ボクシング基礎知識




<階級について>


時代とともに階級も細分化され、現在、以下のクラスがあります。
(”S”はスーパー、”L”は”ライト、”Jr”はジュニアの略)

ミニマム級・・・・・・105ポンド(47.61キロ)以下。
           80年代後半制定の新しいクラス。
           かつてはストロー級、ミニ・フライ級とも呼んだ。
L・フライ級・・・・・105〜108ポンド(48.97キロ)。
           70年代中頃制定。 かつてはJr・フライ級とも。
フライ級・・・・・・・108〜112ポンド(50.80キロ)。
           1890年代(1910年代とも)制定。
S・フライ級・・・・・112〜115ポンド(52.16キロ)。
           80年代初めに制定。 かつてのJr・バンタム級。
バンタム級・・・・・・115〜118ポンド(53.52キロ)。
           1880年代末期に制定。
S・バンタム級・・・・118〜122ポンド(55.34キロ)。
           70年代後半に制定。 かつてのJr・フェザー級。
フェザー級・・・・・・122〜126ポンド(57.15キロ)。
           1890年代初めに制定。
S・フェザー級・・・・126〜130ポンド(58.97キロ)。
           20年代初めに制定。 かつてのJr・ライト級。
ライト級・・・・・・・130〜135ポンド(61.23キロ)。
           1890年代中頃に制定。
S・ライト級・・・・・135〜140ポンド(63.50キロ)。
           20年代初めに制定。 かつてのJr・ウェルター級。
ウェルター級・・・・・140〜147ポンド(66.68キロ)。
           1880年代末期に制定。
S・ウェルター級・・・147〜154ポンド(69.85キロ)。
           60年代始めに制定。 かつてのJr・ミドル級。
ミドル級・・・・・・・154〜160ポンド(72.57キロ)。
           1880年代中頃に制定。
S・ミドル級・・・・・160〜168ポンド(76.20キロ)。
           80年代後半に制定。
L・ヘビー級・・・・・168〜175ポンド(79.38キロ)。
           1900年代初めに制定。
クルーザー級・・・・・175〜200ポンド(90.7キロ)。
           80年代初めに制定。 Jr・ヘビーとも呼んだ。
ヘビー級・・・・・・・200ポンド以上。 1880年代に制定。 

また、団体によってはS・クルーザー級、S・ヘビー級などの
クラスを設けている所もあります。
19世紀に制定、と書いたものはあくまで現代のグローブ着用ルール
での話で、素手などでやっていた頃も含めれば、それ以前にも
「世界チャンピオン」は存在していたようです。









<世界王座について>

「世界チャンピオン」を認定する団体は、時代とともに増殖して来ました。

現在日本で認可されている団体は、WBAとWBCの2つです。
しかし世界にはこれ以外にも大小さまざまな団体があり、
上記の2団体にIBFを加えて「メジャー3団体」、さらに
WBOを含めてメジャー4団体、などと称することがあります。

かつてはNBA(全米ボクシング協会)という組織が世界王者を
認定しており、単に「世界***級チャンピオン」と呼ばれていました。
このNBAから1960年代に分離・独立したのがWBCで、
NBAはこの時WBAと名称を改めました。 
さらに80年代初めにIBFが、同じく80年代末期にWBOが
設立され、少しずつ勢力を伸ばしてきました。

なお、上記4団体の他にも比較的マイナーな団体として
WBU、WBF、IBO、IBC、IBAなどがありますが、
世界的な認知を受けるには至っていないようです。

 WBA・・・世界ボクシング協会 WBC・・・世界ボクシング評議会
 IBF・・・国際ボクシング連盟 WBO・・・世界ボクシング機構






 

<略語について>

階級・・・Mm(ミニマム)、F(フライ)、B(バンタム)、
     Fe(フェザー)、L(ライト。ライトフライ、ライトヘビー
     などの語頭にも付く。LF、LHと表記)、W(ウェルター)、
     M(ミドル)、C(クルーザー)、H(ヘビー)、
     S(スーパー。スーパーフライならSFなどと、語頭に付く)、
     J(ジュニア。これも語頭に付く。階級表を参照)

戦績・・・W(勝ち)、L(負け)、D(引き分け)、NC(無効試合)、
     TD(負傷による引き分け)、R(ラウンド、回)、
     EX、EXH(エキシビジョン・マッチ。基本的に勝敗を
     つけない顔見せ的な試合。昔はよくあったらしい)、
     RSC(アマチュア用語。プロのTKOに相当する)、
     RSCO(アマチュア用語。15ポイント差がついた時点で
     実力差が明白としてストップされる。その際の表記)


KOとは・・・・a.ダウンして10カウント数えられる。
        b.1ラウンドのダウンの回数が規定数(例えば
         3ノックダウン制なら3回、とか)に達する。
        c.リング外に落ち20カウント数えられる。
        d.カウント中にセコンドからタオルが投入される、
         もしくはセコンドがリング内に入る。

TKOとは・・・a.ダメージが大きく、レフェリーが試合続行不可能と
         判断し、ストップする。
        b.ダウンしてカウントが10に達する前に、
         レフェリーがそのカウントを止める。
        c.棄権、試合放棄。
        d.ラウンド中にセコンドからタオルが投入される、
         もしくはセコンドがリングに入る。




<ラウンド数について>


プロボクシングの試合では、選手のレベルに応じてラウンド数が
異なります。キャリアを重ねるにつれて、4回戦、6回戦、8回戦、
10回戦などとラウンド数が増え、東洋太平洋(OPBF)や
世界のタイトルマッチは12回戦となります。

世界タイトルの試合はかつては(80年代の中頃まで。団体によって
多少の時差はあります)15ラウンドで行われていましたが、
安全面を考慮して12ラウンドに減らされました。

さらに昔にはタイトル戦・ノンタイトル戦にかかわらず、20ラウンド、
25ラウンド、ラウンド数無制限、といった試合もありました。

20ラウンド、25ラウンドのタイトルマッチは20世紀初頭の
世界ヘビー級王者、ジェームズ・ジェフリーズやトミー・バーンズ、
ジャック・ジョンソンらの試合で記録されています。

また、1906年の世界ライト級タイトルマッチでは、挑戦者
ジョー・ガンスが王者バトリング・ネルソンに42ラウンド反則勝ち。
これが世界戦における最長ラウンド記録となっています。

しかしすべての試合を含めた最長記録はなんと276ラウンド!
1825年のジャック・ジョーンズ対パッツィー・タニー戦でのことです。
気が遠くなるような数字ですが、これが可哀想なことに、ルールにより
勝負が決しなかったそうで・・・。





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