紅茶の主な成分と効能

 
   

  紅茶はコーヒー、ココア(チョコ)と合わせて三大嗜好品と呼ばれてます。
 この三大嗜好品に共通する成分はカフェインです。
 また、様々な成分が含まれています。
  紅茶はおいしくて体にもいい健康飲料なんです。
  
 


 紅茶の成分

おいしい紅茶のポイントは味・色(水色)・香り(フレーバー)です。
そこでおいしい紅茶の成分を説明しましょう。
 茶葉はカフェイン、テアニン、カテキンを多く含むことが知られています。
中でもカテキンはその他カテキン誘導体も含めてタンニンと総称されます。
タンニンポリフェノールという名称が使われ、紅茶に含まれている
ポリフェノールを 紅茶ポリフェノールとも言います。


紅茶の味
 茶葉は製造工程中にカテキン類が酸化重合して減少します。
生茶葉は強い苦味を持ってますが、発酵による酸化作用により
色素としてテアフラビン(渋味)、テアルビジン、が生成され、
プロアントシア、ニジンポリマーといった成分が緑茶と異なる
渋味、苦味を生成して、紅茶特有の渋味が出来上がります。
 さらに、茶葉の成分であるテアニン(甘み 旨み)カフェインが加わり
紅茶特有の味を形成してます。

紅茶の色(水色)
 
発酵させた紅茶葉の赤褐色はカテキンが酸化して生成された
テアフラビン、テアルビジンによります。
紅茶の水色はテアフラビンが多いと美しい橙赤色になり、
テアルビジンが多いと 褐色が濃くなります。
 紅茶の水色はこのテアフラビン、テアルビジンの含有比率で決まります。
ただしCTC茶に関してはあてはまりません。
 実際、テアフラビンの含有量が多い程、良質の紅茶とみなされています。
また、価格調査でも高価な紅茶にはテアフラビン含有量が多いといった、
結果が出ています。

 ゴールデンリング(紅茶液の淵に浮かびあがる黄金色の輪)ゴールデンリング
テアルビジンテアフラビンによりも高分子のため比重が重く、
抽出液の下に沈降する性質があります。
そのため、透き通って見えるカップの上部にはテアフラビンが多く分布し、
黄金色に見えます。
写真の紅茶はウバです。

 

紅茶の香り
 紅茶には花のような香り、若草の香り、ダージリンに代表される
マステカルなど様々な香りが表現される。
香気成分としては約300種類もの成分からなります。
 主に青葉アルコールリナロール、ゲラニロールがあげられます。
青葉アルコールは、若葉のような香り
リナロールはすずらん系の花の香り
ゲラニオールはバラのような香りがします。
 この香りは茶葉の品種によって成分量が異なります。
スリランカ紅茶(アッサム種)リナロールが多いため、
爽やかな花の香りを放ち、ダージリン、キーマン中国種
ゲラニオール
が多いため、バラのような甘いかぐわしい花の香りがするのが
分析されています。

紅茶のブレンド
 紅茶のブレンドは、農作物である紅茶は同じ農園であっても、
収穫日、製造日によっても出来上がりが違います。
そこで一定の品質とまた消費国の水質に合わせてブレンドする必要があります。
 また、紅茶は色、香り、味に相関関係がなく、色が良くても香りが弱かったりします。
水色と味は関係があり、これはテアフラビンの含有量が関係します。
 このことから、色、香り、味を相互に補うようにブレンドして、
商品としての品質を高めています。

紅茶の保存方法
 製造直後の紅茶は草っぽい香りがするが、数日経つと熟成され、
まろやかな香りと味の調和された好ましい風味に落ち着く。
しかし、製造直後と比べて3ヶ月後には、かなり品質が低下します。
 特に、吸湿すると、紅茶の味と色を特徴づけているカテキン
テアフラビン、テアルビジン、アミノ酸が減少し色も味も劣化します。
香りも揮発し成分が減少します。その上、貯蔵臭成分が生成し全体の香りが減少します。
 これらの変化を防ぐ方法としては空気(酸素)湿気(水分)光、熱を
防ぐため密封缶がおすすめです。また、早期消費することが大切です。

参考文献 お茶の科学 裳華房 山西 貞著 icon
 

 


紅茶の効能
紅茶液の成分の中で薬用効果があるものとして
カフェイン、タンニン(カテキン、紅茶ポリフェノール)、フッ素です。

 カフェイン(アルカノイド)
消化作用、覚醒作用、疲労回復、利尿作用、自律神経を興奮させる等ある。
 コーヒーとの対比で乾物としては紅茶の方がカフェイン量が多いが、
飲用としては紅茶は薄めて飲むので濃度がコーヒーより低い。
 紅茶には、コーヒーの成分にない、20種類ほどのアミノ酸(テアニン)
が入ってます。テアニン+カフェインが結びつくとカフェインの作用を
おだやかにする作用があります。おだやかな興奮作用なので問題が
ないです。

 タンニン(カテキン、紅茶ポリフェノール)
抗酸化力(体内の活性酸化が原因と言われている、ガン、老化を予防する)
抗菌力、殺菌力(O157、インフルエンザ、水虫に効果あり)
かぜ予防に下痢防止になる。
中性脂肪減少、血中コレストロール低下させる
※紅茶を毎日2杯以上飲むと紅茶の抗酸化力の効果で卵巣がんになる
危険性が減るという事です。(05年12月追記)

 フッ素
紅茶には微量だがフッ素が含まれてます。
フッ素には虫歯予防の効果があります。

 悪玉コレステロール値の低下
最近の研究で悪玉コレステロール値が低下されることが分かりました。
※善玉コレステロール値には影響が無いと言うことです。(03年10月追加)

 吸臭・消臭効果
紅茶葉は元々吸臭しやすい性質があるため、保存の際には密封缶がおすすめです。
逆にその性質を利用して口臭予防やシックハウス症候群の原因となる
※化学物質ホルムアルデヒドの吸着効果あります。(05年7月追記)

 リラックス効果
紅茶の香りには人をリラックスさせるα波が出やすいことが分かってます。

 紅茶の味・色(水色)・香り(フレーバー)、そして効能を引き出す為には
100℃以上の熱湯でないと成分が抽出されません。
また、蒸らし時間も必要です。
 かぜ予防、虫歯予防にはストレートティーがおすすめです。
ミルクを加えると抗殺菌力が落ちます。また砂糖を入れた紅茶だと
虫歯予防にはなりません。

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   ゆったりとしてティータイムを過ごすと心も身体もリラックスできますね。
 ティーパーティーはみんなで紅茶を飲んでくつろぐところにありますね。
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