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東京都町田市
updated 2004/02/28
市議会だより No.151 2面・平成15年(2003)年第4回定例会一般質問 12月4日〜12月25日 ![]()
平成15年12月定例会本会議議事録 (2003/12/09)
[ 平成15年12月定例会(第4回)−12月09日-02号 ]
△日程第2
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○議長(長村敏明) 日程第2、一般質問を行います。
質問の通告がありますので、順次発言を許します。
14番 宮坂けい子議員。
〔14番宮坂けい子登壇〕
◆14番(宮坂けい子) おはようございます。公明党市議団の一員といたしまして、通告に従い、1、人権問題・性同一性障がいについて、2、高齢者への虐待防止対策について、3、アレルギー対策についての3項目にわたって一般質問をいたします。
12月4日から10日は人権週間でもありますので、1項目めと2項目めは人権尊重の観点から質問させていただきます。
まず初めに、人権問題・性同一性障がいについて質問いたします。
性同一性障がいとは、心の性と体の性が一致しない病気と言われております。日本精神神経学会では、生物学的には完全に正常であり、しかも、自分の肉体がどちらの性に所属しているかをはっきり認知していながら、その反面で、人格的には自分が別の性に所属している状態の疾患と診断しています。現在、埼玉医科大学と岡山大学医学部で正当な医療行為として性別適合手術が行われています。この性同一性障がいの方が手術をするときに、必ず全員と言っていいほど自分の性を変えてほしいではなく、自分をもとの体に戻してほしいと訴えられると言います。その言葉に、自分が男か女かを自認する幼いころから性の不一致や違和感に悩み、苦しみ抜かれた一端を見る思いがいたします。
性同一性障がいについては、テレビドラマ「3年B組金八先生」で取り上げられたり、プロ競艇選手の記者会見や、4月の統一地方選で性同一性障がいを公表し、初当選した方など話題になりました。ことしの7月には性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律が制定され、社会での認知が少しずつ広まりつつあります。
しかし、戸籍と外見の性別が違うことから、まだまだ誤解や無理解により社会生活上でさまざまな差別、制約を受けているのが現状であり、医療面でも専門医は限られています。特に性同一性障がいの方は、性別の記載があることで、私たちには想像できないほどの人間として生きていく上での不便さ、不自由さがあります。例えば性別の記載のある健康保険証を見せるのが嫌で、よほど悪くなければ診察も受けないとか、公的書類が必要なため、キャリアがあっても正社員になれず、アルバイトで働くしかないとか、部屋を借りたくても住民票を出さなきゃいけないし、それを見て断られるとか、ひどいときには選挙に行って本人と確認されず、投票できなかったケースもあるそうです。商売では印鑑証明が求められることも多くありますが、性別が記載されているため、取引先との関係が壊れることもあったそうです。
私たちの社会では、人間の基本的な情報として大した意味もなく慣例的に男女別を問われることが多く、それに無意識に答えているわけですが、性同一性障がい者の方にとっては厳しい拷問のようなプライバシーの侵害となります。
2002年3月に出された人権教育・啓発に関する基本計画の中に、性同一性障がいを有する者の差別を解消し、人権擁護をうたっております。また、この11月21日付の「広報まちだ」にも「性的指向を理由とする差別をなくそう」とありました。
そこで、お伺いいたします。
1点目に、性同一性障がいへの市長の認識とご見解をお伺いいたします。
2点目に、性別記載されている町田市の公文書はどれくらいあるのか。また、それらはすべて性別記載が必要なのでしょうか。中でも印鑑証明や選挙の投票所入場券はいかがでしょうか、お聞かせください。
3点目に、これらの公文書から性別記載の削除を求めますが、いかがでしょうか。また、どのような課題があるのか、お聞かせください。
(中略)
以上、壇上からの質問といたします。
○議長(長村敏明) 市長 寺田和雄君。
〔市長寺田和雄登壇〕
◎市長(寺田和雄) おはようございます。きょうからいよいよ4日間、一般質問が始まりますが、どうぞよろしくお願いをいたします。
それでは、ただいまのご質問にお答えをいたします。
いずれも極めて今日的なテーマでありまして、総じて私どもも大いに一層の研さんに努めながら対応を考えていかなければならない課題だというふうに思っております。
最初の性同一性障がいということでありますが、これはこの言葉だけでは余りよく内容がわからないわけでありますけれども、ご質問の中でも披瀝されたわけであります。参考までに岩波で発行されております女性学事典というところから性同一性障がいという部分を引き出しましたら、要するに、一般に自分が女あるいは男であるという自己認知が身体と不一致のため悩み苦しむことだと言われているというふうに規定をされております。
この関係については、最近マスコミなどでも取り上げられたり、たしか世田谷区においてもこのような事例があったというふうにお聞きをしておりますが、このことについて、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律というのが本年の7月に実施をされております。これをもとに町田市としてもこれから鋭意検討をしてまいりたいというふうに考えておりますが、具体的に各部署に、男女の記載の問題とか、そういう関係については、それぞれ担当あるいは選挙管理委員会等々から説明を申し上げたいというふうに思います。
(中略)
○議長(長村敏明) 選挙管理委員長 渡邊重男君。
〔選挙管理委員長渡邊重男登壇〕
◎選挙管理委員長(渡邊重男) ご質問の中に選管に対するご質問で、選挙の入場整理券の男女性別表示の区分についてのご質問でございますが、理事者側からもご説明がございました。選管の事務局職員等の研修会等におきましても話題として取り上げられ、情報交換などをされておるのが現状でございます。
その中で、他市、23区の例を参考に申し上げさせていただきますと、他市では約半数に近い市がそれを廃止しております。それから23区におきましては1区がそのような状況でございますが、私ども事務局でも内容はいろいろ検討、研究させていただきまして、特に選挙人名簿には男女別の区分がされ、それについての必要な事項については処理されておりますので、特に削除しても影響のないものと思われますので、来年の執行予定の参議院選挙より男女別の性別表示の入場券は廃止したい、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
(中略)
○議長(長村敏明) 市民部長 岡部優君。
◎市民部長(岡部優) 性別記載のされている文書につきましてお答えをさせていただきたいと思います。
市が所管しております証明書とか申請書につきましては、およそ1,100件ぐらいとなっております。そのうち性別の記載のある申請書等の件数につきましては、詳細はつかめておりませんが、ほかの市の例等を確認しますと、およそその20%程度が性別記載をされていると推測しているところでございます。
その扱いでございますけれども、その文書の性格によりまして必要なものが当然ございますし、また、法律で決まっているもの等につきましては、私どもだけの判断ですぐ削除することは困難だと思われますが、それ以外、市が独自でつくっている書類、そういったものにつきましては、その文書の性格によって、本当に必要なのかどうか、もう1回検討してみる必要はあるだろうと思っておるところでございます。
ご質問にございました印鑑証明につきまして例を引きましてご説明をさせていただきたいと思っておりますが、印鑑証明につきましては、最初、ご本人様からこういう印影で登録をしていただきたいと申請がございます。その際、私ども、現在のやり方ですと、氏名、出生年月日、男女の別、住所につきまして記載をしていただいて、それに印鑑を押していただいて、それをもってそれぞれ保存をしておいて処理をするという取り扱いをさせていただいております。
それで、その中に男女の別が記載されておりますが、これは、住民基本台帳法によりましても、本人の確認のために必要だというような記載――本人確認情報と呼んでおりますが、そういう関係がございます。それと同様の形で登録をしていただいておりますが、今度はそれを実際に使う場合、市役所の方に対しまして印鑑登録の証明書を下さいと請求をいただきますが、いわゆる印鑑登録証明書としまして印影を写して、それを市長が証明するという形で交付をしておりますが、その書類にも実は男女の記載がされております。私どもの方は、市役所にこの印影を登録をしたということを市長が証明してあれば、それで十分ではなかろうかと考えておりますので、今後その辺のところを削除することは検討してみたいと考えております。
それから、一番最初に市役所へ登録する際の男女別の記載をして出す、この扱いにつきまして私どもは実は検討をしている中で幾つかの先進的に行っている市に照会をしたんですが、1つの市は、先ほど私が申し上げましたように、一番最初の申請をする際には男女別を記載して、それを住民票と照合する関係で、そのような扱いをしていますという市がございました。それから、その情報はもうなくてもいいのではないかと考えて、申請の段階から男女別記載は不要という取り扱いをしている市もございました。また、現在検討中で大変悩んでいるという市もございまして、そんな扱いで、幾つかいろんな検討をされているところがございますので、その辺はまた私どもの方も、そういった市の考え方等をもう少し調査させていただいて研究をさせていただきたいと考えているところでございます。
以上でございます。
(中略)
○議長(長村敏明) 14番 宮坂けい子議員。
◆14番(宮坂けい子) それぞれご答弁ありがとうございました。時間がなくなってまいりましたので、簡潔にいきたいと思います。
最初の人権問題、性同一性障がいの公文書の件なんですけれども、ぜひ前向きに検討して早急な実施をお願いしたいと思います。
そして、幾つかの自治体で印鑑条例を改正し、印鑑証明書の性別記載をやめるところが現実に出てきておりますので、これもやはり前向きに検討していただきたい、そのように思います。選挙の方に関してもぜひ早急にお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
(後略)
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| ※ご覧いただく各映像は、町田市議会の公式記録ではありません。 |
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