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北海道帯広市
updated 2005/06/07
削除可 削除不可 性別欄がある公文書合計 83 (25.3%) 293 (89.3%) 328 (100%)
市の公文書性別欄 印鑑証明も削除へ (北海道新聞・帯広版 2005/05/24朝刊)
公文書の不必要な性別欄削除を進める帯広市は、印鑑登録証明書についても削除する方針を固めた。心と体の性の不一致に悩む性同一性障害者が「(同証明書は)頻繁に必要になり、不快な経験も多い」として削除を強く求めていたもので、管内の自治体では初めて実施。六月の定例市議会に関連条例の改正案を提出し、八月にも新しい書式に切り替えたい考えだ。
性同一性障害者と支援者でつくる民間非営利団体(NPO)「クラブサンライズ」道東支部は昨年度、公文書の不必要な性別欄廃止を求める要望書を市に提出。特に印鑑登録証明書について、小幡直支部長は「家の賃借契約や車両登録などで頻繁に必要になり、奇異な目で見られて不愉快な経験もした」として、削除を強く求めていた。
市は四月から公文書七十二種類の性別欄を削除しているが、印鑑登録証明書については「社会的影響力が大きく、慎重に判断する」としていた。先行実施する道内外の六自治体に聞き取り調査を行った結果、いずれも「不都合は特にない」との回答を受け、削除する方針を固めた。
小幡支部長は「性別欄廃止がほかの自治体にも広がってほしい」と期待する一方、「これは第一歩。性同一性障害者への偏見は強いので、行政が学校教育などで市民理解を深めてほしい」と注文している。
(鬼頭良幸)
市の公文書性別欄 支援団体の陳情採択 市議会委員会 (北海道新聞・帯広版 2005/05/24朝刊)
帯広市議会の総務文教委員会は二十三日、公的書類(公文書)の性別欄について、可能な限り削除・廃止することなどを求めた陳情書を採択した。
陳情は、性同一性障害者を支援する民間非営利団体などが二月に提出した。《1》証明書や申請書などからの不必要な性別欄の削除・廃止《2》性同一性障害者を交えた協議機関を設け、一般の理解と啓発に努める−の二点を求める内容。
市はすでに公文書の性別欄見直しを進めている。公文書三百二十九種類を点検し、九十一種類について削除する方針を決め、このうち乳児医療費受給申請書や交通障害保険加入申込書など七十二種類は四月から性別欄を削除している。
同委では、山本日出夫氏(公明)が協議機関の設置について問いただしたのに対し、河合正広総務部長は「まずは相談窓口など、現行体制の強化で対応していきたい」と述べた。
帯広市 公文書83種類 性別欄を削除 性同一性障害者に配慮 (北海道新聞十勝版 2005/04/01夕刊)
帯広市が心と身体の性の不一致に悩む性同一性障害者に配慮して、二○○五年度に性別欄を削除する公文書が八十三種類に上ることが分かった。利用が多い印鑑登録証明書は○五年度中に、影響を調べた上で削除の可否を判断する。
市は法令で規定されている文書などを除き、性別欄を原則として廃止する方針で公文書三百二十八種類を点検し、八十三種類は業務に支障がないとして削除する。大半は規則や要綱を変更し、一日から新しい書式になった。
削除されるのは就学資金申請書や乳幼児医療費受給証、市民活動コーナー・パソコン利用票など。これまで性別欄があった理由について、市庶務課は「国、道の模範的な書式を見習い、慣例的に設けていた書類が多いのでは」とみている。
性同一性障害者が強く削除を求めている印鑑登録証明書について、市民課は先行実施している自治体などに聞き取り調査して、削除の可否を見極める。ただ、仮に削除する方針が決まった場合でも、コンピュータープログラムの変更などに数百万円かかるため、○五年度中に実施できるか不透明だ。(鬼頭良幸)
【写真説明】性別欄が削除される奨学資金申請書や市民活動情報コーナー・パソコン利用票
市・公文書から性別欄削除へ 性同一性障害者に配慮 300種点検中 4月にも100種類近く 印鑑登録証明書は可否「慎重に判断」 (北海道新聞・十勝版 2005/02/26夕刊)
帯広市は、心と身体の性の不一致に悩む性同一性障害者に配慮して、四月にも不必要と判断した性別欄を公文書から一斉に削除する。現在、性別欄がある公文書三百種類余りを点検しており、最終的には「百種類近く廃止になる見込み」(市庶務課)。ただ、要望の強い印鑑登録証明書は「削除の可否を慎重に判断する」方針で、関係者も注目している。(鬼頭良幸)
性同一性障害者らが昨年十一月、不必要な性別欄削除を求める要望書を提出したことなどを受け、市は全庁的に申請書や証明書などを点検している。
市は《1》法令で性別欄の設置が規定《2》性別に応じた行政措置を求める申請書《3》男女別の集計が必要な調査票−などを除き、原則として公文書から性別欄を廃止する。削除が決まった文書は要綱や規則を変更し、四月にも実施する。
ただ、印鑑登録証明書は「社会的な影響が大きく、削除の可否を慎重に見極めたい」(市市民課)としている。道内では千歳市が官民の関係機関に聞き取り調査を実施し、「性別欄は特に必要ない」との回答を受けて二○○四年四月から廃止。「間もなく一年になるが、苦情はない」(千歳市市民課)という。
性同一性障害者を支援する民間非営利団体(NPO)「クラブサンライズ」道東支部の山口由美統括理事は、印鑑登録証明書について「利用頻度が最も高い文書なので、ぜひ性別欄を廃止してほしい」と期待している。
公的書類 不必要な性別欄削除を NPOが市議会に陳情書 (北海道新聞・帯広版 2005/02/18朝刊)
性同一性障害者を支援する民間非営利団体(NPO)「クラブサンライズ」道東支部(小幡直支部長)は十七日、ほかの九団体との連名で、帯広市議会に対し、公的書類の性別欄の取り扱いについて、当事者を交えた協議機関の設置などを求める陳情書を提出した。
陳情は、《1》証明書や申請書などからの不必要な性別欄の削除・廃止《2》性同一性障害者を交えた協議機関を設け、一般の理解と啓発に努める−の二点。
また、提出団体は同支部のほか、ウェーブ、エンパワメント・キッズ、帯広つくし会、カラーズ、高齢社会を良くする女性の会、たねっと、十勝シングルマザーの会、ぱす、はるにれの会。
この日、市議会事務局に陳情書を提出した同支部の山口由美統括理事は「性別欄は、慣例的に設けられていて必要のないものもある。早急に当事者を交えて調整し、必要のないものは削除していただきたい」と述べた。
住民票・印鑑等証明請求書 市、性別欄を削除 性同一性障害者に配慮 (北海道新聞帯広版 2004/11/03朝刊)
帯広市は十一月から、「住民票・印鑑等証明請求書」の性別欄を削除した。市市民課は「性別欄がなくても本人確認に不都合はない」として、心と身体の性の不一致に悩む性同一性障害者に配慮して削除を決めた。道内では北広島市などが百種類を超える公文書の性別欄を削除しており、帯広市でもほかの公文書に削除の動きが広がるか注目される。(鬼頭良幸)
住民票・印鑑等証明請求書は従来、指名欄の横に性別に丸をつける欄があったが、一日から性別欄がない申請書に変更した。住民異動届などは法令に基づき必要な事務手続きと判断し、現行の申請書を変えない。同課は「窓口で要望や苦情があったわけではなく、不快な思いをする人もいるので削除した」と説明する。
ただ、市が全庁的に性別欄の削除を進めているわけではなく、「保育所入所申込書」など各種申請書は従来通り性別欄が表記されている。市民課以外の課は「削除は検討の余地がある」としている。
性同一性障害者を支援する民間非営利団体(NPO)「クラブサンライズ」(本部・苫小牧)の小幡直道東支部長は「一歩前進」としながらも、申請書だけではなく「印鑑登録証明書や住民票自体の性別欄廃止を求めていきたい」と話している。
道内では北広島市、札幌市、旭川市が百種類以上の公文書を対象に性別欄の削除を実施、もしくは検討している。また、札幌市と千歳市は本年度に印鑑登録証明書の性別欄を廃止した。
【写真説明】性別欄が削除された住民票・印鑑等証明請求書(右)。左側は従来の請求書で、氏名欄の横に性別欄がある