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| <釣り物> マルイカ <釣 果> マルイカ1杯 <船 宿> 鴨居大室港 五郎丸 <釣り場> 東京湾 鴨居沖 <タックル> 竿/シマノ 幻波マルイカ240(50〜60号)、リール/Daiwa ミリオネアCV-Z250F(道糸:PE4号)、仕掛け/【A】ヤマシタ イカプロシステムマルイカ(幹糸3号・間120cm・枝5本用)+スッテ(下記参照)【B】ヤマシタ イカ釣プロサビキマルイカ用(スッテ5本・ハリス3号・幹糸4号・枝20cm・間100cm)、オモリ/50号 <エ サ> ― <釣り座> 左舷トモ3番目 <同行者> 師匠 <どう食ったか> 刺身 |
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<日 記> 本日は、久し振りに我が師匠との釣行が実現しました。
シロギスは先週末に未成熟な子供ばかりを釣り上げ、自分がロリータ系性倒錯者みたいに思えてしまい、今は自粛中…。 タチウオについてはまだ細そうだし、噛むから恐いのでパス…。 残るはマルイカ。釣り場近く、水深浅く、今が旬ってことで迷わずコイツに決定。 宿は師匠お気に入りの鴨居大室港にある五郎丸さん。 思い起こせば一年前、わはは爆釣隊のメンバーにて同宿でマルイカ狙いで出撃しました。 あのとき、釣果はヒトケタでありましたが、「イカ釣り=疲れる」との今までの認識を大きく覆す体験をし、非常に面白かった記憶があります。 小物釣り感覚で出来るマルイカ。穏やかな海でのんびりと竿を出し、ご無沙汰していた師匠と取りとめのない話をしたり、ビール飲んでおつまみ交換しあったり、技術的な指導を仰いだり…。 ああ、なんて楽しそうな釣行でありましょうか。わはは。 ■ 船長のダメ出し 師匠が指定した待ち合わせ時間は午前5時15分。ジャスト5時でなければ5時半でもない5時15分。 私はこの時間設定に何かしらの意図を感じたが敢えて問うことはしなかった…。 時間ピッタリに到着した師匠の車に乗り込み、生麦インターから高速に入る。 いつもであれば大黒インターから入り、湾岸線を使うはずだが、まあこれもその理由を訊かなかった…。 宿に到着するまでに車内で知った師匠の近況。 1)勤続20年で会社から一週間の休暇と現金数万円をもらった 2)それを使って奥様と二人で九州へ旅行に出掛けた 3)九州はパワフルで面白い 4)でも暑い 5)勝浦でサンマのコマセを使った大型ハナダイ釣りをやった 6)マダイサイズの良型を数枚釣った 7)お子さんの通っている塾にお金が掛かるため奥様から「釣りは月に1回にして!」と言われた 8)ボーナスが減額になったのに保険料をドバッと取られ、とても厳しい 9)部下が一名失踪し、その分の仕事が回ってきて忙しい 10)コンビニあったら買い物したい いろいろと師匠も大変そうなのだ…。 車が五郎丸の駐車場へ着くと、結構な数の車が停まっていた。 早速、宿に向かうが、受付けのカウンターに置かれたマルイカの乗船カードは想像以上にたくさん綴じてある…。 本日、受付けを務める福本勘吉船長によると、 「マルイカ?釣れてないよ。今日だって7人の団体さんがいるから混んでるけどいなかったら寂しいもんだよ」 と、いきなりのネガティブ発言…。 入り口横にある席取り表を見ると四隅はしっかりとキープされていた。先般の団体さんは左右のミヨシ周辺に固まっている様子。 そこで師匠が左舷トモ3〜4番目に私たちの名前を書き込む。 料金、5,000円を支払って乗船。 師匠がトモ寄りの席を私に譲ってくれ、トモ3番に私、4番が師匠。 今回の私の仕掛けは半自作とした。 ヤマシタから出ている幹糸にクロスビーズを配してある市販品に、いままで買い揃えてきた数々のスッテの中から取捨選択し、結ぶ作戦。 とりあえず選ばれたのは、
2) 以前、TAKEさんから貰った羽根付き赤青コンビ 3) 昨年絶好調だった伸縮素材の黄色スッテ 4) やっぱり外せない赤白コンビの目玉付き 5) イカ釣りの王道、ケイムラスッテ これを枝ス20cmで結んで完了。 師匠は市販品を改造して真ん中に12cmのケイムラのプラヅノを配してある仕掛けを取り出す。 「ふふふっ、下から2、3番目あたりにケイムラを結ぶのが師匠式なのです!」と不敵な笑み…。 「師匠式って言っても雑誌かなにかで仕入れた情報でしょ?」と、弟子は思うが当然口にはしない…。 最終的には、最近の釣果が芳しくないにも関わらず、その後も多くのマルイカファンが駈け付け、結局2隻出しとなる盛況振りになったのだ。 ■ スミ爆弾炸裂! 遠藤秀雄船長が舵を握る私たちの船は定刻の7時30分、大室港を離れた。 朝方降っていた雨もやみ、風のない曇り空。 港前の穏やかな海を見る限り、今日の東京湾も機嫌が良さそうである。 船は港を出てすぐの真沖でスピードを緩める。航程10分にも満たない超近場釣行。 目の前にあるのは観音崎大橋。 しばらく魚影を求め、船を回していた船長から投入開始の合図がかかる。 オモリは約20mで着底。 しかし、この最初の投入では全員型を見ずに終わる。 続く、第2投目。 左舷では私の知る限り本命は上がっていない。ところが、足元にあるパイプからは勢いよく海水が噴出し始めた。どうやらどこかで誰かがマルイカを上げたようである。 そして、第3投目。 ついに師匠に乗りが訪れる。ところが、巻き上げ途中で痛恨のバレ…。 それと同じくしてトモ2番目氏がマルイカのダブルを達成。しかし、取り込む際に刺激を与えてしまったらしく、驚愕のスミ爆弾が激射され、半径50cm以内が暗黒地獄と化す。 そのご本人もモロに顔射を受け、白いTシャツもいきなりのツートーンカラー。 人ごとながら(だから)その惨状を見ていた私は大笑い。 しかもそのトモ2番目氏、顔をタオルで拭いたものの、鼻の下を拭くのを忘れ、数本残ったスミのラインがどう見てもバカ○ンのパパ状態…。
「オオドモの人、その人の友だちなんだからさ、スミが鼻毛みたいに見えるって教えてあげなよ…。じゃないと俺、釣りに集中出来ないじゃん…」と私は内心悶絶…。 そんなとき、突然私の仕掛けが重くなる。 ゆっくりとバレないように注意しながら無事、食べ頃サイズのマルをゲット。 師匠を出し抜いての1杯。ウッシッシ…。 その後、観音崎灯台の下あたりに移動をするが、イカが触るのは分かるもののスッテに乗るまでに至らない…。 師匠も隣りの人とのオマツリが頻発して型を見れないまま時間が経過した。 ■ 師匠の追い上げ 周りにいる僚船でもそれほど活発にイカが釣れているようには見えない。 潮は朝方からあまり流れず、道糸はほとんど真っ直ぐ状態。 タナは底中心に探ってみるが、イカが触る感触すらも次第に減ってきた。 そんな状況のまま開始2時間を経過したあたり、師匠にようやくの本日の1杯が上がる。 「いやぁ、やっと釣れたぁ。どうなることかと思いましたよ…」 と師匠、勤続20年のベテラン社員なのに無邪気に喜ぶ。 「これでタカギさんと並びましたよ!」 「しかし、並んだと言ってもお互い1杯ずつの低レベルな闘いですね…」 「仕方ないですよ、トモ側が潮先ですから」 「でも、ミヨシ方面も上がってますよ…」 「う〜む…」 そう、トモ2番目のいまだに鼻の下に黒い筋を付けた青年はポツポツながらコンスタントにマルイカを釣っている。オオドモの人も然り。 ミヨシ側の団体さんも私たちより乗せているのは歴然。 な、なのにどうして俺らだけ…。 その気まずい雰囲気を打破しようと師匠は話題を変えた…。
師匠のあまりにも唐突な発言に私は思わず腰が砕けそうになる。 しかし、気になるので操舵室に目を向ければ…。 ああ、その真実は皆さんが直接見てご判断下さい…。 さて、釣果の方はこのままこう着状態が続くかと思われたが、後半に師匠が怒涛の快進撃を見せる(「怒涛」といっても大したことありませんが…)。 私が、缶チューハイ飲んで牛舌のおつまみを食べているスキにコッソリとケイムラのプラヅノに本命を乗せる。 さらに、ラスト2番目の流しで3杯目をゲット。 そしてそのまま、ドラマチックな展開など見せず、午前11時50分、納竿…。 ■ お互いのお土産 船が港に着くと、勘吉船長がトモ2番目氏を見て、 「おおっ、少なくても1杯は釣れたみたいだねぇ!」と苦笑い。 私たちは宿で手と顔を洗い、港をあとにした。 建ち並ぶ船宿群の端でオバサンが師匠に小声でなにか話し掛けた。 通り過ぎようとした師匠、踵を返してオバサンに質問をする。 「今日はなにがあるの?」 「サザエとタコですよ」 「じゃあ、タコ1杯下さい」 「はい、1,000円ね。お客さんは?」 「ああ、僕はたくさん釣れたからいらないです…」 あとで師匠に訊くと、下船後の釣り人相手に漁で上がった海産物をコッソリと売っているのだという。浜値に比べれば若干高いだろうが、それでも市場価格よりは安いらしい。 お腹が空いたので佐原インターの手前にあるラーメン屋さんでとんこつダシのラーメンとビールを頂く。 満腹感とビールが効いたのか帰りの車内の記憶が私にはなかった…。 気付くといつもの待ち合わせ場所の近く。 「ども、お疲れ様でした」 「タコはいらなかったの?」 「ええ…」 私は、自宅近所にあるコンビニに寄って、イシイのチキンハンバーグ を買った。これが我家で魚が釣れなかったときの代表的なお土産なのである…。 家内と子供たちに釣果を訊かれ、そのお土産を見せると誰もが納得し、誰もが押し黙る…。 「ハンバーグには目玉焼きを乗せてくれよ!」 私はこれを買ったきたとき、決まってフテクサレ気味に家内にそう注文するのであります。 もちろん、今晩食べたイシイのチキンハンバーグは甘酸っぱくて涙味だったことは言うまでもありません…。 |
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