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「♪海よ〜っ、オレの海よ〜っ、大きなその愛よ〜っ、
男の想いを〜っ、その胸に抱きとめて〜っ、
明日の望みを〜っ、オレたちにくれるのだ〜っ♪」
えっと、大変失礼しました。いきなり加山雄三氏の「海 その愛」のサビの部分を歌っての書き出しになりました。
あらためて●●●さん、おはようです!!
何故、私は海の歌を歌っているかと言えばそれはズバリ、昨日、海で釣りをしてきたからです。
しかし、勘違いをされては困ります。
私は自慢じゃないけど釣りなんかやったことがないのです。
ではどうして釣りに!?と疑問に思うでしょう(思って下さい。話しが先に進まなくなるので…)。
それはですね、今から一ヶ月くらい前に、私が担当している某社の営業課長からの突然の電話連絡がこの話しのスタートになるのです(今回、話しが長くなる予定です。心の準備は宜しいでしょうか?)。
「お世話様です。T社のHです。(中略)ところでタカギさんは釣りはやります?」
「いや、小学生の頃にやったっきりですけど…」
「実はですね、先日から仕事をお願いしている物件のオーナーさんが大の釣り好きなのですよ。それで今回、そこのオーナーさんがくれた物件のお礼を兼ねた懇親釣り会をやることになったのですけど、良かったらタカギさんもどうかと思ってお声を掛けた次第なんですよ!!」
「でも、私は道具を持っていませんよ」
「大丈夫です、竿とリールは私のをお貸ししますから」
「で、場所は?」
「油壺です。日程は9月の16日の土曜日です。宜しかったら空けておいて下さいよ!!」
取引先からのお願いとなれば私だってイヤとは言えません。半ば強制的に参加することになったのです。
それではまず昨日の釣果のご報告を申し上げなくてはならないでしょう…。
「鯖テンコ盛り、イナダ2尾」でございます。
そして、釣りをした感想としては、「やっぱオレには向いてない!!」って感じですかね。
さらに、付け加えるなら「釣りはヤだけど釣れたての魚は美味い!!」ってのも正直な気持ちです。
イヤ〜ッ、ホント美味しかったですよ。鯖もイナダも!!
鯖はね、そんなに大ぶりなヤツは捕れなかったので、三枚に下ろしてぶつ切りにし、フライにしてタルタルソースをかけて食べました。やっぱり釣ったばかりだと臭みが全然なくてベリーグッドでした。
そして、当初の目的では鯛とイナダを釣る予定でしたがそのイナダはお刺身にしたのですがこれまた新鮮で舌でとろけるくらいの味わいでした(イナダってワラサになってブリに成長するのですね、私、知りませんでした)。
でも、お客さんが帰りの車の中で言っていましたが、釣れたての魚を食べてしまうとスーパーの魚は臭くてとても食べられない、との言葉はなんだか信憑性のあるものだと確信しました。ホント、新鮮なものが一番です!!
しかし、その入手手段が私には不向きなのですよ…。
3時に起床し、シャワーを浴びて家を出たのが3時45分。
4時ジャストに自宅近くのバス停で当社のお客さんのH課長が運転する車に拾ってもらい、油壺に着いたのが5時20分。さすがにその時間だと道が混んでいるはずもなくススイのスイで到着したのです。
船宿に到着して数分も経過しないうちに昨日のメインゲストである取引先の社長が到着しました。
釣り好きな人は朝が早いです。前もっての打ち合わせでは朝6時スタートのはずだったのに5時半には既に船の上におりました。
まずは「イナダ」をゲットすべく沖に向かいました。
沖はかなりの釣り舟がひしめいており、皆さん盛んに魚を釣り上げておりました。
そこで私たちも負けじと釣り竿をセットし(私の場合はやってもらいましたが…)、簡単なレクチャーを受け、海と向かい合ったのです。
数分後、なにか手応えを感じ、リールを巻いてみるとそこには鯖が引っ掛かっておりました。
「おお、鯖だ〜ッ!!」と内心喜んでいたのですが実はこれが数時間後には、「ケッ、また鯖か!!要らんもんね!!」と釣っては海に返すキャッチ&リリースなスポーツマンシップ旺盛なヒトに変わってしまうのですから、やっぱり海はあなどれません。
私なんか小学生の頃に近所の川で釣りをしたくらいの経験しかないので完璧な素人です。
かたや、他2名の方たちは「趣味が釣り」と自称するだけあってコンスタントにイナダを釣り上げておりました。
水深17メートルあたりに釣り針を垂らし、一気に釣り竿を上に上げ(業界用語ではこれを「シャクる」と言うそうです)、降ろしながらリールを巻いていくのがイナダを釣る手順なのだそうです。
それを言われた通りに繰り返しておりましたが、どうしても私の針には鯖しか掛かりません。
横で釣っていたお客さんのH課長は見かねて、「タカギさん、シャクる時にもっとこう、グイ〜ンと竿を上げて数秒待ってから糸を巻いて下さい」と私と一緒に竿を持ち、手本を見せてくれました。そうするとなんといきなり大きな手応えを感じるではないですか!!巻いた先にはちゃんと「イナダ」が元気に身体をクネらせていたのです。
やっぱり、微妙な竿さばきがあるみたいなのです。素人にはその違いが全く分かりません。しかし、魚にはそれが分かるのでしょう。不思議です…。
そんなこんなでなんとかイナダを2尾釣り上げ、次第に天候が悪くなってきたので、当日のメインである「鯛」を狙いに場所を変えることにしたのです。
その時です、いきなりの土砂降りの雨が襲ってきました。
早速、近所で購入しておいた「雨ガッパ」を着込み、完全武装に切り替えたのですが、台風17号の影響らしく海も荒れてきました。
それから1時間以上、モノスゴイ揺れでした!!船体なんか大波で4、5メートルは上下するし(もしかしたら1、2メートルくらいかな…)、その波を切り裂いて進む船首からは大量の海水がデッキに溢れ、「なんか尋常じゃないよな、今…」ってな状態だったのです。
遠くには雷鳴、ひどい大雨、我関せずとガンガン飛ばす船頭、降りかかる海水、揺れる船体…。
なんか日常、体験できないワイルドな世界でしたよ。
そして、やっと鯛のいる場所に到着しましたが依然天候は回復せず、船はグワングワン揺れまくりでした。
イヤイヤ、ホント、酔い止めの薬を飲んでおいてよかったです…。飲んでなければ多分、口から良からぬモノが逆流していたでしょうね…。ありがとう、「エスエス製薬 アネロンニスキャップ」よ!!(この薬、酔い止めでは絶大な効果を発揮するそうです。●●●さんもなにかの際にはご利用下さい。どこの薬局でも買えるそうです)
そして肝心の「鯛」ですが、これがかなり釣り上げるのが難しい魚なんだとか…。
前出のH課長なんかは釣りの雑誌に記事を連載するくらいのプロなのですが、これを目的に出向いても手ブラで帰ることもしょっちゅうだとか。まあ、釣れたらラッキーと思って下さい級の魚らしいです(だから値段が高いのかな…)。
当然、私なんかは釣れるわけもなく、ひたすら釣り糸を下げているのにも飽きてきて、荒れ狂う海と他の方々の様子をボケ〜ッと眺めていたのです(内心は、「ニスキャップよ、いつまでもその効果を発揮しておくれ…」と念じていましたが…)。
その後、しばらくしてようやく天候も回復してきました。
結局はメインゲストの社長が1尾鯛を釣って今回の釣り接待は見事な幕切れを迎えたのです(よかった、よかった…)。
その帰りにH課長が私のクーラーボックスに自分の分のイナダやら他に釣った魚を数尾入れてくれました。
そしてチャーターした船代を支払い(一人、¥11、000でした。非常に良心的な値段だそうです)、一路、横浜方面に向かった次第です。
11時には船から降りて、家に到着したのが午後1時前。
非常に濃い半日でありました。
その後、大好きなランチビールも飲まず、シャワーを浴びて、お疲れ気味で昼寝をしたのは言うまでもありません。
ワイルドな世界、なんか面白かったですよ(しばらくは行きたくないケド…)。
●●●さんも機会があったら荒れる海、ご経験してみて下さいな。なんか笑えてきますから!!
長くなりましたがそんなこんなの「好評 海の男シリーズその1」でした(シリーズ物なのか、コレ…)。
それでは。楽しい休日を!!
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