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<日 記> 私に「釣り心」がついてからずっと気になっていた船宿があります。
それは江ノ島方面にあり、「わははの元祖」であるベルデさんも常連客に名を連ね、氏のレポートにたびたび登場している大変に有名な宿。
その宿の名前は萬司郎丸さん。
まず、その名前がイイではありませんか。「萬司郎」ですよ。
その屋号から「風格」とか「伝統」とか「重厚感」を感じてしまうのは私だけでしょうか。
これがもし、「万次郎」だったらちょっと印象が変わっていたような気が致します。
なんとなく「遭難」とか「鎖国」とか「幕末」といったコトバがイメージされますし…、
「すんません、さっき頼んだ生中まだ?ついでだからオーダーしていい?まずね、刺身5点盛りね。あと焼き鳥の盛り合わせ。うん、全部塩で…。えっとそれからサイコロステーキに枝豆とポテトフライも…。あ、あと塩辛と冷酒ね。うん、オチョコは二つ…」
「はい、よろこんで〜っ!」
ってな居酒屋っぽい会話が聞こえてきそうです。
そして萬司郎丸さんには、「鉄人」と呼ばれるシロギス釣りの達人がいらっしゃるのです。
しかも、その鉄人の奥様も相当な腕前の持ち主らしいのです。
以前から噂に聞いていたその釣れっぷりとテクニックをこの目で見てみたいというのも萬司郎丸さんに行きたい理由のヒトツでありました。
そんな私のキモチを知ってか知らずか、「中野のアナゴさん」「浅場の魔術師」「M(といっても「メイド」じゃないぞ!)系アングラー」と呼ばれ、某港で見ず知らずの人から「わははの人ですよね!?」と訊かれ、「いえ、違います!」とキッパリ全否定した(実話です)猛者、やまやさんからこの度、萬司郎丸さんでのシロギス釣行のお誘いを受けた次第です。
そんな訳で、ついに念願の「初萬司郎」「初鉄人」の夢が叶いました。
東京湾のスレッカラシなシロギスと違い、相模湾のキスとは友好的な関係が築けるような気がしております。
ヘンに誘わなくてもアチラから手を差し伸べるというかクチを差し出してくれるような予感がしております。
本日は、人生2回目となる相模湾でのシロギス釣行。
相模湾に浮かび、大好きなシロギスと戯れ、缶チューハイなどチビチビと飲る休日を思い描くと、ついつい心が浮き立ちます。
さあ、今日こそは超メチャメチャテンコ盛りに釣ってやっかんなコンニャロめっ!!(何故か好戦的です…)わはは。
 再会、そして開栓…。
やまやさんに迎えに来てもらい、午前6時過ぎには萬司郎丸さんに到着。
早速二人でお店にお邪魔すると、店内はすでにたくさんの釣り人で賑わっていた。
そこに愛らしい笑顔の女性が一人。やまやさんが紹介してくれたそのお方こそ、鉄人の奥様である「萬司郎丸の朋ちゃん」だった。
その後、しばらくすると今度は「鉄人」が登場。
海の男らしく色黒で精悍なマスク。やはり海上で鍛えられた人の顔つきには渋さがある。
私はやや緊張気味に鉄人と挨拶を交わした(ボク、結構ヒト見知りするタチなのね…)。
そして今回の相模湾キスにご一緒してくれる、釣りや呑み友だちから「おやジガー」と称され、私の釣り仲間の中では珍しいルアーマンである、ち〜さんが到着。
今日は船上でアルコールを愉しみながら釣りをしたいと、電車釣行で臨んだ交通ルールを守るナイスミドル。
そのち〜さん、ルアーマンらしく釣況次第では、エサではなくワームを使ってシロギス退治をする予定とのこと。その結果が気になるところである。
次に現れたのは、ここ江ノ島が地元のあきらさん。
呑んべぇアングラーの私に合わせて缶チューハイを持参されたご様子。
小物釣りにアルコールが欠かせないことは上記のち〜さんを始め、皆様よぉーくご存知なのだ。
すると突然、長身の男が萬司郎丸の店先に立ちはだかった。
そしてその男の右手にはビールのロング缶がしっかりと握られていた。
そう、この男こそ「湘南の酩酊アングラー」と呼ばれ、私とは「西の釣りバカ、東の釣りキチ」という対立関係にあり、そのクセ出身地は同じ東京江東区の同い年で同じ血液型というミョーな共通点のある、「釣りバカ亭主天国」の管理人を務める相模庵氏であった。
今日はまだ一滴もアルコールを口にしていない私は、この相模庵氏からの突然のロング缶攻撃で明らかに出鼻を挫かれ、動揺した。
それと同時に確信した。これは相模庵流の心理戦であることを…。
「よぉタカギー、久し振りじゃねぇか。お前また釣りを始めたんだってな、グビ(ビールを呑む音)」
「お、おのれ相模庵!貴様こそ釣れないヤエンとかやってなにが楽しいんだ!(汗)」
「ふん、ほざけ。お前のような腑抜けが俺様の縄張りで釣りをするなんて10年早いわ!グビ」
「釣果で負けるからって、そうやって酒で勝とうとしてもムダだぞ!ええい、こうなったら俺もサントリーのザ・プレミアム・モルツを開けてやる!プシュッ(プルトップを開けた音ね)」
「ザコが!たかが350mlでイキがってんじゃねぇぞ!グビ」
「貴様の飲んでいるビールよりも俺の方が上等なんだ!いいかコイツはな、モンドセレクションで2年連続最高金賞を受賞したビールなんだぞ!グビ」
「けっ、相変わらず実よりも名を取る情けないヤツだな、グビ」
といった内容を目で会話して、久し振りの再会を喜んだ。
ところで、その相模庵氏の隣りには可愛い男の子が寄り添っていた。
もちろんそこら辺で遊んでいた子供を勝手に連れてきたわけではなく、相模庵氏の息子さんである。聞けば今日が沖釣りデビューとか。
私は、相模庵Jr.にチョッカイを出して遊んでいると不意に、自分の息子との始めての釣りを思い出した。
あの頃の息子はヒヨっ子で軟弱な体質であったが、今では第二次成長期を向かえ、当時の面影は相当に薄れている。
「父ちゃん父ちゃん…」と慕ってくれた時期は過ぎ、少しずつ親離れを始めていることが嬉しいようなサビシイような複雑なキモチであった。
そうこうしていると、出船の時間が迫り、我々は船着場へと向かった。
釣り座は右舷ミヨシから、萬司郎丸の朋ちゃん・ち〜さん・あきらさん。左舷はミヨシから、鉄人・やまやさん・私・相模庵氏・相模庵Jr.の順。
私は、相模庵Jr.と「轟轟戦隊ボウケンジャー」や「仮面ライダーカブト」とか「おはスタ」などについて意見交換をしながら釣りをしたかったのだが、彼の父親が私に対してなんらかの危惧を抱いたらしく、自らが間に割り入ってファイアウォールとなり、子供への悪影響を未然に防止する策に出た。
「ふん!なんだよ人をトロイの木馬みたいに扱いやがって。そんな心配しなくても取って食ったりしないっての。だけど、釣りデビューでいきなり隣りに俺みたいな不謹慎なヤツがいたら親としては心配なのかね…。『船では釣りをしながらカパカパお酒を飲むものなんだ!』なんて思われたくないんだろうな…。三つ子の魂百までもだもんな。まあ、仕方ないか、うん…」
私は、相模庵氏の教育方針を全面的に支持せざるを得ない気持ちになっていた…。
 愛の障壁
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| <雨に霞む江ノ島展望台> |
午前8時、ミヨシ側に私たち8名、トモ側に別のグループ数人を乗せて船は出発した。
航程数分で江ノ島が目の前に迫るポイントに到着。
しばらくして船長から投入開始の合図が出された。
竿の先には、あいにくの小雨の影響で薄ぼんやりと霞む江ノ島が迫っている。
その景観は、真夏に見るそれとは違い寒々しいものであった。
しかし、いかに小雨が降って肌寒くても、いや、それだからこそ私は「キリンチューハイ氷結 〜早摘みレモン〜 糖質50%オフ」を開けなくてはいけないのだ。
眼前のグレー地を背景に屹立する江ノ島の展望灯台を肴に、早摘みされたらしいレモンの爽やかな酸味に舌鼓を打ち、糖質が半分である表記に肥満・糖尿方面への安心感を覚え、今日が晴天だったらこのチューハイの美味さがどれほどのモノだったのかを夢想した。
陸で朝の8時からチューハイを飲む行為はどこかしら自堕落な印象を受けるが、海上で同じことをした場合、見る者によっては「羨望」と「畏怖」と「男気」を感じるものなのだ(と、思う…)。
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| <お父さん、寒そうです…> |
そんな私とは逆に、左横の相模庵氏は、ご子息の釣りをサポートすることに忙殺され、飲酒どころではない様子。
きっと相模庵氏は内心…、
「ったく隣りのメガネかけたデブ、調子に乗って酒ばっかり飲みやがってよ。こっちはそれどころじゃないってのに。久し振りに会ったんだから気を利かせてヒネリ揚げでも持ってこいつぅの!」
と、悪態をついていても不思議ではない。
そう思うと私の全身に言いようのない優越感と満足感が駆け巡った。
私は敵地に来て、すでに相手に一矢を報いたのだ(えっと、勝負すること間違ってますか?)。
さて、肝心のキスの釣れ具合であるが、最初のアタリをどうにか食わせ、まずは簡単に1尾目をゲットした。そう、私はいたずらに酒ばかり飲んでいるのではなく、やるときはやる男なのだ(やらないときは全然やらないけどね…)。
私はそのファーストキスを相模庵Jr.に見せつけ、
「ほぉーら、おじさんはもう釣れたぞ〜〜〜っ!!(超笑顔)」と見せびらかした。
「………(困惑系笑顔)」のJr.。
「………(あのおじさんのこと、相手にするんじゃないぞと言わんばかり)」の父親。
沖釣り初挑戦の小さな子供を相手に、釣った魚を自慢する私の態度を疑問視する方もいるかも知れないが、人と競争することの大切さを教えることもオトナの責任なのだ(オマエが教えるなってか?)。
ところが、脈々と受け継がれている釣り師のDNAは侮れなかった。
すぐさまJr.はキスとヒメジの一荷を決めた。
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| <きっと将来は父親以上の偉大な釣り師になるでしょう!> |
相模庵Jr.と私の一進一退の攻防はなおも続く。
こちらが2尾目を上げればJr.も負けじと追釣する熱いデッドヒートが繰り広げられた。
しかしこのシーソーゲームは、釣り歴5年以上、通算釣行回数250回の実績を持つ私の過去が全く意味を成していないことの証明でもあった…。
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| <船酔い知らずは父親以上!?> |
だが、ここまで善戦し奮闘してきたJr.も予想外の寒さと風に一時退却することを決めたらしい。
キャビンに入り、チョコビを頬張りながら休息を取っているようだった。
「よし、今のうちに差をつけておこっと…」
私は俄然、ヤル気を出した。
それは、百獣の王ライオンがウサギを捕まえる時にも全力を尽くすのと同じである。
相手が誰であろうと、私は常にベストを目指すのだ。わはは…。
 「鉄人」と呼ばれるわけ
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| <シロギス界の束釣り夫妻です> |
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| <納竿間際の二人分の釣果> |
それにしても鉄人夫妻の釣れ具合は噂に違わず凄かった。
私がまだ1〜2尾の時点で、夫妻は余裕で各自ツ抜けを達成しており、その後も順次、大きなタルへポンポンとキスを投げ込む、まさに投げキッス状態。
二本の竿を上手く操り、魚を取り込む際にも一方の仕掛けは必ず海中にある状態を維持している。
私のような素人が同じことをしても掛かるのはせいぜいメゴチとかヒトデくらいが関の山…。
大体、鉄人夫妻は私のように「飲む」「食う」「ボーッとする」などのムダな動きが一切ない。
あくまでもストイック、あくまでも真摯、そしてあくまでも釣りに集中していた。
そんな驚愕の釣れっぷりに呆然としている私へやまやさんは…、
「ね、スゴイでしょ!」とニヤリと笑った。
「本当、ス、スゴイね…」私は、夫妻のソツなくムダなく流れるような一連の動作に目が釘付けになっていた。
まあしかし、自分のような半人前がいくらムキになっても夫妻の足元にも及ばないことは承知していたので(当然です…)、自分の釣りに専念することに努めた(って要するに酒飲みながら釣りすることですけどね…)。
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| <良い子はマネしちゃダメだよ!> |
そんな中、反対舷がにぎやかになり、様子を見に行くとあきらさんがマダコの子供を上げているところだった。
ここ江ノ島が地元のあきらさん、私がカメラを向けると歴代の爆釣隊メンバーがキメてきた咥え系ポーズ(またの名を「オーラルプレイ」)をしてくれた(そういえば「100の魚とキスをした男」と呼ばれているTAKEさん、お元気ですか!?)。
そしてそのお隣りにいるち〜さんに様子を訊くと、相模湾のキスとの相性はあまり良くないらしく、ワームを使う挑戦的な釣法にまで及んでいないとのこと。
そうなのである、実は本日のシロギスのご機嫌は今イチなのだ。
私の地元の海、東京湾以上の量と質を期待をしていたのだが、「いつもの数」「いつもの型」「いつものペース」のノーサプライズな状況が続いていたのであった。
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| <誰が名付けた「おやジガー」。笑顔がとってもチャーミング> |
 白い漂流物
さて、愛息と共にキャビンに入り、休憩を取っていた相模庵氏が一人で釣り座に戻ってきた。
本来、次男へのサポート係に徹するつもりだった氏は、その代理人としてJr.が使っていた「ペン型ロッド」を手にして釣りを始めた。
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| <出来る男の必需品、ペン型ロッドとマイクロリール!> |
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| <背中のRと竿のRが同じでアール…> |
大きな体躯の相模庵氏が、ヤケに小さいタックルを手にしているアンバランスさが、ハタから見ているとどこか切なく、どこかおかしくもあった。
お互いに家族を養い、家庭でも職場でもソコソコの役割と権限を担っている同い年の同朋。
寒さのせいで前屈気味になっている彼の背中のカーブには、日頃の苦労のあとが感じ取れた。
我々の年代が世間では「中年」に位置付けられることは十分に承知している。ついこの間まで「中年」という言葉は自分の親や街で出会う見ず知らずのオジサンやオバサンを指す単語であったが、いつの間にやら自分がその範疇に入っていた。
団塊の世代ほど仲間もなく、今の子供たちほどゆとりも与えられなかった昭和40年生まれの人生の同期。
背負っているモノの重さがどれ程なのかはお互い知る由も無いが、小雨が降る肌寒い江ノ島の海で一緒に肩を並べていると、次第に連帯感が芽生えてきた。
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| <持っているのは良型のメゴチですけどね> |
その手に握るオモチャのような竿を使って魚を誘い、哀しいくらい小さなリールをカリカリと巻く相模庵氏。
釣れたシロギスをこちらに見せて嬉しいそうに微笑むその無邪気さが、何故かしら私の胸を慟く。
こんなキモチになったのは、お子さんを伴った家庭的な面を見たからなのか、それとも初夏の太陽を覆い隠す雨雲が降らす雨のせいなのかは判然としなかった…。
「タカギーさん、これどうぞ!」相模庵氏が湯気を立てる飲み物を差し入れしてくれた。
それは熱々のお湯で割られた焼酎だった。
遠慮なく飲み干すと、私の胃袋とそのもっと奥にある部分が一瞬にして暖かくなった。
「ごちそう様…」キリンチューハイ氷結など問題にならないほどの美味さに感動した。
そして私は、相模庵氏の気遣いに心から感謝をしていた(後日知ったのですが実はこの時、お湯を沸かすために買った道具、ダイワのアルポットを自慢したかっただけみたい…)。
トモ方面にいた若い男女数人のグループは、やはり雨と寒さのためにキャビンへ退却しているようだった。
雨風を避け、相模庵Jr.と遊んでいるのかも知れない。
ふと、その内の一人の女性が相模庵氏の元を訪れた。
なにやら短い会話をして、氏が差し出したティッシュの箱を受け取り、またトモへと戻っていった。
不思議そうな顔をしている私に、相模庵氏は…、
「船に乗るときはティッシュを箱ごと持ってくるんです。よくトイレに入って紙がないことがありますからね」と説明した。
なるほど、それで合点がいった。
先程の彼女は、相模庵氏からティッシュを受け取り、トイレに入ったのだ。
先般、キャビンで休憩していた際にトイレに行くときは声を掛けるように言ったのだろう。本当に優しい男である。
私は改めて今、目の前にいる彼の人柄に触れた気がした。
だが、そのとき…、
「あっ、ほらタカギーさんあそこ!」と嬉しそうに海面を指差す相模庵氏。
「あれってもしかしたら!!」私のテンションも一気に上昇した。
「さっきの女の子が使ったティッシュだよ!」
「タモですくいますか!?こりゃ、マニアにはたまらない一品ですよ!!」
「二人ともなにやってるんですか…」その会話の一部始終を聞いていたやまやさんが思わず嘆いた。
私はこの釣行で相模庵氏の素敵な人柄を改めて知ったような気がした。
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| <グチャグチャですがキスの一荷です> |
 永遠の一日
後半、相模庵Jr.が戦線に復帰し、たちどころにキスの一荷を決める。
船酔いもしないで嬉々として竿を出している様子を見て、私はこの子の実力は底知れないものがあると確信した。
これで将来、アルコールもたしなむアングラーになれたら相模庵氏も一安心だろう。
結局、午後1時の納竿までに相模庵親子はシロギス20尾と大型メゴチを多数釣り上げ、Jr.は見事な沖釣りデビューを果たすことに成功。
やまや氏も正調小物釣り師の本領を発揮し、40尾以上の釣果。
そして鉄人は135尾、奥様も102尾と夫妻で束釣りを達成。ああ、私からするとイリュージョンの世界である…。
あいにくの小雨の降る天候で、思うような小物釣り日和ではなかったものの、将来を予感させるちびっ子アングラーとその父親、噂以上の釣り名人夫妻、そして素敵な友達と過ごした相模湾での一日。
そんな一日を相模庵Jr.は大人になってから思い出すのだろうか。
お父さんと初めて乗った釣り船。
雨が降って寒かったけど頑張った釣り。
魚を手にしたときの嬉しさ。
自分が釣ったキスの白さ。
そばで釣り方を教えてくれたお父さんの優しい声。
キャビンでお菓子を食べながら遊んだこと。
船のトイレでウ○コをしたときに見えた海の青さ。
そして、隣りにいたお酒ばっかり呑んでいたどこかのオジサンのこと。
釣りの楽しさとお酒の美味さは、親が子に責任を持って教えるべき事柄なのかも知れませんね(といっても、我が愚息たちは全然釣りに興味がありませんけど…)。
相模庵親子、また一緒に釣りをしましょう!
そして次回こそは大差をつけて勝ってやるかんな!わはは。
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