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(AWARD)BIOS復活の部屋
注意:この作業を行い失敗した場合には最悪で、 システムが二度と起動しなくなる可能性があります。自己責任で行ってください。
2001 01/22

今回は、異なるマザーボードのBIOSを書き込む話です。皆さんは マザーボードのBIOSの更新に失敗して起動しなくなったり、ある日 突然BIOSの中身がお亡くなりになっていた、または ジャンクやオークションで購入したマザーボードが起動しなかったと いう経験はありますか?「備えあれば憂いなし」というわけで
    「異なるマザーボードでBIOSを書き込むことができれば 高価なROMライターなどを
     持っていなくても安心さ」

という方(私です)のために、いろいろ実験してみました。

同じマザーボードを複数持っていれば
    「電源を入れて、BIOS ROMを引っこ抜いて、イメージを書き込めば OK!」
ということを言う人がいますが、同じマザーボードをたくさん持っている人は少ないでしょう。

実際に復活させることはできるのでしょうか?

答えは「Yes」です。場合にもよりますが、ROMが壊れておらず、他に マザーボードがあれば可能です。原理は簡単で、起動中のPCからBIOS ROMを 引っこ抜いて書き換えROMを挿し込み、強制的にROMイメージを 書き込むだけです。

多くのマザーボードはAWARDのFLASHユーティリティーによって、 ROMイメージを書き込みます。このとき/Fオプションをつけることに より、現在のBIOSと一致しないシステム向けのBIOSにも書き込みが可能になります。しかし、最近の 新しすぎるversionでは、システムに適合しないBIOSを書き込もうとすると はねられることがあるようです。この場合は古いFLASHユーティリティーを使いましょう。

当然のことながら、BIOSの書き換えに使用するマザーボードには注意が 必要です。使用しているBIOS ROMと書き換えるROMの整合性が取れていないと使用できません。残念ながら BIOS ROMが半田付けされている場合は、差し替えが不可能なので復活不能 です。ROMの整合性とは次にあげるような要素を指します。まずはマザーボードの書き込み電圧が使用する ROMに対応していることです。最近のは5V3.3Vが多いですが、 古いものだと12Vのものがあります。

また見れば分かることですが、ROM形状が異なると使用できません。さらに気をつけないといけない のは、PLCC型のROMの場合はIntelのカスタム チップ(FWH:ファームウェアハブ)の可能性があるということ です。このチップはただのEEPROMではなくて、BIOSをPCI接続で使用するための機能が、集積されてい ます。Intel8xx系のマザーボードのみで使用されます。

書き込み可能な容量も考えないといけません。特に1MbitROMを搭載した マザーボードで2MbitのROMを 焼くことが出来るかどうかは、マザーボードの設計次第となります (アドレス空間がどこまで対応しているかと言うことが重要になります)。逆はおおむね可能な ようです。

ここで扱うツールは「AWDFLSH.EXE」です。バージョンは 7.xx以降のものとします。マザーボードメーカのサイトにいけば たいてい見つかると思います。まずはこのツールを英語環境のDOSで 実行してみてください。バージョン等が分かると思います。

  AWDFLSH.EXE /?
とタイプしてください。これで、オプションスイッチなどが分かります。

具体的に説明すると
  /?   :ヘルプを表示
  /py   :フラッシュプログラミングを問い合わせずに実行
  /pn   :フラッシュプログラミングを実行しない
  /sy   :現在書き込まれているBIOSのバックアップをディスクにとる
  /sn   :現在書き込まれているBIOSのバックアップを取らない
  /sb   :ブート用の部分を書き換えない
  /sd   :DMIのバックアップをディスクにとる
  /cp   :ESCDのデータをBIOS書き換え後にクリアする
  /cd   :DMIのデータをBIOS書き換え後にクリアする
  /cc   :CMOSデータをBIOS書き換え後にクリアする
  /R   :BIOS書き換え後に再起動する
  /cks  :アップデートするファイルのチェックサムを表示
  /tiny  :メモリ使用量を少なくする(大容量ROMのもので特に有効)
  /E   :BIOS書き換え後にDOSに戻る
  /F   :オリジナルのBIOSと同様の書き込み方法を使用する
  /LD   :チェックサムを不正にして、書き換え後の再起動で「No System Halt」エラーで停止させる
  /cksXXXX:書き込むバイナリファイルのチェックサムをXXXXと比較する
となります。 以下に簡単にBIOS復活の手順を示しておきます。

  1. 電源を外した状態で動作しないマザーボードからBIOS ROMを 注意深く抜く。
  2.  
  3. 電源を外した状態で動作するほうのマザーボードからも一度ROMを抜き、軽く挿しておく。
  4.  
  5. 動作するほうのマザーボードを起動する。このとき起動しないなら、BIOS ROMを少し奥まで挿し込む。
  6.  
  7. BIOS書き換え用のFDによりDOSを起動させる。間違ってもAutoexec.batで 書き換えないこと。
  8.  
  9. DOSが起動したら、動作しているマザーボードからBIOS ROM足を 折らないように引き抜き、書き換えるほうのROMを挿し込む(向きに注意)
  10.  
  11. あとは/Fをつけて、awardのフラッシュユーティリティーを立ち上げ、 BIOSを書き込む。Ex . awardflash sample.bin /f
  12.  
  13. 書き換えに成功したら(失敗しても)、DOSを終了し、電源を切ってから 動作するほうのマザーボードのROMをしっかり挿し込んで(向きに注意) 終了。
  14.  
  15. 動作しなかったほうのマザーボードに書き換えたROMを挿し込み (向きに注意)電源を投入し、動作したらおめでとう。 うまくいかなかったら、あきらめるか、もう一度チャレンジ しましょう。個人的にはこのような取り組みではあきらめはかなり肝心 だと考えています。あきらめが悪いと…こんな感じなってしまう かもしれません。

注意:動作中のシステムからROMを抜く行為は、保証外であるばかりでなく、 電気的な常識からも外れた極めて危険な行為です。実際にこのようなことを繰り返すと、ROMが破壊 されることは、何の不思議もなく起こりますので、完全な自己責任が理解できて、なおかつ物好きな 人以外にはお勧めしません。というかやらないでください。また、書き換えに使用するマザーボード は万が一に供えて絶対にメインで使用しているマシンでやらないでください。お兄さんとの約束です。 楽しめる人以外にとっては、リスクのほうがはるかに大きいと言うことを念頭においてください。


AMIflashを使用したほうがより強力に書き換えが可能な場合もあるようです。


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