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<日 記>
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「あ、あなた!ご、極道の人から年賀状来てたわよっ!!」
今日、釣りから戻ってきた私に家内が開口一番そう言いました。
血相を変えた彼女が差し出した葉書を見て、私は即座にTAKEさんからだと理解したのです。
「あのねぇ、これはTAKEさんだよ。それに極道じゃなくて釣道って書いてあるでしょが…」と呆れる私。
「た、TAKEさんからなの!?私はすっかり“その道の人”からだと…」
まあ、確かに「その道の人」っぽくも見えますが、道は道でも道違い…。
それにしてもカッコいいですねぇ。
どこか男気すら感じます。
新年に相応しい言葉ではありませんか。
それにTAKEさんの姿も粋(「わく」と読むなよ!)です。
サラシを巻いた上半身に燦然と輝く「しめ飾り」。
手にしているのは愛用の竿でしょうか。
その傍らにバランスよく配置された「鏡餅」「江戸角凧」「獅子頭」が一層の正月らしさを醸し出しております。
「TAKEさんって、あのTAKEさんよね!?」
「前に一度会ったことあるだろ。あのTAKEさんだよ」
「随分と様子が変わっちゃったけど…」
たしかに無理もありません。以前、家内がTAKEさんと会ったのは昨年の5月4日、今からちょうど半年前。
その頃のTAKEさんと今のTAKEさんでは同じTAKEさんでも(TAKEさんTAKEさんってシツコイですか?)まるで別人なのですから。まさにフルモデルチェンジって感じです。
| ◆写真で見るTAKEさんの沿革◆ |
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| <旧TAKEさん> |
<現TAKEさん> |
今回のイメチェン(死語です…)に関しては賛否両論あるでしょうが、今のTAKEさんも得難いキャラクターとして、私は大いに魅力的だと思います。
さてさて、遅くなりましたが皆さん、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ弊サイトをご愛顧下さいますよう、お願い申し上げます。
管理人は「日本一情けない釣りサイト」「日本一タメにならない釣りサイト」を目指し、一意専心の覚悟で臨む所存であります。
皆様の応援がキラーコンテンツであるこの「毎週釣り日記」更新の原動力です。
ただし、励ましのメールを頂戴するのは嬉しいのですが、タイトルに「援助交際希望。」と書いて淡い期待を持たせる○丸の○船長、メールを開いてアナタ様からだと分かったときの私の奈落の底に突き落とされたような無念さをどうするおつもりでしょうか。お詫びのシルシとして今度、お気に入りのピ○サロに連れて行って下さい。わはは。
■ 初釣りはオニ・アマで決定
本日は、今年最初の釣り。
それは一年の内で最も慎重に釣り物を決めなくてはならない釣行である。
何故なら、「一年の計は元旦にあり」というが、「一年の釣果は初釣りにあり」ともいえるからだ(誰が言った?)。
しかし、だからといってアジ・キス・スミイカ・タチウオあたりを選択するのは今イチ正月らしさに欠ける。
やはり初釣りは、おめでたい赤い魚かショウサイフグあたりが妥当ではないかと判断。
当初、わははメンバーからお誘いを頂いたのが、
◇初釣りプラン1/TAKEさんと行く、相模湾アマダイ悲願のリベンジ対決コース
◇初釣りプラン2/まっちゃんプロデュース、大原フグか長井のヤリイカひっかけコース |
の2プラン。アマダイやフグであれば縁起物指数はかなり高い。
ところが、プラン1は、TAKEさんが奥様のご両親との温泉旅行に同行することになり、急遽中止。
3日に予定していたプラン2も、当日、私の親が遊びに来ることになり、あえなくキャンセル。
そこで思い付いたのが、
| ◇初釣りプラン3/KOBUさんに便乗、外房オニ・アマ2大赤魚ダブルチャンスコース |
もともと、KOBUさんは4日に聡丸で初釣りをする予定であった。
しかも、その釣行には「外房の錬金術師」改め「クースー・おかした」こと、年末のわはは忘年会で沖縄の地酒、古酒(クースー)をロックでガンガン呑み、「ベテラン釣り師」のイメージから一気に「ヘベレケの人」へと変身した悲運の男、おかちゃんも参加するのである。
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| 「魔酒」クースーにやられたおかちゃん… |
釣り物・同行者いずれも魅力的である。
さらにその釣行には、なーたんさんも飛び入り参加されるとのこと。
私はなんのタメライもなく、これを本年の初陣を飾る釣りと決定した。
そして本日午前3時、KOBUさんの車に乗り込み、いざ約束の地、太海へ。
お世話になる聡丸さんの駐車場に着いたのが午前4時過ぎ。
いつものように、おかちゃんの車は誰よりも先に到着していた。彼は今、仮眠を取っている最中(「モナカ」じゃないぞ!)なのだろう。
時間を持て余していた私とKOBUさんは車外に出て、港をブラつく。
目の前には繋留されている数々の船。
そしてその各船尾には、それぞれの船名が刺繍された大漁旗がずらっと勢揃い。こんな壮観かつ勇猛な港の光景は今まで見たことがない。
しばらくするとなーたんさんも到着。
私たちは時間まで車内にこもり、勇む気持ちを静めた。
5時を回った頃、目の前に停まる車からおかちゃんが姿を現す。
私たちも戸外に出て、皆さんと新年の挨拶を済ませ準備に取りかかる。
その後、駐車場にいる女将さんに料金を支払い、アマダイ用付けエサのオキアミを購入。
女将さんから指示された釣り座は右舷。
今回は各自バラバラで予約を入れたのだが、聡丸さんの計らいで4人仲良く右に並ぶことが出来た。
その後、船着場に行き、聡船長と挨拶を交わす。
さあ、ついに平成16年最初の釣行がスタートするのだ。
この港に戻ったとき、私たちは笑っているのか沈んでいるのかその点がヒジョーに気になるが、まあ今年の初釣り、今日くらいはのんびりやりましょう。わはは。
■ 「鬼ころし効果」か?
午前5時40分、飾られていた大漁旗が外された(残念、外しちゃったのね…)船が港を離れる。
釣り座は右のミヨシから、おかちゃん・KOBUさん・私・なーたんさんの順。
船中、10名が乗り込んだ満員御礼状態である。
まずはオニカサゴのポイントへと向かう。
出船前、おかちゃんが自分で切ったサバの短冊を差し出してくれた。おかちゃんにはいつもお世話になりっぱなしである。
KOBUさんは鴨川のローソンで買った「鬼ころし」をお神酒として海に注いだ。
私もミニサイズのワンカップ大関を奉納。
「どうぞ今年も釣れますように、お願いします…」と手を合わせてお祈りする私。
「えっ、『今年も』ですか?」とKOBUさん。
「『今年は』でしょ!?」おかちゃん。
痛いところを突かれた…。
航程約40分で最初の釣り場に到着。
まずは170mダチからのスタート。
私は、おかちゃんから貰ったサバ短を刺す。
普段はあまりタコベイトを付けないのだが、周囲がまだ暗いこともあり、気休め程度に夜光グリーンのそれも装着。
潮の流れが速いのだろうか、リールのカウンターを見ると実際の水深よりも10m程出て着底。
底ダチを取り、1m巻き上げて誘いに入る。
昨年、この聡丸で幸運にも1.9kgのデカオニを上げた私は、また同じ思いを期待する。
ベテランアングラーのおかちゃんによると、大きなオニカサゴほどアタリは小さいという。
いかにその繊細なアタリを捕らえ、食い込ませ、アワセるかが良型攻略のポイントなのだろう。
そして、何度目かの移動後、KOBUさんがゆっくりとリーリングに入った。
竿先にはときおり海中の魚が抵抗するシグナルが出ている。
やがて海面に姿を現したのはやや小振りながらも堂々の本命。
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| <爆釣隊の桃太郎の面目躍如!> |
さらにその数10分後、またもやKOBUさんにヒット。
竿の曲がり具合からして先程のオニよりも良型を想像させた。
聡船長の差し出したタモに収まったのは1kg以上はありそうな中型オニカサゴ。
船中では左舷にいる方が1.8kgのデカオニを退治していたが、二枚潮で釣りづらい状況が続いていた。
その中でKOBUさんの2尾の釣果はさすがである。
「2匹目は小さいアタリを捕らえてアワセることができ、自分としては大満足です!」とKOBUさん。
「やっぱり『鬼ころし』が効いたのですよ」と謙遜していたが、酒よりやっぱりアームでしょう。
7時45分、「潮が悪いのでアマダイに行きます」と忠夫船長からのアナウンスで前半戦が終了。
結局、私たちの中で本命の顔を見たのはKOBUさんただ一人となった。
■ アマダイの味は忘却の彼方…
20分ほど移動をしてアマダイのポイントに到着。
オニカサゴの顔を見ることが出来なかった負け惜しみではないが、私の今日のメインはこの後半戦なのだ。
先日の葉山でのアマダイ釣行で(ボウズだったけど)オニを2尾持ち帰っていたし(小型だったけど)、オニカサゴの旨さは十分に承知しているつもりである。
それよりも私はアマダイの顔を見たかった。
いや、顔とは言わず背中でも腹でも例え足の裏だろうと見たいのだ。
そいつを釣り上げて昆布締めとか酒蒸しとか干物とかにしてどんな味だったか思い出したいのだ。
現在、私はアマダイ4連続ボウズ。
さすがのKOBUさんも5連続ボウズ。
私たちの成績だけを見るとヒラメを越えた難易度である。
もしかするとワラサ以上の難敵かも知れない。
ここでハッキリさせておきたいのだが、私たちが追い求めているのはマダイではなくアマダイなのだ。
マダイで連続ボウズならまだ許せる。
だがしかし、アマダイごときで4回も連続でボウズを食らうのは許し難い。
「っていうかぁ、ありえなくな〜い?」
今、コギャル風にそう思ったアナタ、バカを言うな!ありえたから私は腹を立てているのだ!!
「マジ、釣りとかヘタだと思うしぃ〜!!」
「とか」ってなんだ、「とか」って!!お前は魚が釣れなかっただけで俺の生き方も否定するのか!!
「マジ超うざい!!」
「マジ超釣れない!!」んだバカッ!!
いけません、あまりにも釣れないので一人で逆上してしまいました…。
まあ、正直なところ、
「そろそろ本当にお願いしますよ…」
って感じの私なのです(お願いするキモチが強いため、思わず文章まで「です・ます」調になりました…)。
■ 疑い・恨み・諦め
アマダイのポイントに移動しても相変わらず潮は速いようだった。
そこで、聡船長が追加のオモリを各自のサニービシの中に装着してくれる。
ビシの窓は下が全閉、上を半分ほど開けるよう指示が出た。
忠夫船長からオマツリ回避のため、サミングしながら仕掛けを降ろすようアナウンスがあり、全員が投入。
水深約80mで着底。タナは1m。
私は、前回のアマダイ釣行のときにおかちゃんから教わったコマセの出し方を励行した。
底ダチを取ったらまず1回コマセを振り、50cm巻いてさらにもう一振り、タナに合わせたら最後にまた1回。
海の中の仕掛けの動きも常にイメージしながら誘いを入れる。
最初に食ったのはカナガシラ…。
相模湾ではヒメやトラギスに悩まされたが、ここ房総の海ではコイツが猛威を振るうのだろうか…。
しばらくすると今度は、小魚とは明らかに違う強い引き込みが到来。
「も、もしや!?」と思い、手巻きで慎重にヤリトリをする。
しかし、私は久しくアマダイのアタリや引きからご無沙汰しているので本命かどうかの判断がつかなかった…。
取り込まれたのはサバ。ガックリである…。
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| <なーたんさん、渾身の一枚!> |
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| <おかちゃん、この魚は食ったんですか?> |
だがその後、なーたんさんに良型のハナダイが食ってきた。
正真正銘のデコダイ。これは嬉しい外道、非常に羨ましい…。
KOBUさんには良型サバの一荷。
丸々と太って美味そうなのだが、どちらかといえば丸々とした目玉の方が欲しかったに違いない…。
おかちゃんは、リリースサイズのオニカサゴを釣り上げたようだ。
さすがはベテラン、さすがは手練れ、底をしっかりとトレースしている結果である。
船長は常に移動を繰り返し、アマダイのポイントを攻めてくれたが、私に食ってくるのは先般のカナガシラ等の招かざる魚ばかり…。
しかし、海底にはまったくアマダイがいないわけではないようだ。
何故なら、反対側の左舷で前半戦にデカオニを釣った方がいきなり51cmの良型アマダイを釣り上げていたからだ…。
しかも、その人は順調に数を伸ばし、合計3尾のアマダイをゲットした。
当初、新春の初釣りだからのんびりやろうと決めていた私のお正月気分は木っ端微塵にフッ飛んでいった…。
私の中にあるアマダイに対する感情の残滓は、疑念・怨嗟・諦観だけであった。
「俺は一生、アマダイと縁が無いのかも知れない…」
「クソっ、人のことを散々コケにしやがって…」
「どうせ俺には釣れないんだ、どうせ俺にはカナガシラがお似合いなんだ」
そんな思いが心の中にくすぶり続けた…。
午前11時40分、最後の流しが終了。
結局、私たち4人組にアマダイは食ってこなかった。
おかちゃんですら釣れないのだからこの私がボウズでも仕方ないと思うことにした…。
■ おかちゃんの今年
港に戻って船を降り、帰り支度を始める。
下船後、聡船長にお世話になったお礼を言ったとき、とても困った顔をしていたのが印象的だった…。
「あぁぁ、またやっちゃったな、この人たち…」そんなことを思っていたのかも知れない…。
駐車場では女将さんが慈悲深く、博愛の精神を持って私たちを迎えてくれた。
そして、温かい励ましの言葉と共にサービスの五目おこわとお茶を差し出してくれる。
その気遣いに私は思わず、女将さんの胸にすがりつき、号泣したくなった。
KOBUさんの車に乗り込んで、駐車場を出る間際、おかちゃんが車のフロントガラスを拭いている姿が目に入った。
沖に出ている間に、彼の愛車のフロントガラスへどこかの鳥が大量のフンをドバッと投下したのだった。
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| <しかも、運転席のまん前です…> |
「これで運が付きましたよ…」それを見て、寂しそうにおかちゃんが呟いた。
翌日、おかちゃんから一通のメールが私のケータイに届いた。
| D |
04/01/05 16:58 |
| F |
おかちゃん |
| Sub |
発疹男 |
昨日はお疲れさまでした。数少ない魚を刺身で食ってやろうと欲をかき小さいサバまで刺身で食いましたら夜中に突然全身に発疹ができ緊急病院に行くはめになりなりました とほほ。やはり貧果は病気をも招きます!と言うことで初出というのに休んでしまいました〜!
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どうやら運は益々下降しているようだった…。
「一年の釣果は初釣りにあり」が本当だとしたらおかちゃんにとってこの一年はどんな釣果になるのだろうか…。
メールを読んだ私は、夕暮れの空に飛ぶカラスを探したが、すでにネグラにいるのか一羽も見付からなかった。
もしも、頭上にカラスが飛んでいたなら、私たちのことを「アホーアホー」とバカにしたかも知れない。
私は身震いして、駅のホームに向かった…。
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