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ここは単に僕の経験談ではなく、後に続く男性諸君の為に
道しるべとなれるようにと、改訂版として編集しました。
避妊に対して積極的な女性にも読んで欲しい。
そして、パートナーにも読ませて欲しい。
不幸な妊娠を防ぐという考え方も大事ですが……
SEXを安心して楽しむための手段として、参考にして欲しいのです。
最終更新 2007・3・5
パイプカットをしよう(ドキュメント)
僕がパイプカットをしようと思い立ったのは、チャットの知り合いを意識した頃です。
彼は既にカットしていて、チャットの仲間では「女性に優しい人」で通っていたのです。
その彼が言っていました。
「どうしてみんなはカットしないのかな?
子供がいらないとわかった時点ですれば、とても楽なのに。」
その頃の僕は、自分を過信していた時期だったので、相手のことも周りのことも、
よく見えてはいなかったのです。
当時付き合っていた女性のことで、ある人とお話をしました。
「どうして避妊をちゃんとしてあげないの?」
避妊は外で出すことしかしていない時期だったので、教育的指導を受けたのです。
「女性は自分でリングをつけるかピルを飲むかして、自己防衛をするしかないのに
それが出来ない、または思い切れない人が殆どなの。」
旦那さんと定期的にSEXをしていて、子供がいつ出来ても不思議じゃない相手でも
自分の行為によって引き起こされる悲劇について、深い認識がなかったのです。
「だから、男のあなたがちゃんとしてあげないと!」
自分のやっている事に、疑問を抱いた瞬間でもあったのです。
自分にとって本当に大切な相手に要らぬ心配をさせないために、カット、するんだ。
っていう気持ちになったのは、ここ最近のことでした。
日記サイト仲間で「リング」の話題がのぼっていたとき、頭の中に何かが光って
「やるなら今だ!」
そう思えたのです。
近所の泌尿器科に飛び込んで、問診表にひとことだけ書きました。
「本日は何を目的に来院されましたか? : パイプカット」
若い先生の前に座らせられて、僕の新たな人生の幕開けの瞬間です。
カルテに目を通した医師がいきなり言いました。
「精管結搾術と言って、復帰したいと思っても出来にくいので、薦めたくないなぁ」
(良く決心したね?)とでも言ってもらえると思っていた僕は、膝の力が抜けました。
先生の言い分
1)自然じゃない状態を手術によって作り出すことになる
2)不慮の事故や気持ちの変化があって、生殖機能を復帰させたくても難しい
3)避妊が目的なら、他の方法を薦めたい
僕は、そう言われても困ってしまうんです。
せっかく妻の同意も得られて、清い体になろうと決意したのに。
「じゃあ、オペの予定は入れますから、良く考えて相談して来てください」
先生はそういってカルテを仕舞おうとしました。
「あの、せっかくなので、色々と検査をしてもらえませんか?」
僕はここぞとばかりに切り出したのです。
怪訝そうな顔で先生が聞き返しました。
「検査と言っても、病気も検査方法も何百もあるのですが?」
そう突っ込まれることを覚悟していたので、用意していた言葉を並べました。
「これを機会に、性的な病気の検査をして欲しいのですけれど」
先生はにやりと笑って僕を見ました。
「じゃあ、HIV、梅毒、クラミジア、でいいですか?」
まさか、(カンジダ菌もお願いします)とは言えなかったので、とりあえず採血です。
血管に刺さった針の先には、真空の採血器が付いています。
その瞬間、試験管のようなところに僕の赤い血がしゅっと吸いだされていきました。
続いて、ベッドに寝かされました。
なになに?
採血のように看護婦さんが何かしてくれるのかな?
「ちょっと触るからね」
先生が現れて、ペニスの先端をつまみました。
(ぐにゅっ)
先端の分泌物を顕微鏡で見るのです。
先生は、僕の精管を探りながら僕に自覚してみろと言います。
「ほら、、これが、精管だよ。左は、、これ。わかるでしょう?」
子供の頃から慣れ親しんだ玉袋ですから、精管がどれかは良く判っています。
しかし、年齢も変わらない男の先生にいじられて、なんだかなぁ、と言う気分です。
「はい、クラミジアや淋病は無いですね、尿道は綺麗なものです」
本当に、顕微鏡検査だけでわかるのかなぁ・・・。
血液検査の結果は次回のオペのときに判るらしいので、その日の判定はそれだけ。
妻の同意書が必要だとのことで、持ち帰りました。
「本当に行って来たの?」
帰って報告するとかなり驚いたようでしたが、僕の決意が固いのを悟ってか署名を。
妻の手書きサイン&ハンコ。
患者との続柄 : 妻
手術を意識して、妻とSEXを。
「最後に生でして、子供が出来てしまったら何もならないから、今日は付けようね」
日頃、ゴムを嫌がる妻も、そのときには着用を望みました。
「ねえ、今度からはこんな心配しないで、思い切り中で出せるのよ!」
ピストンをしている最中に、僕の顔を覗き込んで言うのです。
「じゃあ、抜かないで何度もしてあげようね、何度でも気持ちよくなれるように」
そんな会話をしたお陰で、妙に興奮してしまった僕は、いつもより早いタイミングで、
薄いゴムの袋の中にブルブルと震えながら、結構な量の精液を吐き出しました。
「これで打ち止め、なのかな?」
そう思ってしまうと、寂しさもふと脳裏をよぎりました。
アップロードタイム 2002・3・8・・6:00
オペ当日〜
のどかな午後、病院を訪れた僕は以外に落ち着いていました。
でも、心理的に不安定だったのが、意外なところで判ってしまいました。
「血圧を測りましょうね」
その病院で一番若い看護婦さんが腕に触れた途端、心臓が高鳴りました。
高鳴ると言うよりは「動悸がした」と言ったほうがいいでしょう。
「ちょっと高いようですね?」
僕は平静を装うのをあきらめて、術前の不安な本音を吐いたのです。
「メスを入れるのは初めてだから、もう、心臓バクバクですよ」
(一番若い看護婦さん)といっても、僕よりは3つくらい年上なのになぁ。
処置室に入ってからも動悸は治まらずに、僕は下半身をさらけ出しながら
天井の模様を眺めては気を静めようとしていました。
その病院で二番目に若い看護婦さんが、横たわる僕の腕にまた血圧計を。
「少し高いですね、緊張していますか?」
僕は昨夜、10時ころまで深酒をしたのを思い出したのです。
会合があって水戸で飲みました。
鮟鱇鍋をつついて、日本酒を何本もあけて、スナックに流れて・・・。
「まだ、昨日の酒が残っているようなんですよね」
看護婦さんたちは苦笑いをしながらオペの準備をしています。
不思議な事に、先生が現れた途端に動悸は治まりはじめました。
「ハイこんにちは、今日はよろしくね」
先生の明るい挨拶に続いて、僕も挨拶をしました。
「心臓バクバクなんです」
マスクの中で笑いながら、先生も言ってくれました。
「僕だって、オペは久しぶりだから、心臓バクバクだよ!」
みんなで笑ったところで、消毒をして、スタートです。
「麻酔をかけますね」
チクっと針が刺さった感じがしましたが、痛くもありません。
きっかり10秒後に、先生が陰毛を引っ張ります。
「痛いですか? お酒はたくさん飲まれますか?」
昨夜の深酒のことを言えずにいたら、看護婦さんが言ってくださいました。
「昨夜はだいぶ飲まれたようですよ」
先生は笑いながらもう一本、麻酔銃を取り出しました。
カーテンの陰で行われているオペの模様を、僕としては見たかったのですが
動悸が激しくなっては元も子もないので、おとなしく目を瞑って下半身の
微妙な感触に注意を払います。
「さあて、これを掴んで、はい、よし、ここをひっぱって、はい」
先生は適切な指示をし続けて、オペは手際よく進行して行きます。
「ちょっと引っ張られるような感じがしますからね」
確かに精管が引っ張られると、体の中を細い棒が動いているような。
天井を見ながら、色々考えました。
女性がここにいるとしたら、診察か出産か処置のときか。
あのときの彼女も、感触を味わっていたのかしら。
僕は前向きなオペだけれど、そのときのオペは空しい処置だったはず。
心の中はまるで違うものだったのだろうと、ちょっと心が痛みました。
さて、たいした痛みもなく、右側は処置を終えました。
「はい、よし、と。では左に行きますね」
先生は手際よく注射をして、メスをさくっと・・・いたい。
「あ、痛かった、よね? ちゃんと痛いって言ってくれないとね」
僕は素直に言わせていただきました。
「もう一本お願いします」
脇にいた年寄りの看護婦さんが、にんまり笑って一言。
「冷がいいの? それとも熱燗?」
お愛想で笑おうと思ったけれど、流石に寒気がして・・・。
左のオペも軽く終えて、先生は別室へ。
僕は軟膏が付いただけの傷跡を見て、絶句。
「お元気?」
お寒い看護婦が、さりげなく聞いてきました。
「僕は元気なんですけど、ポチがちょっとね」
しゃれた言葉も上手く出ないほど、僕は脱力感に襲われたようです。
切開の方法: 漫画で簡易に解説してあります(2003・3・3更新)
別室で問診です。
「自然に溶ける糸を使いましたので、清潔にだけしておいてください」
先生は、前回の宿題を持ち出しました。
「えっと、HIV・・(−)ですね。梅毒も(−)。検査の時点では、ね」
ごもっとも、それ以降のご乱交については責任はもてませんよ、ってこと。
してないからいいや(^。^)
先生が精子の数についての所見を教えてくれました。
「妊娠には2000匹いれば可能なんだけれど、一説には4000匹以上とも
言われています。精液溜りには以前の精子が残っているので、それが空に
ならないうちは、少しずつ体液と一緒に出てくるのです。
だから、1ヶ月は避妊をしてくださいね。
その頃検査をして、精子の数を調べてみます。
1000匹以内に減っていたら、その日から避妊の必要はなくなります」
だそうです。
「一ヶ月したら、この容器に精液を入れて持ってきてね」
しばらくの間に何度か射精をしたあとの、精子の数をチェックしてみて
数千まで減っていれば、受精の可能性はないから大丈夫らしいのです。
「あのう、いつから放出作業をしてもいいのですか?」
先生は笑いながら僕を見て言いました。
「痛くなければ明日からしてもいいですよ」
(痛くたって出来るんじゃないのかしら?)
と思ったのですが、家に帰ってからその意味がわかりました。
昼ごはんを抜いていたので、遅いランチです。
大好きなラーメンを食べて、家に帰りましたが、どうも下半身が変です。
玉の袋を何かで掴まれているような感じが、どんどん強くなります。
(麻酔が切れた)
抜歯のあとにズキズキするようなもので、軽度の痛みは来るのでしょうね。
さて、夜食まで惰眠を貪り、パジャマに着替えて夕食を食べました。
デジカメで、傷の様子は撮影しておいたので、食後に編集して。
切開〜縫合 : 生画像ですが、エロを目的とはしていません
で、今夜、僕の「愚息ポチ」はピクリとも反応しませんね。
違和感と軽い痛みがあっては、元気にはならないということなのでしょう。
このまま一生、元気にならないとすれば問題ですが、ポチは正直者なので
痛みが治まってきたら、必ず暴れたがるとは思います。
さて、その問題は、今夜は結果も出ませんので、時間をいただいて報告を
する事にいたしましょう。
カットの経験者が言っていた
「近眼の手術についで、やってよかったと思うものがパイプカットだ」
この意味が、数日で判るのだと思うと、楽しみです。
ちなみに、料金です。
精管オペ:術後の精子数検査も含む 7万円+消費税
性病検査:保険適用なので初診料とあわせて 5千円くらい
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術後30時間が経ちました。
いよいよお風呂に入ろうと思って、傷口の確認をしました。
なんと、右側の傷口が開いているではありませんか?
縫ったはずの糸はほつれていて意味がありませんから
摘んでひょいと抜きました。
画像を見ていただいたほうがわかりやすいでしょう。
術後30時間: なんと傷口が・・・・
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術後84時間経ちました(3日半)
右側の傷はもう、皺に隠れてどこだかよくわかりません。
指で押し広げると、まだクレパスのようになってはいますが。
左側の縫合痕も、糸が溶けて抜け落ちました。
こちらはしっかりくっついているようです。
さて、先生の指示に従い、自分で試してみました。
モードがエロチックになっていないのに、試すのはちょっと・・。
でも、ちゃんと出ましたし、快感もそれなりにありますので
女性としても、きっと大丈夫でしょう。
なにせ、竿のほうには何の影響もないのですから。
どうせなら「長大手術」もしてもらうんだったな。
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術後7日が経過しました。
左側の傷は完全に塞がり、かすかに確認できるだけです。
右の開いていた傷跡も、肉が盛り上がって来たので塞がりました。
抗生物質も呑み終えました。
この間、3回の「空打ち」を行いました。
快感は殆ど変わりませんし、射精の瞬間の感じも変わりません。
後は実践で試すだけとなりました。
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術後11日目にして、ようやく試し打ちができました。
妻といたしましたが、まだ精子が残っているかもしれないので
いつものように、外出しでした。
粘度はあるけれど、ねっとりとした感じがなく、味も塩加減が甘い。
そういう妻の感想でした。
僕も舐めてみましたが、嫌なしょっぱさがなく、なんだかマイルド!
量は、いつもよりは少な目でしょうか。
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術後19日目(30日・土曜)に精液サンプルをとって、医者に届けました。
即日判るのかと思いましたが、専門の検査機関に依頼するとかで、月曜に。
サンプリングも、かみさんに手伝ってもらいました。
土曜の明け方になって襲ってきたので「せっかくするのだからサンプルを」
と言って、最後は容器の中へ。
どうせ判定前なので「外に出すならサンプルとして出しちゃえ!」ってこと。
指定された時間に医者に電話をすると、担当の院長が出てくれました。
「まったく完璧です。ゼロでしたよ。」
「まったくですか?」
「よほどたくさん、空打ちをしたんですね?」
「はあ、まぁ・・・」
「もう大丈夫ですから」
「はい、ありがとうございました」
これで、晴れてわが身は「安全男」になりました。
しかし、これからもかみさんとするときに「本当に大丈夫なのかしら?」
と、思うこともあるでしょう。
それが女性の本音だと思うのです。
一匹の精子もいないと判っていても「体内に放出される液体」に対する印象は
やはり「生殖行為」であり、女性の本能が妊娠を怖がる原因にはなり得ます。
僕は「カットしたんだから大丈夫」とは言っても「中で出させろ」とまで
強要してはならないのだと思いました。
今回のオペの目的は「安心を手に入れる為」だったわけですから、僕的に
「妊娠させてしまう可能性」をゼロにしただけで、相手の安心ではないのです。
「可能性がゼロでも、女性の心は不安なもの」
それだけは忘れないで、これからの人生を歩んで行こうと思います。
これからの課題は「相手の心まで安心させて上げられる男になること」です。
人間としての魅力や大きさを培ってゆくことでしか、得られないものなので
日々の精進をして行こうと思うのです。
そして「相手を愛する心」の大切さを、今更ながらに大切に思うのです。
パイプカットを知ってから、成就するまでの間に学んだことは色々ありました。
誰でもそうなのか、僕だからそうだったのかは判りませんが勉強になりました。
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
これからも師匠の「安全・安心SEX人生」は続きます。
でも、安心よりもっと大切なのは「相手への静かに燃える思い」ですから
その辺りの変化や経緯も、そっと、見守っていてくださいね(^。^)
〜完〜
パイプカットをしてからの、僕のセックスについて
3月はじめにオペをして、3月30日に検査結果が出ました。
恐る恐る膣内で射精してみた時の、かみさんの反応は複雑でした。
「ねえ、本当に大丈夫?」
僕は落ち着いて髪をなでながら言ったものです。
「先生が大丈夫だと言っているしねぇ。
ここまでしても出来てしまうとすればそれはもう、神様がぼく達に
{子供を増やしなさい}と言うことだから、運命を受け入れようね」
今日はもう7月初めになりました。
4月1日から7月1日まで、セックスの回数は10回。
その際の射精回数は15回ですね。
多い日には一度のセックスで2回の射精が可能でした。
今までですと、いいところに到達した瞬間に「抜去」していましたから
お互いに「果てまで行く」ことはありませんでした。
さて、
遅漏でもないので、普通の持続時間で射精に至りますが、そのときが
近づいてくると亀頭が大きく膨らむので、膣内でも判るらしいですね。
相手がイキそうだと思うことで、女性の頭も反応して興奮するのです。
急激に反応が進み、きつく抱きついてくると、僕の抱きしめる腕にも
力が漲ります。
そして盛り上がりを確かめ合いながら、同時に果てるのですが・・・
僕は抜かなくて良いという安心感で、そのまま突き続けます。
女性もそのまま、自分の中の変化を味わいつつ、続けて達してしまう
ことが多いのです。
興奮冷めやらぬままに、そのまま感触を味わったり睦言を交わして
高ぶりを覚えたときには、そのままゆっくりと動き始めるのです。
高揚が醒めていない女体は、その瞬間に反応をし始めて、ふたたび
高みへと登りつめることがたやすく出来るのです。
僕はパイプカットをする事によって、安心で快活なセックスを得て
エンドレスでより深い快感を手に入れたのです。
これから僕は、もしかすると妻以外の女性と交わることがあるかも
しれません。
確かに「パイプカットをした」と、馴染みのお水のおねいさんに言うと
「あらぁ! 試したいわぁ!」とは言ってくれます。
・・・しかし・・・
彼女達だって判っている事があります。
僕の体が安心なものだとしても、愛情の伴わないセックスが与えて
くれる快感が、お互いの心まで痺れさせるほど深いものになるとは
誰も思いません。
「交わる」より「愛し合う」事のほうが良いに決まっています。
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追 記
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2006年・12月
自然に精管が復活してしまう例があるというので、再検査を受診。
精子数 ゼロ
性病 なし