Variety

ダラダラと書き綴って行きますのでお暇な方はどうぞごゆっくりしていって下さい。
記載内容の間違いの指摘、要訂正箇所は掲示板へお願い致します。

FRP:
積層樹脂の事です。
サーフボードの表面の堅い部分はFRP成型の物が殆どで、
サーフボードの表面以外には、オートバイのヘルメットや公園のベンチなんかに使われている物です。
一般的にはガラス繊維を編んで作ったクロスをレジンと呼ばれる樹脂で硬化させた構造で、成型の自由度が高い事と軽量の割には強度を出せるのが利点ですが、レジンは硬化開始から必要な高度まで硬化しても更に硬化し続け、最終的にはしなやかさの無い脆い状態になります。
強度を出すにはクロスが密でレジンに比較して含有量の多い作りにしてやればいいのですが、その他にもガラス繊維の代わりに、引き裂き強度の強いケブラーや高度の高いカーボンを使う方法もあります。
硬化初期の強度を少しでも持続させるには紫外線に当てないのが最も有効で、船舶などではFRPの表面をゲルコートと呼ばれる樹脂でコーティングし、本体への紫外線のダメージを軽減しています。
サーフボードにゲルコートを使うと思いっ切り重いボードになってしまいそうですが。
ん?そんならサーフィンのサイトに書くなって?ごもっとも。m(__)m


サーフボードのように、表面に積層(クロスにレジンをのせる方法)してFRP成型をする場合の表面処理としては、硬化が半端な時に磨く方法が一般的ですが、レジンを塗布した後、サランラップでピッタリ覆うと艶のあるきれいな面が出ますよ。(別のラップだと硬化時の発熱で張り付く場合もあるようですが)

余談ですが、公園のベンチやヘルメットのように軽さよりも強度を必要とする成型物にはサーフボードのようにクロスを使うのではなく、短い繊維を密に分厚く織ったマットと呼ばれる布を使います。
この場合、型にマットをはめて、レジンを流し込んで余分なレジンを取り除くメス型製法が一般的で、それに比較して、フォームの上に積層していく方法をオス型製法と呼びます。

チンクイ虫:
この名前を聞いただけで体中がチクチクして来ませんか。嫌な名前ですねぇ。
ウェットを着ている時期ならいざ知らず、水着で海に入っている時などにチクチク刺してくるあいつの事です。
あいつと言っても刺された事はあるけれど、何が刺したか見た事がないという方は多いでしょう。
チンクイ虫の正体はカニの幼生期でカニを含む甲殻類は生まれてから幾度かの変態(体の様を変えていく事。アブノーマルじゃないよ。)を繰り返しますが、どうやらゾエア期と呼ばれる時期の幼生がチンクイ虫の正体らしいのです。
私が育った茅ヶ崎では割とポピュラーな呼び名ですが、地方によって呼び名が違うらしいです。
チンクイ虫以外の呼び名をご存じの方、掲示板に名前と地域名を書いてくれると嬉しいです。
カニとチンクイ虫に関する詳しい記述は下記のURLをご参照下さい。

http://www.asahi-net.or.jp/~JV7Y-YMD/small/a99/991101l.html
カツオノエボシ:
こいつに比べたらチンクイ虫なんかま〜だまだ可愛い方です。
カツオノエボシは関東近海では最も恐ろしい海の脅威の一つで、色はきれいな青で、空気袋のような部分から毒を持つ触手が伸びており、その長さは長い物では10mを越える場合があります。
触手に触れた部分ぞいにみみず腫れになり、強い刺激を感じます。
大人でもショックにより死亡した事例が有るくらい毒は強く、日本近海でも特に珍しい存在ではないのです。
刺された場合の対処方法ですが、最初に体に付いた触手を取ること。
この場合、触手にある刺胞と呼ばれる毒を発射する部分に刺激を与えると未発射の刺胞から追加の毒を出させてしまうので、慎重に扱い、手などで取ろうとすると手にも毒が発射されるので、強い水流などで落とすようにしてやると良いでしょう。
触手を取った後に食用酢をたくさんかけてやると有効で、その後は病院に行き処置を受けましょう。
自力で泳ぐことは出来ず、風任せ潮任せの生き物なので、海からの強い風がある日や台風の後などには要注意で、関東近海では春先にやってくることが多いようです。
さて名前の由来ですが、黒潮の流れが岸に近づくとこいつはやってくるわけで、春先にこいつがやってくると黒潮が岸に近いことの合図になります。
春先の黒潮と言えばカツオ漁!昔の漁師さんにとってカツオノエボシが近海にやってくる事はカツオが来るという目印なのだそうで、形状が烏帽子に似ていることからカツオ+烏帽子でカツオノエボシになったらしいです。
リップカレント:
海に入っていると海水に流れがあるのに気が付きますよね。
その中でも岸から沖に向かって速い流れを形成する物をリップカレント(離岸流)と呼びます。
ゲッティングアウトする時に利用すると楽々と沖に出られますが、泳いでいる時にはとても怖い存在です。
波がある程度有り、浅い砂浜に砂州が形成されている場所等では、波が岸に押し寄せた後行き場を失い、しばらく岸と平行に流れ、それが溜まりに溜まって有る地点で沖に向かって一気に流れるのがリップカレントです。
コンディションにもよりますが、川の様に速い流れを形成し、その中に入ると岸に向かって進んでもなかなか前へ進みません。
この場合の対処方法ですが、リップカレントは沖に出ると拡散して力を失います。
また、海岸全体がリップカレントになる訳ではなく、幅はさほど広くありません。
その為、岸に向かって泳ぐのではなく、一度沖に出るか岸とは平行に進めばリップカレントから出る事が出来ます。
また、背の立つ位置で足の裏の砂が一気に持って行かれるような間隔を覚えたらそこはリップカレントの可能性があります。
リップカレントの見つけ方ですが、一部分だけ波がブレイクしていなかったり、海底の砂の巻き上げで一部分だけ海の色が違ったらそこにある可能性が高いです。
まあ、サーフィンをしている時はボードという浮力を抱えているのでそれ程怖い存在ではありませんが、貴方の目の前でリップカレントに捕まった遊泳者がいたならば岸に向かって泳ぐのではなく、岸とは平行に泳ぐようにアドバイスしてあげて下さい。