式神の城U     台詞集     結城 小夜




 巫女さんである結城小夜。
えーまず、一番最初の台詞が長いです。(苦笑)
最初ってこんなに長いの?って。
プレイを続けていて、ボス戦との対話に入ると
小夜の言葉の強さに何か圧倒する雰囲気が伝わってきます。


 私が一番いい対話場面は、
1−2ボスであるアララクラン(CV担当:田村 ゆかりさん)と、
5−1ボスである玖珂 晋太郎(CV担当:矢薙 直樹さん)の2つ。
相手側(敵側)は兵器であることを小夜にしつこく攻めるのですが、
小夜は自分が兵器であることを否定して、人間として生きることを強く言います。
いいですねーこの場面。改めて小夜が強いなって感じました。




《1−1     スタート時》


小夜     「壬生谷のおじ様へ。」
        「何度も考えましたが、私にはどうしても
         彼を害することが出来そうもありません。」
        「許されないとは思いますが、お許しください。」
        「あの人の眼差しを思うたび、私は思うのです。」
        「世界は、変わることこそ望んでいるのでは
         ないかと。」
        「痛みに苦しみ。のたうちながら・・・・・・それでも
         何かを目指しているのではないかと。」
        「また新しい食が始まりました。
         私は、これより戦いに参ります。」



 始めに私は前作《式神の城》でこのキャラをそんな
に触ってないのでよくわかりません。でも前作では最
後にゲートを閉じるために自害していますよね。なぜ
このキャラが存在するのか?という突っ込みがあるの
ですが・・・いきなり話の展開が噛み合わないです。
(疑問点ばかり)
 兵器だからまた新たに生み出したのか?という考え
が浮上しそうです。

 いきなり話の筋がずれるのでその辺りで止めます。
さて今回の結城小夜のストーリーですけど【自分との
戦い】と表現した方がピッタリです。
 自分は兵器ですけどあえて人として戦いぬく、自分
自身の心の成長を描くストーリーでもある。
 目的は【人として生きること】ですね。



《1−2     ボス戦開始時》


アララ    「凛々しい人が来たわね。
         いえ、人ですらない。」
        「悲しみの聖戦の時。太古の民族が、人間から
         魔道兵器を作ることを思い付いたわ。」
        「感情を排除し、あらゆる魔法にかからない。
         人であって人でない悪しき兵器。」
        「いや、違うか。
         兵器はそんな表情しないもの。」


小夜     「兵器で居続けることが出来たのなら、
         どれだけ幸せだったことか。」
        「兵器であれば・・・・・・この胸、痛まなくても
         済んだ・・・・・・!」



 アララクランの話から魔道兵器についていろいろ
分かる場面です。感情を無くすこと・・・聞いただけ
でも何だか怖いですね。

 小夜にとって辛く苦しいですね。兵器という言葉で
心が縛られる雰囲気です。

 でも小夜は兵器であることを否定して戦う。強い
心を持っていると感じました。



《1−2     ボス戦終了時》


アララ     「そうか・・・・・・
         兵器が心を持ったのか・・・・・・」


小夜      「私は人間です。
         そして、人として生き、人として死ぬ。」

アララ     「・・・・・・男ね。愚かな娘。
         お前なんか・・・・・・」




 小夜が自分を成長する場面の1つと言えます。
兵器としてではなく人として生きる・・・。強い言
葉だなとプレイヤーに伝わってきます。



《2−1     スタート時》


小夜     「・・・・・・」
        「お前なんかが・・・・・・好かれるわけがない・・・・・・」


 ここでの「お前」とはたぶん自分自身のことですね。
アララクランとの対話で自分が兵器であることを
心の中で感じているようです・・・・・・。


《2−2     ボス戦開始時》


ダンデオン  「来たか。私と同じ生き残りが。」
         「私も悲しみの聖戦の時、光の軍勢の戦士
          として戦った身よ。」
         「そなたと同じように作られた魔道兵器とも、
          私は共に戦って来た。」
         「・・・・・・懐かしい、そして悲しい。黄泉から
          蘇りしも、人は進歩していなかったか。」


小夜     「私を見て世界を判断するな。」
        「世界も人も、お前などに見透かされる程、
         浅くはない!」

ダンデオン  「そなたのような道具がいるということは、
          世の中が何も変わっていないということだ!




 なるほど・・・ダンデオンは小夜と同じ運命を辿
った物だったんですね。だからこそ同じ立場であ
る小夜に対してそこまで言えるのでしょう。

 ダンデオンは異世界の住人(光太郎との対峙)
で、紫の帝国の最後の戦士です。(キャラクター説明)
何か悲しい定めを持っているみたいですね。戦士
としての誇りがあるのでしょう。この世界を変えたい!
そんな思いから戦いを挑んでるのかもしれません。



《2−2     ボス戦終了時》


ダンデオン  「なんと・・・・・・!」

小夜      「世の中は変わります。変える人物がいます。
          悲しみの中から生まれ出る、そんな人が。」

ダンデオン  「ふっ・・・・・・自らが必要のない世界を進んで
          呼ぶのか?埒もない・・・・・・」




 ダンデオンも小夜も互いに同じ立場ながら戦い
勝利した小夜。世界を変えるため、そのためなら
自分をも犠牲にしないつもりで。

 ここでの小夜の台詞。世界を変える人物とは悲し
みの中から生まれ出る人・・・。考えにくいのですが
ひょっとしたら小夜かも?

 自分は兵器だけど人としての感情を持とうとして
いる。喜び・怒り・哀しみ・楽しみ(喜怒哀楽)・・・。
それらを持てば世界を新しく変えれるかもしれない。
小夜はそう思ってるもかもしれませんね。


《3−1     スタート時》


小夜     「世界は変わる・・・・・・
         私がいらない世界になる。」
        「必要なくなり、ごみ箱に捨てられようと、
         それも本望・・・・・・」
        「今の望みは、私が死んだことを聞いた時、
         彼の心にさざ波が起きること。」


 世界を変えるため、そのためなら自分が消滅し
てもいい・・・そう思いながら戦う結城小夜。

 悲しいな・・・何だか私としては小夜を死なせたく
ないです。ここでの「彼」はたぶん玖珂光太郎のこ
とでしょう。光太郎は小夜をどう思ってるのかよく知
らないようですが・・・。


《3−2     ボス戦開始時》


エイジャ弟  「兄者・・・・・・」

エイジャ兄  「ああ・・・・・・悲しい女(ひと)だ。
         悲しい、悲しい・・・・・・それでも戦うのはなぜだ?」


エイジャ弟  「我らはエイジャ兄弟。俺は弟のファイ。
         女、なぜそこまでして戦う?」


小夜      「それしかないから・・・・・・」
         「好かれるには、それしかないから・・・・・・」

エイジャ弟   「なんて悲しいんだ!!」

エイジャ兄   「ああ・・・・・・悲しいな、弟よ。一番悲しいのは、
          俺たちもまた戦わねばならんことだ。」
         「女よ、我らは本気で戦うも、そなたの勝利を
          願っている!!」





 エイジャ兄弟との対話でも、小夜の悲しい雰囲気
が出てる場面。

 世界を変えるためにどうしても戦わねばならない
小夜とエイジャ兄弟。何とか戦わずして先へ進む
方法を見つけてほしいものだが・・・。そんな簡単
な方法があれば苦労しないですね。(苦笑)



《3−2     ボス戦終了時》


エイジャ弟  「この悲しみが・・・・・・」

エイジャ兄  「やっと終わる・・・・・・
         そなたも、早く破れるといいな・・・・・・」


小夜      「・・・・・・ありがとう。」



 どうやら戦いでエイジャ兄弟に小夜としての
悲しみが伝わったようですね。それにしても
やっぱり小夜は辛いですな。人として戦うも、自
分は兵器だということを・・・。



《4−1     スタート時》


小夜     「・・・・・・あの人は、今ごろどうしているのだろう。」
        「今ごろふみこさんが・・・・・・どうかしているか。」
        「だめだだめだ、戦おう。戦って死のう。
         私が対抗するには、もうそれしかない。」



 やはり小夜は光太郎のことを思ってるようですね。
兵器として世界を変えるために戦わなければなら
ない小夜。展開としては決着が着いたら自分もその
場で・・・という決意をしているようです。


《4−2     ボス戦開始時》


ゆかり    「カード達が悲しんでいる・・・・・・
          なんでだろう・・・・・・?」


小夜     「同類を悲しんでいるのでしょう。
         使うものがいなくなった、哀れな道具を。」

ゆかり    「・・・・・・ここまで来たんですね。
         初めてですよ。」


小夜     「貴方は強いのですか?」

ゆかり    「・・・・・・ええ。」
        「理由は分からないけれど、その悲しみを、
         ここで終わらせてあげます。」
        「おいでカード達、戦おう!」




 《ねじれた城》内部で堀口ゆかりと対峙した結城
小夜。この世界を変えるために・・・。

 カード・・・堀口ゆかりにとって戦うための道具。
この人は確かダンデオンと同じ異世界の人なん
ですね。

 小夜は自分が人間ではない兵器だから気持ち
がわかるかもしれないですね。堀口ゆかりの持つ
カードという道具を。自分も同じ立場だからかな?



《4−2     ボス戦終了時》


ゆかり    「カードが・・・・・・飛んで行く・・・・・・」

小夜     「さようなら。」

ゆかり    「カードが・・・・・・飛んで行った・・・・・・」



 堀口ゆかりに勝利した結城小夜。小夜の思いが
堀口ゆかりの持つカードに勝った、という所でしょう
か?



《5−1     スタート時》


小夜     「・・・・・・」
        「誰が・・・・・・私の悲しみを、終わらせるんだろう。」


 自分の悲しみは誰が終わらせるのか?それは
自分自身か?それとも玖珂光太郎なのか?
その真意を分かる人物は現れるのか・・・。

 いよいよ世界の秩序と対峙する結城小夜。
自分自身のために、兵器ではなく人として。
そしてこの世界を変えるために。


《5−1     ボス戦開始時》


晋太郎    「よくここまで来ましたね、魔道兵器。」
         「命令されたわけでもないのに、ここまで来る
          のは、想像を絶する痛みが伴ったでしょう。」
         「私が命令を出してあげましょう。」
         「そこで自害しなさい。
          そうすれば、楽になる。」


小夜      「私は兵器ではありません。兵器として生まれ
          ましたが、死ぬ時は人として死にます。」

晋太郎    「・・・・・・どんなに心が思っても、体は無意識に
          戦いを行う。正確に、狂いなく。」
         「これが兵器ではなくなんと?
          貴方は、壊れるまで兵器ですよ。」


小夜      「でも、心だけは思っています。
          ・・・・・・いつも。」




 私として最もお気に入りの場面です。結城小夜
をプレイしてみてここの部分が印象に残りました。

 玖珂晋太郎(玖珂光太郎の兄)は小夜に対して
兵器という事を攻めます。それも執拗に。小夜に
とって心が痛い所ですね。口調が厳しく、小夜を
追い詰めていきます。しかし小夜は晋太郎に対し、

 「私は兵器ではありません。兵器として生まれ
  ましたが、死ぬ時は人ととして死にます」


 凄いですよ。こんな言葉、追い詰められた時に
言えるのが凄いです。それだけ小夜が成長してい
ることなんですね。

 冒頭の台詞の所で小夜は【自分自身の心の成長
を描くストーリー】と書きましたが、ここの台詞がポイ
ントとなってます。

 兵器ではなく人として戦う・・・その意志がある限り
おそらく大丈夫でしょう。私はこの戦いが終わっても
小夜は死なないと思います。(断定できませんが)


《5−1     ボス戦終了時》


晋太郎    「強い兵器だ・・・・・・
          世界の秩序をも破るのか・・・・・・」
         「それが・・・人の傲慢が生んだものであれば、
          僕も貴方も、同じ被害者か・・・・・・」


小夜      「傲慢を越えて行こうとする人がいます。
          だから私は、被害者だとは思いません。」

晋太郎     「都合の・・・・・・いい・・・・・・道具だ・・・・・・」




 小夜は晋太郎に勝った。でも私としては小夜が
兵器だからではなく、人としての気持ちを持った
から勝ったのだと思います。

 もし小夜が人としての気持ちを持たず、ただの
兵器だったら・・・・・・晋太郎の命令通りに自害
していたかもしれません。そういう展開になって
もおかしくなかったです・・・。

 「傲慢を越えて行こうとする人がいます。
  だから私は、被害者だとは思いません。」


 ここの台詞いいですね。たぶん人というのは小夜
自身のことを指してるのでしょう。兵器ではなく人
と言ってるし、たぶん間違いないでしょう。小夜が成
長した証でしょう。


《5−2クリア時     エンディング》


        小夜は雪の中でへたり込むと、死のうと
         思った。

         携帯が鳴っていてことに気付く。
         今までずっと、鳴り続けていたのだった。

小夜     「はい、結城です。」
        「・・・光太郎さん?」
        「今・・・ですか?え、いえ・・・・・・迷っていました。
         和菓子屋さんを・・・・・・探そうと思って。」

         小夜は、嘘をつき始めた。


 無事に世界の秩序との戦いを終えた小夜だけど
光太郎からの携帯で嘘をつく・・・。弱気になって
いますね。やはり自分が兵器だからという思いが
そうさせてるのでしょう。

 兵器ではなく人として戦った結城小夜だが、やは
り人にはなれない・・・そういう事なのでしょうか?

 この後どうなるのかはプレイヤーの想像になるの
だが、私としては光太郎の所に行ってほしい。いや
行かなければならない気がする。でないと戦った
意味がなくなってしまうし・・・。

 4−1スタート時の台詞で戦って死ぬと言ってるの
で、これからまた新たな戦いへ赴くのか・・・魔道兵器
としての宿命なのか?

 私としてはかなり考えさせられる所です。どうなる
のかはプレイヤー自身の考えということになりますね。






最後に



 式神の城U・結城小夜の台詞集を読んで頂いて
ありがとうございます。私なりに解説をつけ加えてみま
したけど、まだまだ十分な説明ができていません。
台詞の解説をするのはかなり難しかったです。


「ここはこんな展開になるんじゃないかな?」
「こんな意見はどうかな?」


 等の質問がありましたら掲示板で感想を書き込んでくだ
さると嬉しいです。





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