 店先に車を停めると先に到着していたコウさんが私たちを迎えてくれる。
 新年の挨拶をし、コウさんの案内で車を駐車場に入れ、受け付けを済ませる。

 女将さんが差し出した名簿にはスミイカやビシアジのお客さんの名前しか記入されてない。
 「おっ、ラッキーじゃん!!」なんて無邪気に喜んでみるが、他に釣り客がいないのにはそれなりに理由がある…。
 そう、今年に入ってマダイの釣果が今イチなのだ…。

 「東京湾イチ釣れない魚」に輪を掛けて、「最近特に釣れてない」。
 KOBUさんならきっと、
「でも、マイナス掛けるマイナスはプラスになるから…」と言うだろうが今までの経験でプラスになったことは限りなくゼロ…。

 ますます深まる懸念を抱きつつ私たちは席を確保するため船へと乗り込む。
 コウさんが右舷ミヨシ、私がオオドモ、そしてTAKEさんが左舷のオオドモをキープ。四隅のうち3箇所を私たちで押さえた。これがオセロゲームなら勝ったも同然なのだが…。

 出船までの間、皆さんと雑談をして過ごすがその後、乗ってきたのは船長だけ。
 定刻の7時30分、結局私たちだけの仕立て状態で船は沖を目指した。

 約1時間弱で最初のポイントである観音崎沖に到着。
 ポイント到着までキャビンでお酒を飲みながらコウさんの話に耳を傾けていた私たちは意気揚々と戸外に出た。

 ところが、予想以上に風が強い…。
 「コツ…」とした小さなアタリを取るエビタイに風は大敵…。
 「う〜む、さらに条件が厳しくなってきたな…」と私はさらにイヤな予感…。

 船長からエビの付け方を教わって8時30分、最初の投入。

 水深は約80m。
 鋳込みテンビンが着底し、糸フケを取ったあと、ハリスの長さ3m+50cm巻き上げアタリを待つ。

 私の師匠・畑田氏が言うには
 「常連客ほどタナを合わせたらジッと待つのです。思い出したようにときどき誘うだけで、それもゆっくり上げてゆっくり下ろすのです」とのこと。

 しかし、そうは言われてもお腹にハリを2本も刺され、テンヤの上にアタマをゴムでグルグル巻きにされているエビが海中で「ダラ〜ン」としている様はどう考えても魚が食うようには思えない。少なくても私だったら絶対に食わない(俺は魚かっての…)。
 そこで私は師匠の言いつけを守らず頻繁にゆっくりめの誘いを行う。

 そんなとき、いきなりコウさんの小型電動リールの巻き上げ音が耳に届く。
 竿先には確かに魚がいることを伝えるシグナルが出ている。
 だが、大ダイを掛けて豪気に電動巻き上げをするとは考えられない、さて…。

 抜き上げられたのは良型のイシモチ(通称「グゥグゥ」)。
 そのグゥグゥ、その後は私・TAKEさんの順でヒットし、完ボを救う救世主となる…。

 しかし、幾度かの流し替えを行ってもマダイからの魚信は遠い…。
 ときどき姿を現すのはトラギスくらいなもの…。

 ところがさすがは赤魚ハンターのコウさん、渋いながらも小型のオニカサゴを取り込む(合計3尾ゲット)。
 さらに食べ頃サイズのマダコまで手中に!

 私やTAKEさんといえば相手にしてくれるのはトラギスのみ…。
 寒い中一生懸命に手巻きで80m下のトラギスを取り込む切なさといったら…。

 きっとエビタイにもなんらかのテクニックがあるのだろうが、小物釣りと違い釣り人の技量が介在する部分が少ないように思う。
 技術が発揮出来るとしたらそれは大ダイが食ってからの取り込みに関してだけのような…。
 だけど、食ってこないのだからこっちとしてはただアタリを待つだけの釣りに終始するのみ…。

 結局、タイからのアタリらしいアタリも訪れず、午後2時45分納竿。
 実釣時間約6時間の静かなる闘いは終了した…。

 あこがれの大ダイゲットの夢は予想通りに撃沈。
 しかし、そんな簡単に実現する夢では面白くない。
 必ずや何度かチャレンジして2kgオーバーのマダイを手に入れるぞと心に誓う。

 思い起こせば私が釣りを始めて間もない平成13年3月、師匠とメバル釣りに訪れたこの打木屋さんで、店内に飾られてある3kg以上のマダイの魚拓を指し、
 「ここの宿はカワハギ竿でこんな大きなマダイを釣らせるのです。腕が無いとこれほどのタイは上げられないのです」
 と師匠が語った言葉を思い出す。

 その当時はその言葉の意味が理解出来ずにいた。
 そして自分にはまったく縁の無い世界の話だと思っていた。
 ところがそれから2年も経たない本日、自分がその宿でカワハギ竿を手にし、マダイと対峙していたと思うと約2年の時の経過は少しずつではあるが私を成長させてくれているのだと実感する。

 夢は潰え、現実のホロ苦さを味わったが、それは決して叶わない夢ではない。
 私にとってのエビタイは初心者からの脱却、師匠に対して成長した証を知らしめる恩返しのような釣り物なのだ…。
 夢は大きく、望みは高く、そして決して諦めず挑戦すること、それが私の釣りのスタイルなのである(おお、久し振りにマトモなこと書いてるな俺…)。

 


【後 記】

 帰宅後、我が掲示板を見るとKOBUさんからの書き込みを発見。
 そしてそれを読んだ私は愕然…。




Re: スソだーーー!!! KOBU - 2003/01/11(Sat) 19:49 No.2187   <HOME>

打木屋のサイトを見てきたら

■タイ(出船7時半)
出船せず

一体何が・・・・・・



 ま、まさかとは思いつつも早速打木屋さんのHPを訪れ、「本日の釣果」をチェックしてみたら












それならいっそ…。











 って書かれた方がまだマシ…。
 ところが現実は存在すらも認めてもらえない私たち…。
 ああっ、俺たちの明日はどっちだ!?(号泣)


TAKEさん「今回はトラギスのイヤリングで〜す♪」
<コウさん、また近いうちに闘いましょう!!>


TAKEさん曰く「嫌われる外道3兄弟ですよ、これ…」
<今晩のおかずたち…>