★ユーザーが知っておくべきだと思うこと



 自分だけで文句を言っていても埒もあかないので、いったい今回の一件は、法的にはどうなのかを検証するため、専門家の意見を聞きに行ってみました。
 その中で、今、「自分の1Vも初期ロットだが、大丈夫なのだろうか?」とか、「自分の1Vも同じ症状が出てしまっているのだが、やはり有償修理と言われてしまうのだろうか?」、「今のところ症状は出ていないが、今後『シャッター15万回』には程遠い使用状況で症状があらわれても、やはり『経年変化だ』などと言い訳されて、お金を取られなければならないのか?」などと思っていらっしゃる方に、有益な話があったのでご紹介します。

 弁護士の先生によれば、今回の私のそもそもの問題のように、「保証期間が過ぎているから」と修理や交換を渋られるというのは、全く正当性のない話で、製品製造上の瑕疵(今回の場合で言えば、シャッター部品の不良)による不具合があった場合は、それが見つかった時点で、ユーザーに納得してもらえるように、然るべき対応を取るのは当然、ということでした。(最初にやっとこさっとこで代替品と交換となった時に、M氏に「お世話様でした」と言ってもらってきましたが、むしろ当然の権利だったんですね。対応が遅かったことに対して、怒って当然だったわけです。あるいは「あくまで返金」と突っぱねても、やはり良かったのだろうと思っています)

 と、いうわけで、もしこのページをご覧の1Vユーザー、特に初期ロットの1Vユーザーの方で、「自分の愛機にも、この症状が出た」という方は、すぐにサービスセンターに持ち込み、「ウワサの症状がこれにも出た。保証期間はどうあれ、すぐに無償修理(あるいは納得の行く対応を)して欲しい」とお申し出になるのがよろしいかと思います。(心配なさっている方が、実際いらっしゃるやに聞いたので…。もっとも、症状が出てしまってからでは、その時に撮影してしまったその写真は、もう取り返しがつかないのですが…)

 こういうことを言うと、「中古の1Vを格安で手に入れて、もし不具合が出たら無償修理させて…」、などとお考えになる方がいらっしゃるかも知れませんが、中古品に関して、どういう扱いを受けるかは私にも分かりませんので、一応申し添えておきます。あくまで、既に初期型を手に入れてしまっていらっしゃる方には、有益な情報かな、ということです。
 (もしかすると、「じゃあ、同じEOSの昔の型で、10年も使うとモルトが溶けてくるというのも、『いくら何でもカメラの常識から考えて劣化が早すぎる。材質に問題があったせいだろう』と言ったら、無償修理してもらえるべきものではないか?」というような話もあるかもしれません。理屈的にはそんな気もしますが、今回はそこまでは確認しておりません)

 いずれにせよ、要は、「メーカーの瑕疵による不具合について、ユーザーがお金を出しながら我慢して使わなければならない謂れなど、法的にもない」、ということですね。

 もし、窓口で、「この光線引きについては、無償修理されるべきもののはずだ」と言っても、私の時と同じく、「そんな部品不良は聞いてない」と言われるようなことがあったら、このサイトをプリントアウトしてお持ちになるのもよろしいかと思います。何しろ、キヤノンのユーザーサポートを取り仕切るキヤノン販売の社長もご存知のはずの内容でありますから。
 「そんなことを言っていて、大丈夫なのか?」と、私の心配をしてくださる方もいらっしゃるかも知れません。でも大丈夫でしょう。「事実を公開するが、異議があれば事前におっしゃってください」と、わざわざ社長宛てに告知したわけですから。(もっとも、私としては、そもそもはこうして事実を公開することが本来の目的ではなく、「資料を返送してしまったから、質問に答えられない」などという言い訳にもならない言い訳をしている相手に対して、わざわざまとめ直した資料を送って、然るべき回答を期待したわけなのですが…)

 あるいは、「そもそもこの話は本当なのか?」とお思いの方もいらっしゃるかも知れません。しかし、キヤノンが今更とぼけて「そんな不具合はなかった」などと言おうとしても、「そういう部品不良がありました」とはっきり認めた、川崎サービスのW氏、M氏の言質も、録音テープに録ってありますので(何しろ、サービス窓口の『言い草』に腹を立てて以来、完全に不信感を持っていましたので…)、言い逃れはできないはずです。

 また、今回確認したような理屈から言えば、私のその次の不具合、つまり、「他の個体では合うシチュエーションで、この個体はピントが合わない」という不具合も、「個体差だ」などという言い訳をしていないで、きちんと「ご納得いただける個体と交換します」、あるいは「ご納得いただける製品の規格レベルにないものなので、お気に召さなければご返金します」というのが相当だろうと思います。やはりキヤノンの今回の一連の対応は、おかしいということですね。
 大体においてが、こちらがわざわざ症状を確認する(あるいはしてもらう)ために用意したフィルム等の資料を、「見ながら説明しましょうか?」と言っているのに、「見れば分かるから結構です」と断っておいて、「説明し終わってない部分については文書で回答してくれ」と言われたら今度は、「見ないで返送してしまったので分からない」とは、およそキヤノンのような一部上場企業のユーザーサポートとは思えません。それでこのサイトに文句を言ってくるようなら、正に「逆ギレ」としか言いようがありません。

 他にも、弁護士の先生以外の専門家の方々からも、有益なお話を伺いましたが、その全てがこの場で発表するような話ではないので、一応、他のユーザーの方にも有効そうなお話だけに留めておきます。

 かれこれ、最後にこの無責任な回答を受け取り、それに対しこちらから「おかしい」「きちんとそちらから回答してくるのがスジ」という旨の文書を送って以来、すでに1ヶ月以上を経過しましたが、未だに何の謝罪、回答も、追加説明さえもありません。
 こういうサイトが公開されて、しかも誰がしているか、自社の社員の誰がまずい対応をしてしまったかは、社長からして認識しているはずですから、誠意を持って回答くらいしてくるのが当たり前のことだと思いますし、それがない以上、このサイトも公開され続けるでしょう。聞いたことにも答えが返って来ないようでは、「上げた拳の降ろしよう」がありません。



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