3.新しい糖尿病の治療  へもどる

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1. 正しい診断と新しい薬剤
2. ヘモグロビンA1c(HbA1c)をもう1%さげると?
3. 強化インスリン注射療法 
4. 糖尿病の新しい治療法
   超速効型インスリン
  吸入式インスリン
  膵移植
  膵再生因子


1.新しい薬剤
最近は新しい診断法、薬剤の開発により治療法もかわりつつあります。
従来の根性主義だけではなく正しい診断に基づいた正しい治療を受けて下さい。
  1. .糖尿の病型を判断する。 (1型糖尿か2型糖尿か)
  2. .糖尿病の病態を判断する。(インスリン依存性かインスリン非依存性か)
  3. .2次性の糖尿病を除外する。(他の疾患が原因となる糖尿病:肝疾患、副腎疾患等)
  4. .特殊な遺伝性糖尿病の診断をする。
  5. .インスリン分泌型かインスリン抵抗性型か。
以上の正しい診断にのとって以下の薬剤を使い分けます。
当院採用の薬剤名をあげます。


1 糖吸収遅延剤 ベイスン、グルコバイ
2 速攻型インスリン分泌促進剤 ファスティック、スターシス
3 インスリン分泌促進剤(従来のSU剤) ラスチノン、グリミクロン、オイグルコン
4 インスリン感受性改善剤 アクトス
5 ビグアナイド剤 メルビン
6 インスリン製剤

患者さんの病因、病態にあったオーダーメイドの治療が必要です。
基本は食事、運動療法です。

民間薬には注意しましょう!

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2.ヘモグロビンA1c(HbA1c)をもう1%さげると?
 過去一ヶ月の血糖の平均値を示す指標で、正常では5.6%以下ですが、糖尿病の患者さんは目標を7%以下になるようにして下さい。最近行われた英国の他施設大規模臨床試験(UKPDS)によると、HbA1cを1%下げると下に示すように、すべての危険率(リスク)が低下します。糖尿病に関連した死亡率を25%低下させ、糖尿病の合併症である最小血管障害(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害)を35%もていかさせます。みなさんのHbA1cがより改善するよう、日常生活の改善とともに、最新の設備と薬によりがんばりましょう。
 当院では最新設備による迅速検査により来院当日、その日のHbA1cの値をお教えします。
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3.強化インスリン注射療法
 正常人ではインスリンは食事を食べるごとに、一日3回膵臓から分泌され、またご飯を食べなくてもごく少量夜間睡眠中分泌されるというパターンを示します。最近ではより生理的なインスリン注射強化療法(一日3回もしくは4回)を行ったほうが明らかに合併症が少ないことがわかっています歯磨きも、毎食後3回磨いたほうが、寝る前に一回磨くより虫歯になりにくいですよね。
 生理的なインスリン補償療法を行い、その間に自分の膵臓を休めて快復させると、またインスリン注射は不要となり、飲み薬に戻ったり、中には食事療法のみでコントロールできるようになる患者さんはたくさのられます。
 いったんインスリンを打つと一生うち続けなければならないというのは迷信です。
                     (誰がいいはじめたのか??)
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4.糖尿病の新しい治療法
将来的にはいろいろな治療が考案され、米国では一部行われつつあります。
1.新しいインスリン治療
   a.超即効型インスリン(米国では使用中)
          毎食直前に注射する--今までのように30分待つ必要がありません
   b.吸入式インスリン
  (注射でなく食前にインスリンパウダーを吸入します:食前に一服インスリン!

2.膵移植
   a.膵臓の移植
   b.膵の内分泌細胞であるランゲルハンス氏島を選択的に移植(注射)する。

3.膵再生因子
 まだ研究段階ですが、分子遺伝子学の発展によりそう遠くはないうちに新しい薬ができるかもしれません。

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