野原のエリア
会場中央『いのちの海』を囲む花いっぱいの野原のエリア。『花桟敷』『花の谷』からなる大花壇は2haもありました。敷きたてのアスファルトから照り返す熱で場内の暑さは尋常でなく、人間でさえ萎れそうなほどでしたが、そんな中、草木・花を元気に、そして美しく保つことは並大抵のことではなかったでしょう。栽培・手入れ・造園にたずさわった方々のご苦労は計り知れません。大阪市出展の『いちょう館』や、国際展示『光の館』『大地の館』など、いくつかのパビリオンもこのエリアにあり、毎日毎日毎日毎日何かしらのコンテストが行われていました。
いのちの海アレフ(ALEPH)
- テーマ:人と自然の共生---豊饒で潤いのある生態系の記憶と再生への希求
- 出展:クボタ・セゾングループ花博合同出展委員会
鶴見緑地のちょうど中心にあたる(鶴見)大池。花博開催時その池は『いのちの海』と呼ばれました。そこで行なわれる噴水のショーがパビリオンの一つとして数えられていました。『アレフ』です。30分あるいは1時間ごとに水面が渦を巻きながら下がっていき、豪快に真ん中からザバーンと割れる。「おぉ!」と歓声が上がる。遠目にちらりと見える水底の緑色の道。沿道には金色の蓮の花。多くの人は「あそこを歩けるのではないのか?」と期待していたようです。全長37メートルの道を歩いて対岸の中国庭園まで近道できればよかったでしょうが、水底の道の果てには鏡の壁が立ちはだかって行き止まりになっていました。水面が割れる様をモーゼの十戒に喩えるのはよく聞きましたが、BBSにいつも投稿してくださるキッチンさんのご友人曰く、「マジンガーZみたい」と。ハハハハ…。サンダーバードもいかがですか。
写真はアレフのショーが始まって間もないときですね。夜の部は少し趣向の違った難波宮イリュージョンとAGONファンタジー。一日を締めくくる幻想的なウォータースクリーンショーでした。[拡大画像 23KB]
追記:『アレフ』で使用されていた楽曲は、芸能山城組による『翠星交響楽』。花博開催に合わせてCDも発売されたようです。
左は4月28日から30日まで行われた特別イベント『KITAI』のリーフレットです。午後8時30分から1時間、アレフの演出をバックに繰り広げられる前衛ダンスパフォーマンスでした。構成・振付けは勅使河原三郎氏。氏はパフォーマンスグループKARASとともにダンサーとして出演もしていました。[拡大画像 23KB]
いのちの海での特別イベントといえば、5月19日、20日の2日間上演されたランドスケープオペラ『ガイア』の方が知られていたかもしれません。会場全体を一つの劇場と見立て、交差する光・音・水・花火と1500人の出演者がガイア(地球)と人類との関わり、歴史を表現する壮大なスケールのパフォーマンスでした。脚本・制作総指揮は花の万博総合プロデューサー小松左京氏。残念ながら視覚的な資料はありません。
3館共通国際展示館ガイド
祭りの大通りを挟んで水、光、大地の3つの国際展示館がありました(正確には、水の館のみ街のエリアに入ります)。山のエリアの国際庭園のミニチュア版?というイメージもありますが、100年に一度咲くボリビアの花プヤ・ライモンディや、マダガスカルのキツネザル、セイシェルの赤ちゃんゾウガメ2匹、その名も「なるちゃん」と「ほどちゃん」など、けっこうディープな展示もあったのです。左は記念すべき第1号(花博スタート号)、右は第2号です。第1号は出展ブースの概要と半年間のスケジュールをギュッと詰め込んだ四つ折、第2号はトピック記事や写真も増えて冊子になっています。水の館はスポーツセンターとして現在も鶴見緑地に残されています。これは花博開催前に既に決まっていたことのようですね。
国際展示水の館
パンフレットからの引用です。
水の館は、内外の出展者が丹精こめて育てた、華やかで魅力ある花と緑の常設展示場です。鉄骨リングと鋼材、ガラススクリーンで構成されたかさのような4つの円形天井が連なり、正面の池をとりこむようにデザインされています。昼間はガラススクリーンを通して自然光がさしこみ、夜は照明で照らされた4つの大輪の花が空中に浮かぶ幻想的雰囲気をかもしだします。中央の大噴水のパフォーマンス(滋賀県・信楽町)、花のガリバーやカメレオン(全国花き振興協議会)、エスニックな鳥(シンガポールなど)や珍動物たちなど、自国の観光や文化も併せて紹介する外国出展や日本国内からの出展が、「世界の花緑」「日本の花緑」をテーマに展開されています。
[拡大画像 56KB]
国際展示光の館
パンフレットからの引用です。
光の館は、博覧会の期間中、「花と緑」をテーマにした短期展示会場です。杉間伐材を使った外壁の低層部、そして、上層部をハーフミラーガラスのカーテンウォールで覆った光の館は、周囲の木々の緑や花、空と一体化し風景に美しく溶けこんでいます。この光の館では1〜2週間を単位にテーマと植物名に基づいて内外の出展者が、自慢の花を展示します。
長さ約150mの展示スペース全体は、a、b、cの3つのゾーンに分けられ、一般観賞は2つのゾーンで、もう一つのゾーンは次の展示の準備にあてられています。
[拡大画像 54KB]
国際展示大地の館
パンフレットからの引用です。
大地の館は、博覧会の前期寒中、世界4大陸15カ国がお国自慢の花や文化を紹介する常設展示会場です。シンボルともいえる大樹は展示空間の中央部に配されています。昼は自然光がさしこみ、夜になると内部の照明によってガラススクリーンの屋根が雲のように浮かび上がり、並木に支えられた雲を突き破って大樹が天にそびえるように見えます。
1400平方メートルの展示スペースはヨーロッパゾーン、アフリカゾーン、オセアニアゾーン、中南米ゾーンと4大陸別に分けられ、各ゾーンで構成された空間全体が「緑の星・地球」であることを実感できる空間を形成しています。
[拡大画像 57KB]
国際展示館出展企業のパンフレット
左から
- 第一園芸株式会社(光の館) [拡大画像 52KB]
- (社)日本種苗協会パンフレット(光の館) [拡大画像 63KB]
- 株式会社サカタのタネ [拡大画像 80KB]




