9/19
遂に名人大賞当日だ。
早朝自宅でドライファイアを繰り返してから茨城の自宅を出発。
浜松町の駅から歩く道も懐かしい。途中以前はなかった筈のコンビニに入り朝飯を調達。
少し早めに会場に着くと10数人くらいのシューターが集まっていた。が、時間が経過してもそれほど数が増えない。先着150名との告知だったがキャンセルもあり結局参加人数60何名かだったようだ。
今回の試合はGIジョーとミリタリー関係のイベントと同じ会場を間借りして行われたが、会場に入ると案の定荷物を置くスペースが非常に狭い。何とかレンジの周りを取り巻くように置かれていたがこれがもし定員一杯の参加だったら収集がつかなかったろう。シューターが陣取っている為、すぐ横に出展しているお店にも多大な迷惑がかかっているのが気がかり。
レンジは予想通り2名同時撃ちだ。しかもプレートとP3のレンジがが殆ど重なるくらいにくっついている。とても狭い。
更にギャラリーは弾よけのネットごしの観戦となる。通常ならシューターより前方には絶対出てはいけないが、スペースの都合上どうしようもなく、レンジ側面にはびっしりとギャラリーが並ぶ事になった。実際シューター側からすると集中していると目に入らないようだったが、本来なら安全上の理由で避けたいレイアウトだ。
最初の競技はプレートからだった。
私はスクワドの中では5番目の順番だったのでのんびりしていたら、ジャッジが私の名前を呼んでいる。スクワドの点呼かと思っていたら私の前に撃つはずのシューターが皆出場をキャンセルしていたらしくいきなり心の準備もできないまま撃つ事になった。
慌ててシューティングラインに立つ。進行を見ながら直前に弾を入れようとしていた為マグが空なので弾を込める。
この程度で舞い上がってしまうような私ではないが弾を込める手が少し震えていた。いつもなら意識的に手の震えを止める事が出来るのだが今日は止める事が出来なかった。
しかしこの時手の震えを確認出来たおかげで気持ちを引き締める事が出来た。
開会式で進行時間に厳しくすると言っていたし、私がもたもた弾を込めているので隣のシューターにも迷惑だったかもしれないが、弾込めの後、きっちりとスタンスの確認とドライファイアを行なった。
なにせこの日の為に練習してきたのだ。曖昧な気持ちではハンズアップするわけにはいかない。
隣のシューターの気配を感じつつも、完全に自分のペースでハンズアップする。
4メートル4秒
ブザーと共にドロウして構える。反応すると言うには程遠い。手にガンが付いてこない感じ。バドグリップしたかどうかさえ分からない。
そしてダットはターゲットを捕らえている筈も無く、宙をさまよっている。
ぐぐっとダットをプレートに引き寄せて撃ち始める。全くダットをコントロール出来ず、もうバランバランにダットが暴れている。リズムを取る事も真ん中を狙う事も出来ず、かろうじて一発一発ターゲットに弾をほうり込む。
そう、これが試合なのだ。
いつもの練習していない私だったなら、ここでもう外していただろう。ただ今回は練習量が私を助けてくれた。体が勝手に当ててくれました。いつも練習で使っていた8センチターゲットよりプレートが一回り大きいので何とか4メートルはクリア出来ました。
緊張しているのか集中しているのかとなりのシューターの撃つペースは全く気にならず、どんなシューターなのか顔さえ見る事も無いまま、完全に自分のペースで撃った。
5メートル5秒
まだ4分の1しか終わっていないが、ずっと4メートルでしか練習していないのでこれからは未知の領域。ただ5メートルという距離はかつてはエアーガン標準の距離であり、長年撃っている距離なので不思議と撃ちやすい。しかも5秒も有りタイム的には楽。
2回目のストリングで左手をバドグリップし、いつもマウントの横にあてがっている親指がずっこけてしまった。しかしながらタイムに余裕も有るおかげで慎重に狙って撃ちなんとかクリア。練習量のおかげでバドグリップ慣れしていた事もありそれほど焦る事は無く助けられた。実際撃っている最中はただひたすら丁寧に撃つ事だけに精一杯でタイムの事は考える余裕は無かった。
6メートル6秒
ここからはロングレンジ用にスタンスを狭くし右足を前にする。右足を前にするのはそうする事で左手の引きつけをより強くしようという考えからだ。
ハンズアップし、コールが掛かった時、いつもロングレンジではロックさせているはずの膝が緩んでいるのに気づき「やばいっ」と思う。
一旦手を下ろしやりなおそうか躊躇する。しかしタイミング的にもう間に合わないのは分かった。
不安感の有るまま撃ち始めてしまい、ここに来て遂に一発外す。
普通外した瞬間心の中で「あっ」と思い、少なからず心の動揺があるのだが、今回は不思議とそういう事が全く無くただ穏やかな気持ちで撃ち続けながらもプレートが倒れなかった事を確認するのみだった。
クリーンしたいと望んでいるはずなのだが、心の中ではターゲットを外す自分を当然の事と認めているのか。
外し慣れしているのか?!
外した瞬間気持ちを切り替え、いや、切り替えなかったかも知れないが、ただひたすら残りのプレートにダットを合わせる事に専念した。おかげでなんとか1ミスだけで乗り切った。
フォームが多少崩れていても、ダットが合っていて綺麗にトリガーを引ければ外す事はない筈。
タイムにも余裕が有る。
6メートル6秒で実際に撃つ練習をしていれば避けられたミス。
ちょっとした気の迷いが命取りになった。
外した原因がなんとなく分かるだけに、ショックも無ければ残念だという気持ちも殆ど無く、現実を受け止め、ただ苦笑いするのみだった。
肝心なのはこれから。
良い勉強になりました。
7メートル7秒
当初7メートルはプローンする予定だったが、撃ち上げ角度が思ったより有ったし、練習で使用していた8センチプレートに比べ、純白の10センチプレートが余りに大きく見えたのでスタンディングで撃つ事にした。
このような競技が無かった頃からロングレンジのプレートは好きで、昔は結構遊びで撃っていたので今回一度もこの距離は練習で撃っていないにも関わらず不安は無かった。
一発一発ダットが綺麗に止まるのを待ってから撃った。
ここまで丁寧に撃てたのも6メートルで既に外していたせいも有るだろう。
それが48枚と47枚の差であり、クリーンしたシューターが賞賛される理由がここに有る。
途中で外したシューターはそれを教訓に気を引き締め直す事が出来るが、クリーンするには最初から最後まで完璧さが必要なのだ。
結果は1ミスで47枚。
外した後も崩れる事無く撃てたしクリーン以外の成績としてはそれ以上は望めないベストの結果が残せたので満足だった。
最近SWAT装備のGIジョーに興味が有るので試合の合間に1/6サイズのMP5を2丁とガバ1丁そしてシューティンググラス、ついでに可動範囲が広そうだったのでドラゴン社のアダムを購入。アダムは基本アイテムなのでマニアは既に持っているらしくずっと売れ残っており安く買う事が出来ラッキーだった。
1/6のパイソンとチーフスペシャルをうっかり買い逃してしまったのが残念。こういうのってなかなか無いんだよね。
プレートの後はP3だ。
的が小さく手強そう。当日になって的の高さが予想より低い事に初めて気が付く。
いや、プレートが高いのか?
プレートで47枚なのでここでがんばれば上位も狙えるかも。
しかし撃ち始めるとそんな事はすっかり忘れてしまいました。
4メートル
2秒2発
初弾は体が勝手に撃ち2発目は殆ど暴発気味。
ダットは止まらずにターゲット周辺を踊っていました。しかし何故か両方とも当たる。
3秒4発
忘れた。クリアしたような気が・・・。
5秒6発ウイークハンド
ウイークの事をすっかり忘れていて5メートルに下がってしまい恥をかく。
初弾でダットがなかなか見つからず、慌てて撃ちポロポロと外す。
5メートル
3秒2発
4秒4発
共に全然覚えていません。
多分外した。
5秒6発ストロングハンド
クリアしたような気がするが最終弾を外したかも。
7メートル
全く記憶にございません。でもロングレンジは楽しい。
9メートル
遂にプローンを試す。
緊張していたのか眼鏡がずれないように気をつけるのをすっかり忘れいた。
自分としては綺麗に伏せたつもり。
プローンに作ったマグウエルも役に立ちました。
記録は忘れた。
試合で9メートル撃つのは初めて。この距離は練習すれば楽しそうだ。
近距離でのスピードシュート。ワンハンド。そしてロングレンジ。いろいろな要素が取り込んであって試合を楽しむ事が出来た。
計39枚だったらしい。
合計で86枚。最後にプリントアウトされていた集計用紙には総合12位と出ていたけど、同枚数の人も何人か居てどういう風に順位を決めたのかは不明。まさか50音順てことはないよね。
こんな感じで名人大賞を撃ち終えました。
閉会式では主催者の石井君からいろいろと話があり今後のシューティング界について考えさせられました。
現在のシューティングマッチ界の低迷についての話でしたが、今回の参加人数の少なさや殆ど毎回変わらない面子を考えると確かに将来の為に対策を講じる必要が有る。
「ふぅ、試合も終わったし、これでしばらくは練習しなくて済む・・・。」ってやっぱり練習キライなのか??>俺