1995年7月末にアメリカのアラン・ヘール氏とトーマス・ボップ氏が発見した彗星です。発見時の光度は10等級でしたが、軌道計算の結果、木星よりも遠い距離にいることが判明しました。それを考慮すると異例の明るさであり、1997年春の近日点通過(太陽最接近)の頃にはマイナス等級に達する化け物彗星になると予想されました。1996年夏には早くも肉眼等級に達し、1997年年明け早々には3等級になって明け方の空に姿を現しました。2月から3月にかけては日毎に尾が太く長く伸びていって、黄色味を帯びたダストテイルと青っぽい色のプラズマテイルが作るV字形が印象的な大彗星に成長しました。3月末〜4月初旬の近日点通過前後には全光度が−1等級に達し、光害が酷い東京都心でもはっきり確認できるレベルになりました。20世紀屈指の大彗星として今後も語り継がれることでしょう。
※各画像ページにある地心距離は地球中心から彗星までの距離、日心距離は太陽中心から彗星までの距離のことで、単位は天文単位AU(1AUは地球−太陽間の平均距離である約1億5千万km)です。
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双眼鏡ではっきり見えはじめた頃(1996 7.12) JPEG 42KB
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5本以上のジェットが見られた頃(1996 11.3) JPEG 16KB
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ダストテイルが伸びはじめた頃(1997 2.10) JPEG 55KB
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昇る際にサーチライトのような尾が印象的だった頃(1997 3.9) JPEG 37KB
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ダストテイル中にシンクロニックバンドが確認された頃(1997 3.10) JPEG 67KB
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夕空で高度が上がってきた頃(1997 3.30) JPEG 59KB
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近日点通過日の姿(1997 4.1) JPEG 26KB
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夕焼けをバックに輝いていた頃(1997 4.10) JPEG 27KB
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夕空で見納めとなった頃(1997 5.4) JPEG 32KB
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