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国家を越えて結ばれた秘密の縁とは?

サッカー界同名同盟大図解

選手を名前で分類すればW杯が別角度から楽しめる

◎◎W杯は国家の縁で結ばれた同志たちによる戦いだが、実は国家の他にもう一つ重要な結びつきがある。それが「同名同盟」だ。出場32か国の予想メンバーから同じ名前を持つ選手をグループ化したら、W杯の結果を左右する秘密の仲間関係が赤裸々に浮かび上がった!



絵●古賀ゆきえ 主宰●大岡まさひ 副宰●高井ジロル


ロベルト同盟 the Roberto alliance

古ドイツ語で「輝かしい名声」の意味。ドイツのルブレヒトも仲間。地団駄FKの同盟長カルロスはカルロス同盟長も兼務する実力者だが、日本での人気はバッジョの方が上か。本郷はキャプテン翼を指導した実力者だが、世界的にはこの辺か。

カルロス同盟 the Carlos alliance

古ドイツ語で「男」「自由農民」の意味。フランスのシャルル、英国のチャールズ、ドイツのカール、イタリアのカルロ、ロシアのカルルなども仲間。南米で有力な同盟だが、ロベルト以外はがくんと知名度が落ちるのが現状。とはいえ「オメガトライブ」がめんめんと息づく我が国では実力のある同盟の一つと言えよう。

アンリ同盟 the Henry alliance

Henryは古ドイツ語で「支配者の家」の意。伊ではエンリコ、独ではハインリヒが仲間だ。ティエリーを筆頭に攻撃的な色彩が濃い同盟。杏里と北澤(ヴェルディ)は顔的に同盟関係。

ルイス同盟 the Louis alliance

「名高い」「戦士」の意を合わせ持つ名。独のルートヴィヒ、伊のルイジ、仏のルイなどが同盟仲間。富士額で若林豪似の同盟長フィーゴはナイキのCMで中田&アンリと共演済み。注意せよ!

フィリップ同盟 the Philip alliance

新約聖書の十二使徒の一人・ピリポに由来。ギリシア語で「馬を愛する者」の意。トルシエ日本が一次リーグを通過し、フェリペブラジルとの宿命の同盟内対決が実現する可能性は高い。

ゴメス同盟 the Gomez alliance

美形FWで知られる同盟長の本名はヌノ・ミゲル・ソアレス・ペレイラ・リベイロで、実はゴメスではない。ポルトガルのかつての英雄的ストライカーに憧れて自分でつけた名前なのだ。

マイケル同盟 the Michael alliance

旧約聖書の大天使ミカエルに由来。ヘブライ語で「神の如き者は誰か?」の意。伊のミケーレ、露のミハイル、葡のミゲルも仲間。同盟長オーウェンは若くして2001年の欧州最優秀選手に。

ホセ同盟 the Jose alliance

新約聖書のヨセフに由来。ヘブライ語で「神は増やしたもう」の意味。英のジョゼフ、伊のジョゼッペも仲間。メンドーサは「あしたのジョー」で世界王者だったがサッカーでは無名。

エマニュエル同盟 the Emanuel alliance

ヘブライ語で「神は我らとともにあり」の意。約束された救世主のこと。ナイジェリアから帰化したオリサデベはポーランドの救世主と目される。エマニュエル夫人はかつて男性妄想界の救世主と目された? 同盟長同士のポルトガルつながりで、ルイス同盟、ゴメス同盟との連携に注目だ。

パオロ同盟 the Paolo alliance

新約聖書の聖パウロに由来。もとはラテン語で「小さい」の意味。英語でポール、スペイン語ではパブロとなる。現時点ではまだマルディーニが同盟長だが、引退の時期はそう遠くない。

ジョン同盟 the John alliance

新約聖書のヨハネに由来。ヘブライ語で「神は癒したもう」の意味。各国に仲間が散らばる大同盟だが、頭数だけ多くて突出したリーダーがいない状態か。知名度ではトラパットーニ監督が若干リードだが、いかんせん老体。小野の同僚・トマソンあたりがW杯で大活躍して同盟を牽引するのが望ましい。

スティーブ同盟 the Steve alliance

キリスト教の最初の殉教者・聖ステパノに由来。ギリシア語で「王冠」の意味。独のステファン、葡のエステヴァンも仲間。同盟頭ベロンは優勝候補アルゼンチンの「スキンヘッドの用心棒」。一次リーグでは宿敵イングランドと同組。同盟仲間のジェラード、マクマナマンと戦う…。

フランチェスコ同盟 the Francesco alliance

もとはイギリスに移り住んだフランス人の意味。ドイツやロシアのフランツ、オランダやスウェーデンのフランシスも仲間。同国仲間を従えたトッティの天下はしばらく揺るがないだろう。

クリスチャン同盟 the Christian alliance

ギリシア語で「救世主、キリスト」の意。クリストファー、クリストフになると「キリストを運ぶ者」の意。クリスチャン同士のマッチアップでは、やはりクロスがポイントになるだろう。

デビッド同盟 the David alliance

旧約聖書のダビデから派生。愛される者、友人、指揮官などの意味がある。同盟長ベッカムにとってアルゼンチン戦は前回フランスで受けた汚名をすすぐ格好の舞台。髪長い方がいいよ。

アレッサンドロ同盟 the Alessandro alliance

ギリシア語で「民の守護者」の意。完全復調した同盟長デルピエロはフランチェスコ同盟長とも共存できることを証明。強豪ひしめく同盟に日本人として参入した三都主のがんばりに期待。

マルコ同盟 the Marco alliance

新約聖書の十二使徒の一人・聖マルコに由来。結構仲間が多いが、超ビッグネームはいない。日本人としては「馬ヅラ」デルベッキオ、「血染めの闘将」ビルモッツを押さえとけば十分。

ガブリエル同盟 the Gabriel alliance

キリスト教の大天使の名に由来。ヘブライ語で「神の力」の意味。ガブリエル同盟内では安泰のバティも、アルゼンチン代表では微妙な立場。なお、ウィルソンは有森裕子の夫、ガブ。

〜各同名同盟関連図〜

サッカー世界はジョン同盟とルイス同盟を軸に構成されていた! W杯にむけ、今後同名同盟間の綱引き、共闘が活発化するだろう。ポルトガルのルイコスタがポーランドのオリサデベにパスを供給したり…。

□参考資料
「ジョン」のいろいろ
・イギリス
ジョンJohn
・オランダ
ヤンJan
・スウェーデン
ヨハンJohan
・ノルウェー
ヨンJon
・ドイツ
ハンスHans
・フランス
ジャンJean
・スペイン
フアンJuan
・ポルトガル
ジョアンJoao
・イタリア
ジョバンニGiovanni
・ロシア
イバンIvan
・ギリシャ
イオアニスIoannis
福音書を記した伝道者ヨハネの名がキリスト教の布教とともに各言語で形を変えていった。と考えると、「イバンのバカ」とは言いづらい。


**「現代サッカー様式学会」はフロム・エーで発表したものです**

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