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三剣「今回のレビューはイヴバーストエラーだ」 秘書「18禁ゲームの老舗、シーズウェアがリリースした作品ですね」 三剣「まず今回はネタバレ制限を設けない」 秘書「はい。今回はネタバレはいっさい気にせずにレビューをしますので、もし未プレイの方がいましたらご注意下さい」 三剣「ネタバレ制限を設けないのは殿堂入りの作品だけなので今回は特例だ」 秘書「ボスは今回の作品を殿堂入りといっていますけど、やっぱり出会いというのは何か特別なモノがあったんですか?」 三剣「そうだな、俺にとってとても思い出深いモノとなっている」 秘書「想い出?」 三剣「ああ、はっきり言えばこのゲームがなければ三剣書斎は無かったな」 秘書「そ、そこまでなんですか!?」 三剣「それぐらい衝撃を受けた作品だったよ」 秘書「ということは発売前からチェックしていたんですか?」 三剣「いや、出会いは偶然。中古ゲームで物色していて見つけたんだ、貧乏学生にはちと高い値段だったが何故か惹かれるモノがあってな、当時はイヴシリーズなんて全く知らなかったから。SS版のロストワンとバーストを両手に持ってみて・・・そこでバーストの方を購入を決めた」 三剣「元々PC98版が元祖なんだがHシーンを取り除いてSS版が発売されたんだな」 秘書「はぁー、そういえば三剣書斎にはイヴシリーズの二次創作小説がたくさんありますね」 三剣「一時期書きまくった、10本以上書いたからな、今考えれば大したモチベーションだったよ」 秘書「それではレビューを始めましょう」 <キャラ> 秘書「まずはキャラです。一番最初は小次郎編の主人公、天城小次郎です」 三剣「ライセンス停止中の探偵。元は業界NO1の看板探偵だった経歴を持っている。ちなみにそこで探偵ライセンスは日本にはないだろ!という突っ込みは無しだ」 秘書「日本には?他の国ではあるんですか?」 三剣「あるよ、アメリカがそうだな、国家試験をくぐり抜けてきちんとしたライセンスを持っている。中には警察裸足の実力を持つ探偵もいるんだ」 秘書「警察よりもですか・・・」 三剣「というかこれはアメリカの犯罪事情が背景にある、基本的に何十万単位の窃盗で指紋をわざわざ採るなんて事アメリカはしないんだよ」 秘書「え!?」 三剣「それほどまでにアメリカの犯罪というのは日常化しているんだ。だからこそここで出番なのが探偵なのさ。金はかかるがなんとしても犯人を捕まえたいという人の駆け込み寺となるわけだ」 三剣「様々な分野でのエキスパートがいて逐一状況に対応している」 秘書「日本での探偵の現状はどのようなモノなんですか?」 三剣「職業としてすら認められていないケースもある。自由業に近い感覚だな。銀行でも融資を受けにくいらしいぞ」 秘書「あくまでも民間調査会社としての位置づけなのですね」 三剣「でも、これは未確認情報なのだが近々探偵はライセンス制度になるんだと、国から正式に認められるそうだ」 秘書「そうなんですか、やはり激増する犯罪に対しての行動の一環なのでしょうか?」 三剣「それも理由の一つだな。実際警察が治安向上に対して民間警備会社への委託は行われている。埼玉県警は警備会社と契約してパトロールを担当しているし、警視庁は空き交番を条件付きで民間警備会社に無償貸与するとも発表している」 秘書「ということは、探偵紳士の世界みたいな関係ができあがるかも知れないですね」 三剣「だな、ま、これ以上のことは探偵紳士の所でレビューするとして」 秘書「はい、天城小次郎に戻りましょう。彼についてはどうですか?」 三剣「菅野作品の主人公のまさに真骨頂といったところだろう」 秘書「ああ、寝た女に義理立てしないと」 三剣「何故そこだけ強調する(^^;)」 秘書「まぁ、十代の女の子が憧れる感じではあるかも知れないですね。女性の扱いになれていて、経験も豊富で」 三剣「お前は違うの?」 秘書「うーん、若いときなら憧れたと思いますけど。でも今はどっちかというとイヤかも。他の女性声優さんも同じ事いっていましたし、気持ちは分かります」 三剣「シビアだね〜女は。社会人になったら男の好みがガラッと変わるからな。オレの幼なじみも女性の比率が高い職場に入ってそういう部分で面食らったみたいだし」 秘書「そりゃそうですよ。結婚を意識しだしますから。女は年齢を重ねていけばいくほどしたたかになるんですよ」 三剣「結婚か(^^;)その感覚が今ひとつ男には分かりづらい」 秘書「男はどうなんです?」 三剣「基本的には変わらないよ。確かに大人になっていく部分はあるけど、男にとって大人になるというのは子供部分を上手くカバーできるようになると言うことなんだよ。でもカバーしているだけだから一皮むけば子供に戻るからね」 秘書「ボスを見ていると説得力がありません」 三剣「ムカ!」 秘書「続いては法条まりなです」 三剣「内閣調査室という実在の組織をモチーフにしている所の一級捜査官だ」 秘書「実在しているんですか?」 三剣「今現在では内閣情報調査室というけどね、主に警察庁、法務省、公安調査庁で構成されている専守防衛型の諜報組織だ」 秘書「専守防衛型?」 三剣「公式発表に寄れば「攻性の諜報活動」はしていないとなっている。原則として受動的な情報のみを収集している所なのさ。イヴの世界では内調は功性の諜報組織であり、警察機構ともリンクがある万能型の組織となっているな」 秘書「なるほど、まりな自体は溌剌としているというか、戦うお姉さんといった感じですね」 三剣「頭も切れ、行動力もあり判断力もあり度胸もある。女性キャラではまりなが一番好きだな。一回まりなと仕事の話しでもしてみたいと思った」 秘書「私もまりなが好きですね。でも私の見方だとまりなは女性の人気が高いと思いましたよ。仕事も出来て遊びも出来る。そういう部分って憧れますね」 秘書「それにかなり高い地位にありながら権力風を吹かすこともなく、どこか抜けていたりする部分も可愛らしくていいと思います」 三剣「ちなみにまりなはオジサマ好きだ。一般に熟年の男女に惹かれる人間はマザコン、ファザコンという場合が多いと言われている」 三剣「ちなみにマザコンファザコンというのはその異性の親とうまくいっていない場合もさす。コンプレックスは「感情複合」だからね」 三剣「多分まりなは物語を見る限りでは後者だろう。少し深い話になってしまうが父親から性的虐待を受けてきた娘というのはいわゆる「父親」という感覚が皆無となっているため、カウンセリングではそのカウンセラーが「父親が幼い娘にしてあげる一般的な行動をしてあげる」というのが方法として取られているそうだ」 秘書「ふむふむ、それにまりなの場合は同世代の男が物足りなく見えるんじゃないですか?普通の男ではまりなに太刀打ちできないでしょう、実際同僚の男も彼女に対しては尻込みすると思いますし、実際していると思います」 秘書「本部長はまりなの好みのタイプではないみたいですけど、やはりまりなを使うことが出来る能力を持っているため、まりな自身は本部長に対して安心感を持っている節があると思います。実際仕事では頼られる事が多いと思いますし、でも彼女自身も頼りたいということは思うと思います」 秘書「でも本部長は男性としてより「頼りがいのある兄貴」みたいな感じに見えますけどね」 三剣「ふむ、でも「ボクをリードして欲しい」という男もあいそうに見えるが」 秘書「いいえ、私はあわないと思います」 三剣「何故?」 秘書「基本的に彼女は少女なんですよ。それは男性の好みを見ていると分かります」 三剣「少女?」 秘書「バーストで彼女が惚れた源三郎は、女の扱い方にてなれていてちょっと危険な感じがします。だいたいは年齢を重ねていくにつれて少女チックな感覚を離れて「安定」を求めるようになりますけど、彼女は今でもそれが色濃く出ているんですよ」 秘書「夢見る少女が「ボクをリードして欲しい」という男性を好きになるかと言われてはならないでしょうね。彼女自身は結婚願望って強いですけど実際選んでいる男はその正反対ですから」 三剣「へぇ、じゃあ高畠は?彼は別にそういうタイプではないだろう?それに結婚しても安定を提供してくれているが退屈を与えるタイプにも見えない。まりなの扱い方も本部長とは違ったうまさを持っていると思う」 秘書「彼の場合は本部長と一緒です。異性ではなく「一緒にいて安心できる」タイプの男性だと見ました。居心地はいいでしょうね。まりなの彼に対しての対応ってそんな感じだと思いますよ」 三剣「ふーん、ま、とはいってもまりなは18禁らしくバイセクシャルな部分を持っているんだな。男は中年好きで女は若い子が好きというのもまた本能に従っているみたいで微笑ましい。(^^;)でもそのHシーンはいささか違和感があるんだがな」 秘書「ボス、半分はずれですね」 三剣「はい?」 秘書「あのですね、さっきも言いましたけど、とても面倒見が良くて頼りがいがある女の人って凄く憧れてしまうんですよ。別にレズとかバイとかではないんですよ。まぁHシーンがありますけどあれは18禁なのでおまけ要素みたいなモノですけどね」 秘書「よく漫画で「女からラブレター」なんてありますけどアレって非現実的な話ではないですよ」 三剣「へぇ、独特なせか 秘書「といっても彼氏が出来れば綺麗さっぱり忘れるパターンも多いですけどね」 三剣「・・・・お前今日飛ばすな」 三剣「あ、違う話になるけどそういえばまりなの年齢・・・バーストでどれぐらいか知ってる?」 秘書「20代であったことは記憶しているんですけど・・・正確にはいくつでしたっけ?」 三剣「24歳・・・つまり今の俺とタメなんだよね(^^;)」 秘書「・・・・見えないですね(^^;)」 三剣「設定資料集の方では27となっているがな。そっちのほうが妥当に感じるが」 秘書「でも設定資料集は作品ごとに変わっていきますから、ゲーム内の方が信用度という意味では高いですけど」 三剣「でも若すぎるという点は否めない。ま、些細なことだけど」 秘書「続いては桂木弥生です。現桂木探偵事務所所長。父親が逮捕され小次郎もいなくなり、事実上戦力となるのは二階堂だけで窮地に立たされています」 三剣「人気投票で男女の比率が近いという結果を残した。男性向けのゲームでこの結果は快挙といっていい」 秘書「私も弥生が一番好きなんですよ。共感できる部分が多いというか、応援したくなってしまうというか、というより小次郎は弥生を泣かすんじゃねぇよって感じですね♪」 三剣「・・・・」 秘書「しかし、何故男女両方に支持を受けたと思います?」 三剣「ふむ、本来こういうキャラというのは「一見強そうに見えるけど実は俺がいないと何も出来ない」という父性本能をくすぐる場面が部分がどうしても切り離せなくなる」 秘書「実際弥生もそうですしね」 三剣「そしてこのカテゴリーは同時にある欠点を生み出す」 秘書「欠点とは?」 三剣「これは「男がいないと何も出来ない」という部分が出てしまうのだよ」 秘書「ああ、なるほど」 三剣「ミステリートの「南条みゆき」がそれが具現化したモノだと思ってイイ。だから彼女自身は男性ユーザーの評価もあまり高くないのだ。事実三剣書斎と相互リンクを張って頂いている方も彼女の好感度は低かったようだ」 三剣「男がいないと何も出来ない女というのは男はもちろん女にもあまり評判が良くない」 秘書「確かに・・・男に媚びているような感じがしますし、私自身あまり好きなタイプではないです」 三剣「んでどうして弥生とみゆきに違いが出来るかというとそれは「コンプレックス」なのだよ」 秘書「ああ、なるほど。みゆきの「出来る男が好き」としての描写がありますけどこれは出来る男と付き合う事により自分もそれと対等になる。つまりは同一化を図ろうとしているのであり、この行為は自分がそれ以下であるというのを無意識に認めているわけですね。感情複合の良い例だと」 三剣「その通り。恋愛でコンプレックスの対象に執着するのはよく見られるからね。でもそれは自分が主軸として思いを展開している。一言で言えば自己中なのさ」 三剣「だが弥生の場合は違う。彼女は突然恋人に裏切られ、実の父親が刑務所に入り、その恋人も出ていってしまった。本来なら投げ出してもおかしくないんだよ」 三剣「だが彼女の場合は小次郎への思いを引きずりながらも、地に落ちた桂木探偵事務所を切り盛りしようと精一杯努力している。この姿勢というのがまず共感を呼ぶ」 三剣「そして結局所員にも見捨てられ、自分の能力に絶望し、その時に小次郎に優しくされた。そして初めて彼女は「もうムリだ!」と弱音を吐くのだ」 三剣「彼女が持っている弱さというのは「誰でも持っている弱さ」なのだ。弥生みたいな状況になったら誰だって弱音を吐きたくなる。でも彼女はそれを出さずに一人で良く努力している。だからこそその姿が「健気」に見えるのだよ」 秘書「なるほど」 三剣「それと彼女に関しては小次郎と源三郎との関係というのが面白かったな」 秘書「源三郎と小次郎との仲がいいのに、ヤキモチを焼いているんですよね。でも確かに小次郎の方に信頼を寄せている感じがしましたから無理もないかも知れないですけど」 三剣「とはいえ源三郎の気持ちはよく分かるけどね」 秘書「そうなんですか?」 三剣「基本的に弥生は女だからさ。余計な心配かけたくないと思うし、女にかけさせる事もかっこわるいと思ってしまうのさ。でも小次郎は男同士だからね、馬鹿でガキな所と大人な部分もよく分かるし。つまり弥生に対しては「心配をかけさせたくない」というのだけど小次郎に対しては「こいつを信頼している」という前提が違うのだよ」 秘書「ふーん、そういう態度が余計に心配をかけさせるというのに」 三剣「それが女の甲斐性という事で」 秘書「また都合がいい事を(−−メ)では次に行きましょう続いては氷室恭子です。教育監視機構という閉鎖的な学校をターゲットとして潜り込み、捜査するエージェントですね」 三剣「この人は前作「悦楽の楽園」での登場人物だ。設定もそのままに活躍している」 秘書「前作と同じく生徒として潜り込んでいますよね。というより彼女の年齢からいって講師が妥当だと思うんですけど(^^;)」 三剣「それに関しては劇中でも制作者のインタビューでもネタにされているからな。童顔にも見えないし、まぁすごく若く見えるとだけいえばいいんじゃない(^^;)」 秘書「彼女の印象はどうですか?」 三剣「うーん、正直彼女の印象ってよく分からない所がある」 秘書「どういう所が?」 三剣「キャリアウーマンなのに男に依存する部分を持っているという一見弥生と共通するようなのだがどうにも行動がちぐはぐで掴みづらい。わざわざ公務員を蹴って小次郎の所に転がり込む理屈がいささか強引ではないかと思う」 秘書「それは違いますよ。彼女が求めるモノとは何かと言う事を考えれば自ずと答えは出てきますよ」 三剣「どういうこと?」 秘書「まずボスが行ったキーワードというのは半分当たっています。キャリアウーマンである所だけは。しかし男に依存する部分を持っている所というのはハズレです」 秘書「一見相反するようですが彼女の場合は「充実」を求めていて、そしてそれをもたらしてくれる対象が仕事が男かのどちらかなんです」 三剣「それって並列化されるのか?」 秘書「彼女の場合はされていると考えていいです。そして彼女は対外的な評価を気にする部分を持っていますね。仕事を認めてもらいたいといった趣向がかなり強いと思います」 秘書「そして「恋人に堅いとかいわれた」というセリフからも女性としても気にする部分を持っています。でも同時に可愛いげが無く堅い自分を受け入れてくれるという男性を求めていたのかと考えられます。そして小次郎がその男性かと思った。だからこそ彼の元に転がり込んだのかと思います」 三剣「うーむ、今ひとつ分かりづらいな。基本的に仕事は出来ていたんだろ?ならその充実とやらは十分に満たされていたのではないのか?」 秘書「要は比較考量ですよ。仕事と男、どちらに自分に対して充実をもたらしてくれるか。結果彼女の判断は小次郎だったわけです。「自分の考えをレポートにする」とかいっていましたけどおそらくその部分もかなり真剣に考えていたはずです」 秘書「まぁ本来なら両立も不可能ではないのに仕事を辞めると選択した所が彼女らしいといえば彼女らしいです」 三剣「不器用って事?」 秘書「そうですよ。彼女は男性に頼るのが下手ですから」 三剣「下手?・・・・何故そう思う?」 秘書「弥生と決定的に違う部分はそこです。彼女は男性に頼る事に対してあまり抵抗感というのがありません。何故なら彼女は桂木源三郎に愛されて育てられているからです。しかし氷室の場合は結構家庭が複雑ですし。必然的に甘える状況ではない感じで育てられたと見てまず間違いないです」 三剣「頼る事に抵抗感があるのは理解できるな。俺も長男として育てられたから必然的に頼る事と甘える事の線引きが出来ないし、なら最初から頼らなければいいと言うように結論づけてしまうからね」 秘書「故に彼女は小次郎を一途に思うんですよ。弥生の事だって本当は色々聞きたいのにあまり押しつけがましく聞かないじゃないですか。弥生はアダムで「帰れ!あの氷室って女の所へ!」って激昂していっています、そういう感情のぶつけ方が下手なんでしょうね」 三剣「なるほど、いや、よくわかったよ。さすが同性だな」 秘書「いやー、私も同じようなタイプなんで」 三剣「(゚ε゚;)」 秘書「・・・そこでそういう顔するからモテないんですよ」 三剣「おま!っだよ、十分に言いたい事いってんじゃねぇか!」 秘書「男が細かい事言わない!さあどしどしいきますよ。第二章はキャラクターレビュー後編です。プリシアの紹介からいきますよ」 三剣「・・・・」 | |