井上大輔 IN GUNDAM RECONSTRUCTION                   井上大輔  20周年記念のアルバムだからと云って、思い出 に耽りながらの単なるリメイクアルバムを作るつも りは初めから無かった。  このアルバムで僕は、かつて、僕等がファースト ガンダムに抱いたイメージを、プログレッブ・ロッ クで再構築してみたかった。  だから、このアルバムの主人公は、アムロではな くあえてシャアにしたし、セイラもマチルダも僕等 が20年前にイメージしたキャラクターとは少し違う。  あえて、別の方向から、彼達、彼女達をとらえて 音にした事で、全く新しいガンダムの世界が作れた と思うし、書き下した曲達にはさまれて「哀戦士」 も「めぐりあい」も、新しいイメージで聞こえるは ずだ。  プログレッシブガンダムの世界を体験して下さい。 井上大輔 IN GUNDAM RECONSTRUCTION                  富野由悠季  あの彼女たち、あの彼らが飛んだのだ。 ニュータイプという神に見まがう存在が、 身近にあると信じて…。  そのようなものを信じなければ、切なかったのだ ろう、辛かったのだろう、やり切れなかったのかも しれない。  青臭いと揶揄されながらも、わかっていてもやっ てしまったぼくらは、あいつらのなかに生き様のひ とつを求めたのだ。  それらの物語りのひとつひとつが、記憶のなかに 滞留して、粒立ち、はじけた時、今日という時間の なかで新しい歌になった。  それらは過去をなつかしむ以上に、あすも生きて いいと思えるドラマに育ってくれた。