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お盆になるとこの家には叔父叔母や従兄弟達がやって来る。来年が祖父の七回忌だから今年は控え目にしようと父は言っていたが、それでも親戚が揃う機会はそう滅多にないので、準備で一週間は家の中がばたばたしていた。ハツさんは布団を干したり、打ち直した座布団を取りに行ったり、食事の手配をしたりする。松次さんは更に丁寧に庭木の手入れをする。僕や朱鷺子はハツさんの手伝いをし、父は車で人を迎えに行ったりする。
毎年、お盆の三日前から丸二日ほど掛けて家中掃除をする事になっていた。ハツさんは朝六時にみんなを起こす。眠い目をこすりながら家中の廊下に雑巾がけをする。蔵の襖絵のいくつかを干して家の襖と入れ替える。畳を干して叩いて裏返し、窓ガラスという窓ガラスを磨く。障子も破れたものは総て張り替える。この日だけは父は小さい時でも僕に容赦をしてくれなかった。何時間もぶっ通しで雑巾がけをしていると膝は正座できないほど腫れ上がった。幼い頃べそをかいている僕を見てハツさんは膝当てを作ってくれた。毎年新しい膝当てをおろしてその一年はそれを使う。僕は随分と長いこと、どの家でもお盆はこうやるものだと思い込んでいた。このように膝が痛いものだと思っていた。この膝の痛い大掃除が終わった次の日、慶介は朝の五時に僕を叩き起こした。
僕の部屋は東向きの二階にある。
僕はいったん寝てしまうとちょっとやそっとの事では目が覚めない。慶介は僕を酷く揺す振り、僕は地震の夢で目が覚めた。「どうしたんだよ」と聞いても答えない。唇に指を当てたまま身振りで着替えろと指図した。せかされて寝ぼけたまま慶介の家まで付いて行くと、幸兄が羽交い絞めにして迎えてくれた。
「よう、元気か?」
「幸兄ちゃん!」
「昨日の夜、遅く着いてさ、こっち来てみ」
そうして僕は理香に会った。
幸兄はあんまり詳しい事は教えてくれなかった。ただ理香は幸兄の知り合いの子でしばらく夏休みをこっちで過ごす事になっている、今長期で泊めてもらえる所を探している、とだけ。僕の耳にはその説明もあまり届かなかった。
理香は浅黒い肌と切れ長の目をしたほっそりとした子だった。僕が挨拶するとちょっとだけ微笑んで頭を軽く揺らした。お辞儀のつもりだったのだろう。でもなんだか、こういう挨拶は好きじゃないと言いた気な、小さい子のいやいやのように見えた。
それきり理香は黙ったままだし、僕もくだらない事を言いそうであたふたしていると、幸兄が軽く手を振って理香はそのまま家の中に消えた。
「ごめん、あいつあんまりしゃべるの好きじゃないんだ。でもいい子だからさ、お前達頼んだよ」幸兄が取って付けたように言った。
「でさ、お前の家、大丈夫かな?」慶介が訊いてきた。
「何が?」
「あの子泊めてやれるかな?」
僕はちょっと考えた。多分余分の布団一組位あるだろう。部屋は問題ないはずだった。(足りなければ朱鷺子の部屋で寝ればよかった。)
「大丈夫だと思うけど・・・親か朱鷺子に言わないと」
「それは俺が言う」幸兄が間髪入れずに言った。
僕と慶介は顔を見合わせた。
それから僕達三人はその足で僕の家に向かった。朱鷺子は庭にいた。床の間に飾る花を選んでいた。僕達を見て驚いただろうに、そんな様子は見せなかった。ただ優しく「おはよう。珍しい人ね」と微笑んだだけだった。 「頼みがあって来たんだ」幸兄は単刀直入に切り出し、朱鷺子と一緒に縁側に腰をおろした。
そのまま二人は小一時間程もしゃべっていた。僕と慶介はそわそわしながら庭をぶらついて待っていた。何を話しているのか聞いてみたかったけれど、さすがにそれははばかられた。「おい、来いよ」という幸兄の声で側に行った時には、朱鷺子の目は赤く頬には涙の跡があった。
「理香これから連れてくるから、慶介は俺と一緒に来てくれ。理香預けたら、一旦戻らなくちゃいけないんだ。だから慶介と籐太、夏休みなんだし理香と一緒に居てやってくれ。時々どっか遊びに連れて行ってくれると助かる。10日位で俺もこっちに戻れると思う」それだけ言うと、朱鷺子の肩をぽんぽんと叩いて慶介を連れて幸兄はさっさと行ってしまった。
僕があっけにとられている内に、慶介と幸兄、それに理香まで戻ってきた。理香の荷物を置くと幸兄はそれこそ挨拶もそこそこに帰ろうとし、それを僕の父が引き止めて車で幸兄を送って行った。
朱鷺子は普段使わない小さな部屋を空け、そこに荷物や小さな机を運ぶよう僕と慶介に指示した。理香の荷物はほんのちょっとだったので、小一時間もしないうちに部屋は片付き、僕と慶介は理香と朱鷺子をそこに残して引き上げた。
「どういう事なの?」僕は慶介に聞いた。
「よくはわからないんだ。あの子もあんまり口をきいてくれないし」
「幸兄はあの子を預ける為にお前のとこに来たんだ?」
「どうなんだろ。わからないよ。朱鷺子さんは聞いたんじゃないのかなあ」
「でも泣いてたんだよ」
そのまま僕と慶介は何も言えず何も聞けなかった。
慶介は一旦家に帰り、春子叔母さんと夕方また来る事になっていた。昼前から親戚みんなが到着し始め、父も僕も朱鷺子も出迎えやらお茶出しやら荷物の上げ下ろしやらでてんてこ舞いになり、理香とは昼ご飯に顔を合わせたきりになっていた。僕は気にはなっていたけれど、朱鷺子がそっとしておいた方がいいというので、その言葉に従っていた。
やがて従兄弟のミミ帝王がやってきた。ミミは従兄弟の中で一番年下で女の子だったので、親にも親戚にも可愛がられ過ぎた小さな暴君だった。清治叔父さんの家では男の子が続いた後、随分間が開いて産まれた初めての女の子だった為、「お宝マユミ」は大事にされた。舌足らずの頃、自分の事をミミと呼んでいて、それがそのままあだ名になった。ミミは家中駆け回り、理香を見つけた。そして理香に甘え理香にべったりへばりつき、理香はミミのお守りをその後一日する事になった。
その夜大人はお酒を飲んで宴会をしていた。明日は一滴もお酒は出ない。お盆に集まってお酒が入ると時々喧嘩になるのを見越して、数年前から当日には出さないようになっていた。祖父の一周忌の際、坊さんの前で醜態をさらしてしまっていたのだ。その時は高行叔父さんと父が確か土地の事で取っ組み合いの喧嘩をした。それ以来、叔母さん達は知恵を絞って喧嘩するなら前の日にやらせてしまおうと企んだ。その計画は功を奏し、それ以来身内のみっともないやりとりは前日にけりが着いていた。
理香もミミのお守りをしているうちに何とはなしに場に馴染んで、それ程居心地が悪いようでもないように見えた。朱鷺子の浴衣のおかげもあった。朱鷺子は毎年叔父さんや従兄弟の浴衣を作ってくれていた。朱鷺子は今年自分の為に作っていた浴衣を理香に譲り着せて上げた。すっかり出来上がった叔父さん達の褒め言葉に照れて頬を紅く染めていた理香を見て、ようやく僕も慶介も(そして多分朱鷺子も)ほっと胸を撫でおろした。
その夜、春子叔母さんは家に帰ったが、慶介は僕の部屋に泊まった。久しぶりだった。中学の頃は遊びに来てよくそのまま泊まって行ったが、親父さんが死んでからは叔母さんの事が心配なせいか、あまりそうしなくなった。最後に僕の部屋に泊まったのはこれより1年以上前だったと思う。
夜中に突然慶介がわあわあ泣き出した。目覚まし時計でもなかなか一人でおきる事ができない僕が目を覚ます位の大声で。びっくりして慶介を見ると、慶介は起きていた訳ではなかった。揺すって起こしてやると、目を覚まし今度は笑い出した。
「どうした?」僕は慶介に聞いてみた。
「なんでもない」
「あんなに泣いてか?」
「ガキの頃の夢見てたんだ」
「ほんとに大丈夫か?」
「平気。煙草、吸っていい?」
「いいけど・・・」僕が灰皿になりそうなものを探すと
「いいって」慶介は窓に寄って煙草に火をつけた。
満月は煌々と光り、外は静かだった。僕達は起きたばかりでぼうっとしていた。
「静かだな」慶介が言うとこんな言葉も映画の一シーンのように聞こえた。
「うん」
「見ろよ」
海も静かだった。規則的に波が寄せては引き、引いてはまた寄せている。何も隠すものがないような静けさだ。月が近過ぎる気がする。僕は同じような気持ちをどこかで味わうような、そんな予感じみた不思議な感覚にとらわれた。どこか非日常的で忘れられない、夢の中にいるような気持ちだ。
「おまえさ、コップを空にする決断、したことある?」ふいに慶介が僕に尋ねてきた。
僕は頭が回らず黙っていた。慶介は続けた。
「コップがいっぱいになるとそれ以上注いでも水が溢れるだろ?水を入れていたコップに他の飲み物容れようとしたら、一回水を空けなくちゃいけないだろ?そういうの、自分で決めた事今まである?」
「・・・わからない」
「つまりさ、普段起きるありとあらゆる事に許容量ってあると思うんだ。それを超えると全部ゼロになって一からやり直しになる。俺は親父が死んだ時そう思った。これが俺の許容量だって。もう一度コップを空にして一からやり直すんだって・・・でもさ、自分のコップを空にするのは自分でしなくちゃいけないんだ。自分でやらない限りいつまで経っても別のものは飲めないんだ」
僕はよく考えたけど慶介が言わんとしていることをよくはわからなかった。だから続けるよう促すつもりで言った。「どういうことなの?」
「俺、本当は親父をずっと殺したかった」慶介が親父さんの話をするのは、死んで以来初めての事だった。
「俺もにいちゃんも散々ぶん殴られてきたけど、そんな事は大した事じゃない。怪我は治ったんだから今更何とも思っちゃいないよ。お袋なんだ。お前も聞いているだろ、お袋の評判」
「いや」僕は嘘をついた。
「いいんだよ。こんな狭い町だもの。知らない奴はいない。本当なんだ。お袋がいろんな男連れ込んでるの。でも、それでもいいんだ、それでお袋が幸せなら。俺はへでもないよ、小学生じゃないんだから。問題はお袋がそういう行動をとる原因なんだ」
僕は気まずさをごまかすために探し物をするかのように机の所に行き、灰皿の代わりになりそうな鉛筆立てを取って中身を空け、慶介に渡した。
「おまえ、秘密守れる?」慶介が言った。
「多分」
「多分じゃなくて絶対。朱鷺子さんにも叔父さんにも誰にも言わないって約束できる?」
僕はちょっと考えた。「うん」
「お袋な、毎日吐いているんだよ、便所で」
「吐くってもどすってこと?」
「そう。毎日毎日、家にいる時間ほとんど」
「どうして?」
「まだ親父を好きだからだろ」慶介の顔は月の光のせいか青白く光って見えた。自嘲とあきらめの入り混じったような顔。まるで一足飛びに何十年も歳をとってしまったような顔。
「お袋はさ、本当に好きだったんだと思う、親父のこと。でもあんな風になって・・・それでも別れなかったのは信じてたからなんだろ。誰だってああなったら、親父殺すか信じるか逃げ出すか位しかできやしないよ。お袋は逃げられなかった。まだどこかで信じてた。俺もそう。信じてた。いつか正気に戻るってね。でも今のお袋見てたら、俺は親父に自殺なんか許さないで殺しておけばよかったって・・」
僕は『やめろよ』って言いたかった。でも何も言えなかった。
「お袋は最後まで信じてた。そういう信頼が何にもならなかった。憎みたい親父はもう死んでしまった。憎んでも憎んでももういないんだ。多分お袋にとって連れ込む男なんて誰だっていいんだろ。代わりに憎むために誰彼なく連れ込んで、自分も親父もその男も憎くって吐いているんだ。俺を含めた男って言う男に復讐したくて、それでも男がいないと駄目なんだ。男っていうか自分の感情を注ぎ込める相手がいないとやって行けないんだ。なあ、俺にはそんなの、耐えられない。親父は死んでしまったのにまだ生きているのと一緒なんだ。親父が吐き散らした毒はまだ残っているんだ」
慶介は続けた。「俺にはよくわからないんだ、三石。自分のやってきた事がよかったのか悪かったのか、考える事がある。俺なりに親父やおふくろに心配掛けないよう気をつけてきたつもりだし、別にぐれもしなかったし特別反抗もしなかった。おふくろに言わせると、俺と兄貴はいい子だってさ。でも心の中までいい子だった訳じゃない。親父なんか死ねばいいってずっと思ってたし、死んだ時は正直ほっとした。今おふくろと二人で暮らしていると息が詰まる。うんざりする。だからってそれを口に出したり態度に出したりしたことはなかった。でもそれって本当に正しいことなのか?
俺はさ、親父からもおふくろからも逃げたかったんだ、ずっと。なんかくもの巣に絡め取られているような気がしてて、その中で自分を保とうって、正気でいようって必死だった。学校以外に安全な場所はなかった。だからさ、親父に対してもおふくろに対しても感情がもう何にも残っていないような感じがする時がある。おふくろが吐いてても親父が死んだ事を思い出しても、何の感情も湧いて来ない時がある。
もし俺がおふくろとちゃんとぶつかったり話をしたり出来るのであれば、おふくろはああまでならないのかも知れない。わからないよ。ただもう家族とか責任とかたくさんなんだ。飽き飽きしてる。あの家でおふくろと話をしてもまるで納骨堂で死んだ人に話し掛けているみたいだ。俺の家族はもうばらばらなんだよ。もう家族であって家族でないんだ。今更なにができる?
俺が親父を殺したい程ずっとずっと憎み続ければよかったのかな?そうすれば、俺が親父を憎む役割を引き受けていればおふくろはあんなにならないで済んだのかな?でも俺はそんなに強い人間じゃない。俺はそんなに人を愛したり憎んだりできないよ」慶介の目は涙が見えた。
「もういい。もう充分だよ。おまえが叔母さんの問題を抱え込んじまったらおまえまで駄目になっちまう」
「わかってる。でも時々おふくろが吐く音が耳から離れないんだ。食事のときも寝ているときもおふくろは吐いている。俺にはなんにもできないんだ」
「・・・おまえじゃなくたってどうにもできないよ」
「うん・・・わかってる」慶介はうちひしがれ、小さな子供のように見えた。
「おまえ、今までが悪過ぎたんだよ」僕は言った。「これからだんだんよくなる。叔母さんもきっと吐かなくて済むようになる。いつかきっとそうなる」
「うん」
「ほら」僕はちり紙を慶介に渡した。「これで鼻かんで寝ちまえ」
慶介はおとなしく煙草を消して鼻をかみ、横になった。
「ごめんな。誰にも言えなかったんだ」
「わかってるって」
「兄貴はもうこっちに戻って来る気はないんだ。『俺達はもうおふくろを自由にしてあげなくちゃ』って言うんだ。学費もおふくろから受け取ろうとしないんだ」
「うん」
「俺もここを出て行く。おふくろはひとりぼっちだ」
僕は父の事を考えた。父ももうひとりぼっちなんだなと思った。
「なあ」慶介がもう一度僕に話し掛けた時には、既に僕はうとうとと眠りに向けて漂っていた。
「ん?」
「理香ってかわいいな」
「うん」そして僕は眠りに落ちた。
春子叔母さんは次の日、当たり前のようににこにこしながら朱鷺子を手伝っていた。慶介も普通の顔をしてご飯を食べ、普通の顔をしておばさんから学生服を受け取っていた。今まで何とも思わなかったことに別の意味が与えられてしまっているようで、僕はなんとなく正視しづらかった。
今であれば慶介の親父さんもおふくろさんも心の病としてちゃんと治療を受け、暮らして行くことができたのかも知れない。当時は僕の親戚にそのような病の知識を持った人なんて誰もいなかった。ましてや家族の葛藤も取り立ててなく静かに育ってきた僕には、慶介の痛みに対してどう接したらいいのか、よくわからなかった。ただこれまでと変わらず友達でいる、そうするしかなかろう、と結論付けていた。
慶介が僕に話してくれた家族というものの崩壊を僕は実感として掴めなかった。慶介が現にさらされ苦しんできた家族の営み、足を踏ん張ってたたずんでいる家というその場所がさらさらと砂浜の砂のように足元から崩れて行くその事実に対して僕にはただ慶介の無事を願う気持ちしか持てなかった。
家族について僕自身真剣に考えた事はほとんどなかった。僕には母はいなかったし幼少時淋しく思う時はあった。今でもいたらどんなだったろう、と考える事はある。でもそれはすっきりした傷、割り切れる痛みだった。
父や朱鷺子は僕にとって生まれた時から一緒にいる人達で、その存在はあまりに当たり前のものだった。朱鷺子が家を出てから母代わりだった朱鷺子を懐かしく思う時もあった。でも会いたくなれば会いに行くことも、朱鷺子から家に来てくれることもあった。
一方慶介はどちらが親かわからない位家族を心配していた。慶介は生まれた時から親の問題で心を痛めていた。最初は父親の、次は母親の不幸にもろにさらされていた。母親の不幸に侵食され蝕まれていた。母親は慶介にとって盲目的に守らなければならない人だった。誰かに対して僕はそこまでの気持ちを持った事がなかった。
平和な時代にそこそこ恵まれて育った僕は、その年頃にありがちな自分の事だけしか考えられない子供だった。僕が本当に関心を持っていたのは自分の将来のことと好きな本を読むこと位だった。父や朱鷺子のことは、二人が僕を大切に思ってくれていると知っていたからこそ逆に度外視して考えていた。照れもあったが当たり前に思ってたかをくくっている気持ちも大きかった。それともうひとつ、僕はどうしても三石の家の雰囲気に馴染めない部分を持っていた。
父や朱鷺子が持っているものは人を守ろう守ろうとするものだった。やがていつかは現実に押し流されるゆったりとした時の流れだった。僕はそれを尊重したいと思いながらも、心の奥底ではそういうものをすべてひっぺがしたもっと生々しい生きる力に溢れたものに憧れていた。日本の古代史のような野蛮で生き生きしたものをいつか自分で書くことが出来たらと心密かに思っていた。僕にとって慶介は身近で最もその生きる力に溢れた人間だった。
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