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CROSS † CHANNEL 前編



三剣「今回はキッドが発売したクロスチャンネルのレビューにいこう」

 

三剣「といってもキッドが発売したが製作したのはFlyingShineというところで18禁ゲームの移植なんだ」

 

秘書「でも知名度が上がったのは移植されてからですよね」

 

三剣「ああ、この世に出た正式な発売日は2003年の9月26日、今レビューしている日付からもう一年以上も前に出たモノなんだ」

 

秘書「しかしやはりキッドという有名ブランドの力は大きいですね」

 

三剣「ああ、それは俺も思った。あ、そうそう発売日関連でこの作品にはもう一ついいたいことがある」

 

秘書「あ、分かりました、リメンバー11と発売日が一緒だったということですね

 

三剣「その通り、これが発売されたのは3月18日なんだ」

 

秘書「当然ユーザーの期待はクロスチャンネルよりもリメンバー11の方に傾きましたよね、クロスチャンネルはどっちかというとサブの位置でありました」

 

三剣「んで結果メインのリメンバー11は酷評され、まぁ酷評といってもレベルはかなり高かったが、クロスチャンネルの方が評判を勝ち得た

 

三剣「ただ一つ思うんだが何でこんな名作をリメンバー11と一緒に発売したんだろうと思う。もっとメインで発売日を設けてもいいような気がした」

 

秘書「元々知名度が低い作品でしたから、一緒に発売することによって知名度を上げようとしたのでは?」

 

三剣「ふむ、それはいえるかも、リメンバー11と同時リリースということでタイトルだけなら俺も覚えたし」

 

秘書「今回の購入のきっかけって何なんですか?」

 

三剣「最初は購入リストには入っていなかったんだ。美少女と仲良くなるだけのギャルゲーだと思っていたし

 

秘書「確かにパッケージを見るといかにも巷であふれているギャルゲーですよね。青春ほのぼの学園モノみたいな」

 

三剣「うむ、んでそこから連想される美少女にモテモテでウハウハでガッポガッポでマルサが怖いという目的で買った人にはトラウマになること間違い無しだ!

 

秘書「何故マルサ(^^;)、でも確かに、きつかったところはありました」

 

三剣「俺もだ。最初評判がいいのは知っていたがあくまでもギャルゲーとしての完成度だと思った。だが聞いてみるとどうもギャルゲーではないらしい

 

秘書「確かにコレはギャルゲーではないですよね」

 

三剣「これが購入のきっかけかな、恋愛プラスαがあるのならばと、こういうわけだ」

 

秘書「では前置きはコレぐらいにしてレビューに行きましょう」

 

 

<キャラ>

 

 

秘書「まずはキャラクターです。本作の主人公である黒須太一からいきましょう」

 

三剣「俺は今までこういうゲームの主人公って特徴のないキャラが主流だと思っていた

 

秘書「彼はその概念を見事に覆してくれましたよね」

 

三剣「とにかく前半はセクハラ大魔王で人格破綻者みたいな行動をしていたよな(^^;)」

 

秘書「確かに、訴えられてもおかしくないですよね(^^;)」

 

三剣「ま、でも比較的それが様になっているというか、そこまで嫌味にはなっていなかった気がする」

 

秘書「それは違いますよ!確かに状況はきつかったですけど彼のセクハラは度が過ぎていると思います」

 

三剣「・・・・」

 

秘書「どうしたんです?訝しげな顔をして」

 

三剣「俺は納得したんだがね」

 

秘書「あのセクハラにですか?」

 

三剣「ああ」

 

秘書「・・・まぁ、ボスは男ですからね」

 

三剣「いや、そうじゃなくて・・・」

 

秘書「?」

 

三剣「ネタバレとギリギリの所なんだが・・・俺が思うに」

 

三剣「太一のセクハラは普通コンプレックスの反作用だと思う

 

秘書「ふつうこんぷれっくすのはんさよう?」

 

三剣「あのさ、お前が太一にあんなセクハラされたらどうする?」

 

秘書「そりゃ怒りますよ」

 

三剣「そうさ、それが「普通」なんだよ

 

秘書「え?」

 

三剣「「セクハラをする→女は怒る→結果嫌われる」これは普通の反応だと思う。太一はその嫌われる普通の反応を求めて、そして普通の反応を得ることによって自らを普通にしたかったんだと思う。嫌われたら関わり合いは太一からの一方通行になるからさ。向こうから攻め込まれてこない安心感もあるしね」

 

秘書「・・・・」

 

三剣「と思うんだよ、これ以上は語れないけど」

 

秘書「知ったようにいいますね」

 

三剣「タダの推測」

 

秘書「・・・でも元々スケベだったんでしょうね

 

三剣「ま、それも否定しない(^^;)

 

秘書「え〜っと続いては誰にしましょうか?この作品ってメインヒロインというのもいないですよね

 

三剣「FlyingShineの公式サイトで人気投票がされていたから、第一位から語っていこう」

 

秘書「了解です」

 

秘書「それでは第一位の山辺 美希からいきましょう」

 

三剣「太一の後輩だ。霧との美希でフラワーズというコンビ名(命名太一)で放送部で活躍している」

 

秘書「太一のセクハラにもめげず律儀に反応していますよね」

 

三剣「ま、いかにも男が好みそうな反応をしてくれるよ。でもこのキャラの場合は女からもそこそこの支持を得ていると聞いたがな」

 

秘書「うーん、私も作品の中では好きな方かな?何となくかわいい感じがします」

 

三剣「ちなみにセクハラにめげないのもある意味納得はした」

 

秘書「それが彼女の処世術かもしれないですからね

 

三剣「ああ、背景事情を考慮するとね」

 

秘書「続いては第二位の佐倉霧です。フラワーズのもう一つの片割れですね」

 

三剣「ちなみに彼女は序盤から太一を毛嫌いしている

 

秘書「まぁあれだけセクハラしていれば嫌われても当然だと思いますけど」

 

三剣「まぁね(^^;)でもこれも背景事情というモノがちゃんとある」

 

秘書「彼女そのものについてはどうでしょう?」

 

三剣「基本的にどこかかけている部分があるというか、そういう部分を雰囲気だけで察することが出来るまでにしたのはたいしたモノだと思う。たぶん大体の人がセクハラ以外に何か原因があるのではないかと気づいたはずだ

 

秘書「そこら辺のさじ加減は絶妙ですね」

 

三剣「ま、基本的に素直で一途、それと思いこみが激しい女の子だな、危なっかしいというか、守ってやりたいタイプだと見た。男に人気があるタイプだとも思う。彼女に対しての評価はそんなところだ」

 

秘書「続いて第三位は桜庭浩なんですけど、こういうゲームで男性キャラ、しかも脇役がこの位置に食い込んでいるというのは凄い事じゃないですか?

 

三剣「あまり例のないことだろうな。まぁやおいのネタが気に入った人もいたようだが、彼が本編の三人の中で一番上に来るのはわかるよ」

 

秘書「というのは?」

 

三剣「桜庭はマイペースで決して自分を見失わないだろ?それでいて情も厚いし、なにげに男気もある」

 

秘書「ふむ、出番は少なかったですけど、存在感自体はあったような気がします。それに彼はすごいお金持ちのお坊ちゃんなんですよね」

 

三剣「うむ、それの基本となる描写はあまり無かったがな。何となく世間ズレしたところも良かったと思う」

 

秘書「続いては支倉曜子です。料理、格闘、勉強と何でも出来るスーパーガールです」

 

三剣「ちなみに彼女は太一に惚れている。ヤキモチ焼きだな。クールな感じでセリフは少ないが彼女もまた存在感というのはかなりでかいと思う、あえてメインヒロインをあげろといわれれば彼女を推したい

 

秘書「うーん実は私、彼女はあまり好きになれなかったんですよね」

 

三剣「どうして?」

 

秘書「あまりにも独善過ぎるというか、理不尽というか、惚れているといっても彼女の場合自分のために惚れているわけですから」

 

秘書「太一が彼女を疎ましく思う理由は分かりますよ」

 

三剣「ふむ、わからんでもないが事情を考えるとな、俺は結構好きな部類にはいるかも」

 

秘書「どういう所がですか?」

 

三剣「具体的に限定されても困るが、う〜ん何となくとしかいいようがない。確かに最初は自分のためだったかも知れないが、太一に惚れていたのは本当だと思う

 

三剣「それに太一の事を受け止められる人は彼女しかいないと思ったし」

 

秘書「ふむ・・・恋愛感情も最初は違っていてもいつかは本物となる・・ですか?」

 

三剣「ま、そんなところだ」

 

秘書「次は桐原冬子ですね」

 

三剣「太一のクラスメイト。金持ちのお嬢様なんだけど、決して周囲に心を許さない、心の壁を張り巡らせている娘だ」

 

秘書「とは見せかけで実は誰よりも愛情を欲している女の子なんですよね

 

三剣「と、ここだけ聞くと結構ありがちだが、彼女は相手を極度に束縛するタイプだ。これは彼女のいったん気を許したらとことん依存してしまう性質によるモノだろうな

 

秘書「そういう性質じゃなくても極度に相手を束縛してしまうのは男にも女にもいますよね」

 

三剣「なんなんだろうなあれは?自分だけを見て欲しいというのは分かる気がするが。でも大概この手のタイプは相手を束縛するだけで、かなり自らを利己的に解釈するタイプが多い

 

秘書「利己的に解釈?」

 

三剣「そ、相手に禁止したことを自分では結構平気で破ったりしている

 

秘書「ふむふむ」

 

三剣「しかもそれに対しては「自分は悪くない、そんなつもりはない」と相手側にしていることと矛盾した解釈してしまうのさ」

 

秘書「あーなるほど」

 

秘書「そういえばボスはこういうタイプはあまり好きではないですよね?」

 

三剣「え?ああ、まぁね、人気投票ではそこそこの順位に食い込んでいたが、今作のキャラでは一番好感度は低い。現実にいたらあまりお近づきになりたくないタイプかもね」

 

秘書「続いては七香です。一言でいえば謎の少女なんですよね。この子。性格は明るくてハキハキしていてあまり謎な感じはしないですが(^^;)」

 

三剣「ま、彼女の正体は予想通りというかなんというか」

 

秘書「途中でなんとなく気付きますよね」

 

三剣「ああ、彼女に関してはこれ以上語れないが」

 

秘書「続いては黒須太一なんですが、コレは最初に語ってしまったので飛ばして、次は宮澄見里。群青高校の放送部の部長さんです」

 

三剣「性格はおっとり型の女の子だ。太一を「ぺけくん」と呼んでいる」

 

秘書「「ぺけ」というのは「黒須→クロス→交差→×→ぺけ」というらしいですが、彼女に関してはどうでしょう?」

 

三剣「うーん、規則を重視して、真面目な性格で常識人。個性が強い放送部の面々で一番特徴のない性格をしているような気がする」

 

秘書「攻略対象のキャラでは一番順位が低いですね」

 

三剣「これも何となく分かるような気がする。それに元々こういうキャラってあまり人気が出ないだろ」

 

秘書「そうですか?ボス自身はどうです?」

 

三剣「好きでもなければ嫌いでも無いという程度かな」

 

秘書「そういえば何で太一は見里のことをみみ先輩って呼んでいるんでしたっけ?」

 

三剣「彼女の名前はふりがなは「みやすみみさと」だろ?この中で「みみ」と連続してつながっている。だからそう呼んでいるそうだ、ちなみに「み」が三つあるからといって「みみみ先輩」と呼ぶと何故か怒るらしい

 

秘書「まぁなんだか分からないけど嫌だというのはあると思いますけど」

 

秘書「では、続いては堂島遊紗です。太一の近所に住んでいる女の子ですね」

 

三剣「このキャラは攻略対象外だがな。性格はというと人なつっこくて太一にほのかな恋心を抱いていたらしい」

 

秘書「優しいお兄さんということで懐いていたみたいですけどね」

 

三剣「でも、それ以外は特に語るところはないような気がする。人付き合いが下手でそのやさしく接してくれた太一を好きになったような、そんな感じだ。基本的に脇役だし(^^;)

 

秘書「身も蓋もない言い方を(^^;)。では最後に、残念ながら人気投票で最下位になってしまった島友貴です」

 

三剣「見里の実弟。太一の悪友の一人だ。性格は、どっちかというと優柔不断でウジウジしたタイプだと思う」

 

秘書「ビジュアルは決して悪くないのに最下位ですね」

 

三剣「ま、理不尽で弱虫だからな。男性からも女性からも支持を得にくいと思われる」

 

秘書「ということでキャラはこれで全員ですが、これは元々18禁版の作品なので移植に伴う声優変更があると思ったんですが・・・・無かったですよね?

 

三剣「だよな?それに女性声優の方も変わってないし」

 

秘書「サンプルボイスを聞いた限りではそう思います、名前も変える人もいましたが、そのままの人もいました」

 

三剣「ただ桜庭の声は子安さんじゃなかったよな?

 

秘書「ですね、何故変えたんでしょうか?山口勝平さんや堀川亮さんは同じだったのに」

 

三剣「撮り直しをしたかどうかは分からないけど、でも桜庭の声は山崎さんの方があっていたような気がする」

 

秘書「全体的な演義も上手かったように思えます」

 

三剣「どのキャラもマッチしていたと思うぞ、俺は」

 

秘書「というわけで、全体を語ってきましたがどうでしょうか?」

 

三剣「キャラとしての完成度はものすごい高い。キャラのかき分けという点ではエバー17を凌ぐといっていい

 

秘書「おお〜、それは凄いですね」

 

三剣「この作品のキャラは様々な事情を抱えている。これがとてもうまく出されていて、とても感情移入できた。これは素晴らしいことだと思うよ」

 

秘書「それでは評価をお願いします」

 

三剣「SSだ、これぐらいあげてもいい」

 

秘書「おお〜かなりの高評価ですね!それでは後半はシナリオからレビューしていきます」

 


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