●落合信彦(おちあい・のぶひこ)

 ノンフィクション作家、って自分じゃあ言うんだろうなあ(笑)

 本屋に通う習慣がある人は知ってますよね?
 よく「これからは〜の時代だ!」みたいなキャッチコピーで、国際情勢や政治関係のヨタ話に引っ掛けて、「ビジネスマンの心構え」みたいなのを書いている人です(笑)

 その内容は、自称、「FBIに200人、モサドに50人」居るらしい(もう、勘弁してくれ・・・)彼の情報網(笑)から仕入れてきたらしい、どう考えてもただのデタラメとしか思えない政治カンケーのお話を、
 
 例) UFOはナチス残党が作り上げた秘密兵器だ!
    ソウルオリンピックは北朝鮮の破壊工作で前代未聞の大惨事になる!

 頭悪いクセに「俺は国際政治の話が出来るんだ」と思い込みたいサラリーマン層を中心に売りさばいているという非常に「と学会」好きのする人です(とりあげられてたっけ?)

 自称する経歴もデタラメで、「10代で単身アメリカに渡り、石油王になった」からはじまり、「ブルース・リーにヌンチャク勝負で勝った」なんてもう、ここまで来ると「電波」としか思えないようなものまで枚挙にいとまありません。

 で、これが恐るべきことなんですけど、この人の本、ここまでデタラメを書いておきながらかなり売れてるんでsね。
 全盛期の頃なら「ベストセラー作家」と言ってもよかったのではないでしょうか?

 これが何を意味するか、というと・・・そう、世の中にはこの程度のウソが見破れない(中学公民レベルの知識と、連立方程式レベルの論理構成力がない)クセに「俺は国際政治を語れるんだ、活字の本だって読めるんだ、落合先生が言うように新しい時代を切り開くための『狼』なんだ!」と思い込んでいる人がむちゃくちゃ多いということなんですねぇ。

 落合信彦、あまりに売れてるんでここまでトンデモだとは思わなかったでしょ?
 ここまでデタラメやって何の問題にもならないのは、二つ理由があります。

 一つ目はこの落合の読者はあまりに頭が悪いため、社会的影響力を持ってないってことです。
 別にこの程度の頭のオッサンとかが落合を真に受けて「そうか、これはイスラエルの謀略なんだ」っていう電波を受信したところでせいぜい家族から「またはじまった」と白い目で見られるのがオチなので、事実上問題はないのです(笑)

 もう一つは実はここまでデタラメをタレ流している人って言うのは、出版会じゃああんまり珍しくないということです。
 ここで落合を挙げたのも、「このテのモノ書きを一人あげとこう」と思った結果、この男が一番分かり易かったからで、世の中には大手出版社から、どう考えても中学教科書レベルの「常識」があればデタラメと分かる「国際情勢」や「政治」や「社会問題」や「心理分析」の本がものすご〜くたくさん出ているのです、ええ、意外なほどに。

 例えば「危ない話」で有名な広瀬隆。
 最近も「アメリカの巨大軍需産業」なんて本を出して「世界の悪の根源はアメリカの軍需産業だ!」なんてまるで「沈黙の艦隊」のかわぐちかいじの政治論(笑)真に受けたかのようなトンデモ本を出した人ですが、この人の出世作「危険な話」(原発がらみの本)の内容が半分でも当たっていたら21世紀の日本は「北斗の拳」か「ナウシカ」になっていたはずです(笑)

 こうして考えてみるとどう考えてもギャグとしか思えないものですが、落合も広瀬も、全盛期の80年代は講演会を開けば必ず満席、講演のクライマックスでは涙を流し、社会正義に怒り心頭な方々も大勢いたわけです。

 ですから、みなさん、気をつけて下さい。
 世間には結構、「本気で頭が悪い」人が居ます(笑)

 本棚を、知人友人両親兄弟親戚職場の上司部下同僚配偶者の本棚を見てください!

 そこに「落合信彦」「広瀬隆」「加藤諦三」「マークス寿子」名前があったら最後。
 多分、その人には「理窟」は通用しません。
 この手の人と付き合うには論証なんて無意味、おそらくもっとも有効なのは「甘い臭いが出る棒」か、腕力でしょう。

 ちなみに私は落合信彦、大好きですよ。
 もう、落合が南米でナチスの残党と激闘の末、UFOを発見したシーンを読んだ時には3分半くいらい笑い転げましたから(笑)


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