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三剣「今回は此花シリーズの第一作。トゥルーリポートのレビューにいこう」 秘書「此花シリーズとはサクセスがリリースした学園モノ推理アドベンチャーです」 三剣「規模自体はサンプルシリーズと同じぐらいなんだが、なかなか魅力のあるシリーズで、今は4作目となる「闇を払う祈り」まで発売されている」 秘書「それではレビューに行きましょう」 <キャラ> 三剣「この作品はキャラクターが非常に魅力的だ」 秘書「ですね、なかなか個性があってイイと思います」 三剣「まずはシリーズ通して中軸となる二人から紹介していこう」 秘書「はいです、まずは桃井恵(ももいめぐる)。一流進学校から此花学園へ転校してきた新2年生です」 三剣「そのかつて所属していたその一流進学校でもトップの成績を誇っていた学業優秀な男の子だ」 秘書「性格は気弱で優柔不断で人付き合いが下手。周囲に流れされやすい性格ですね」 三剣「その性格もイヤミが無くていいな、「普通という個性」を持っている主人公というのはなかなかいない気がする」 秘書「こういうキャラって一歩間違えると自虐キャラになりますからね」 三剣「そこの均整が取れているので感情移入もしやすい、なかなかの完成度だと思う」 三剣「んでその彼は基本的に残りの高校生活の二年間を平々凡々と過ごしたいと思いながらここに来たわけだな」 秘書「その平和な時間は長くは続かなかったのです(知っているつもり風)」 三剣「いきなりパクリかい(^^;)ま、それはシナリオの部分で語るとして、続いてはヒロイン(?)の橘美亜子(たちばなみあこ)だ」 秘書「好奇心旺盛な此花学園の2年生で、自称新聞部の部長です」 三剣「自称というのは、部員が彼女一人しかいないため、部活動としては認められていないんだ」 秘書「顔立ちの整ったかなりの美人で、活発でおしゃべり。感情の起伏が激しく、思ったことは何でも歯に衣着せずにズケズケ言う性格。というのが公式設定です」 三剣「付け加えるとものすごいわがままだ」 秘書「・・・なんかろくな紹介をしていない気が(^^;)」 三剣「このキャラクター達の凄いところはその欠点と思われる箇所が長所として直結されているところだ」 三剣「思ったことをずけずけ言うというのは彼女の素直な性格から来ているし、恵の一見気弱な部分は優しさから来ている、それが表だって出ていないのは大したモノだと思う」 秘書「なるほど、このシリーズは2でもう一人加わりますが、この二人が元祖の主軸として動いて行くんですよね」 三剣「その通り」 秘書「それでは続いては大見優子です」 三剣「此花学園の二年生。アクの強い美亜子と付き合っていける数少ない友人だ」 秘書「いまいち影が薄い彼女ですが、サブキャラとして1から4まで全作品で出演しているんですよね」 三剣「メインの二人以外ではこのキャラだけだからな、4では第一部で存在感を示してくれる。ちなみに登場順序でいうと主軸の二人より彼女が一番早く登場している」 秘書「あ、シリーズ通してといえばもう一人いますよ」 三剣「え?」 秘書「萩原尚人ですよ」 三剣「あ、そうか、彼は個性という意味ではシリーズナンバー1の濃さを持っているな」 秘書「確かに濃いですよね(^^;)」 三剣「尚人は美亜子の親戚、姉の夫の兄弟だ」 秘書「そして美亜子のストーカーです」 三剣「ストーカーか(^^;)まぁ確かにそうだけど、尚人は美亜子と初めてあったときに一目惚れしてそれ以来ずっとアタックを続けている」 秘書「義理の兄の兄弟とあって美亜子もそう邪険には出来なくて困っていますよね」 三剣「いや、思いっきり邪険にしているだろ」 秘書「一日三十通もメールや着信があればあの対応も当然かと思いますが」 三剣「でもどこか憎めないよ、押しつけがましいが犯罪に発展する可能性は少なそうな・・」 秘書「ですかね〜?」 三剣「まぁその辺で勘弁してやってくれ(^^;)んでどんな男かなんだが恵曰く「サワヤカ系の二枚目で折り目正しく女に人気がありそう」というのが第一印象なのだ」 秘書「あくまで第一印象です」 三剣「基本的にギャグキャラだよな、行動が笑えるというか、美亜子と電話している側に恵がいると知ると途端にテンパるんだこれが」 三剣「彼は4で大活躍するので講釈はそれまでに取っておこう」 秘書「続いてはゲストキャラから行きましょう」 三剣「とりあえず今回の話は水泳部との話がメインとなってくる。故にゲストキャラは水泳部の面々だ」 秘書「まずはその水泳部の部長浅間ひとみです」 三剣「彼女は3年生。思ったことはやり遂げる芯の強い性格。厳しさと思いやりで、部員達からの信頼も高いらしい」 秘書「基本的に外部の恵と美亜子を疎ましく思っていますね」 三剣「まぁそうだろうな、顧問が殺されて一大事の時に好奇心で首を突っ込んでくる二人を見ればそう感じるだろう」 秘書「次は長山昌子です。えー公式設定では無口な女の子というらしいですね」 三剣「確かにそうだった。でも無口すぎて存在感はほとんどなかったな(^^;)」 秘書「確かに・・・エヴァの綾波タイプですね。一時期はやった設定ですね」 三剣「身も蓋もないな(^^;)じゃ、次は石井伊都子(いしいいつこ)にいこうか」 秘書「えー、穏やかな性格でみんなに慕われており、学校の成績もかなり良い。部活の練習も欠かさずに熱心に参加している。優しいお姉さん的存在とありましたが、そんな描写ありましたっけ?」 三剣「お姉さん的存在とあったけど、どっちかというとおっとり型の印象を受けたんだが、まぁこれ以上はネタバレ難で語れないけど」 秘書「東鳩の来栖川先輩みたいな」 三剣「今日は飛ばすな〜(^^;)」 秘書「続いては藤崎双葉です」 三剣「水泳部のムードメーカの役割を果たしていている」 秘書「はい、ムードメーカーみたいですよね」 三剣「でも特に特徴のないキャラだよな?」 秘書「ですよね、どっちかというとチョイ役という感じがしました」 三剣「で、最後の岸本実穂も・・」 秘書「このキャラもちょい役ですね」 三剣「だな」 秘書「では全体的なキャラの完成度についてはどうでしょう?」 三剣「原則として主軸キャラ以外はゲスト扱いだからね。主軸の二人のキャラの完成度はかなり高いと思う」 秘書「そういえばこの作品は低価格ソフトにしては声優さんが一流どころをそろえていますよね」 三剣「うむ、桃井恵は石田彰氏だ」 秘書「エヴァのカヲル役で大ブレイクした声優さんですね」 三剣「声を当てた本人もたった一話だけの出番だったのにこれだけ人気が出て驚いたそうだ」 秘書「でもおかげで知名度はかなり広がり、一躍スター声優に名を連ねましたよね」 三剣「出演作品もメジャーなのが増えたからな」 秘書「美亜子役の川澄綾子さんはどうでしょう?」 三剣「最初この人名前は知らなかったんだ、出演作品を見ても知らないモノばかりだった」 秘書「そういえば此花BBSでは代表作品としてあげていた方もいましたよね」 三剣「確かに美亜子と川澄氏の声はぴったりだと思う。シリーズとなっているが声優は変えて欲しくないな」 秘書「それではキャラの評価をどうぞ」 三剣「なかなか完成度が高い。Bだな」 <シナリオ> 秘書「続いてはシナリオです」 三剣「まずは二人の出会いから語っていこう」 秘書「はいです、主人公桃井恵は此花学園へ転校してきます」 三剣「高校生活の残り二年を平々凡々な日々で送りたいという受動的な男の子だ」 秘書「しかし転入予定の寮へ入室しようとしましたが何故かそんな報告は受けていないとのこと」 三剣「仕方無しに一つ空いている部屋に入る恵」 秘書「んでその部屋の中で着替えをしていた橘美亜子と遭遇してしまうわけですね」 三剣「うむ、出会い自体はどっかで見たような極めてオーソドックスなモノだな」 三剣「んで、それを弱みに脅されて半ば強制的に捜査に参加させられる」 三剣「その捜査とは水泳部顧問が殺された事件のことなのだ」 秘書「そして死体の傍らには「0」と書かれた紙切れが一枚置いてありました」 三剣「と、序盤はそんな感じだ、ここから」 秘書「シナリオの規模としてはどうですか?」 三剣「基本的にエンディングが多数合って、それを全部やろうとすればそれなりの時間がかかる。だが単純にハッピーエンドにまで辿り着くまでなら1時間から2時間程度あれば十分にたどり着ける」 秘書「一時間とは短いですね」 三剣「低価格の作品というのはどうしても、ゲーム性のいずれかを削らなければならない。コストも安くさせる必要があるし」 三剣「此花シリーズが削ったのは「ボリューム」だ。そして展開自体も何処かで見たような感じのトリックを持ってきている」 三剣「故に起承転結がはっきりしている作品だ、でも飽きさせない展開というか、いい意味できた意を裏切らないからね、そこは大したモノだと思う」 秘書「その一方で学園のほのぼのとしたモノもありますがバッドエンドは美亜子や恵が死亡したりするケースが多いのも特徴といえるでしょうね」 秘書「で、推理としての要素は?」 三剣「犯人は大体分かる。それだけの布石は用意されているし、あまり間違えるというのはないのでは?俺が犯人外したのは3の「偽りの影の向こうに」だけだったな」 三剣「トリックも結構平凡だった」 秘書「全体としてみてはどうでしょう?」 三剣「うーん今回の此花1ではまだまだ世界観自体に彫り込みがない」 三剣「2を発売したところを見ると長期的に発売する意図があったのかもね」 秘書「確かに知名度は低いですが安定したファンを獲得していますよね」 三剣「どの作品も佳作レベルにはきちんと仕上げてくれているし、安心して遊べるというのが大きい、キャラも魅力的だしね」 三剣「最大の利点はシリーズのゲームシステムを考慮するとほとんどスタンスが一緒なので、プログラムやスクリプトも従来を受け継ぐモノだから制作費もあまりかかっていないだろう」 秘書「なるほど、コストパフォーマンスも確かに良さそうですね」 三剣「というわけでシナリオはCだ」 秘書「C、あまり高い評価ではないですね」 三剣「人によっては淡泊で面白みのないシナリオだと受け止められるかも知れないし、プラスαを感じれば俺のこの点数以上の魅力を感じている人は多いと思う」 <システム> 秘書「システムです」 三剣「基本的にセーブ数は申し分ないし、特に不便は感じなかった」 秘書「思いっきり簡単に締めましたね(^^;)それでは評価を頂けますか」 三剣「良」 <音楽> 秘書「続いては音楽です。音楽はどうでした?」 三剣「正直に言うとレベルは高くない。音もチャチだし。でも雰囲気に合っていると思う。音楽というのはワインだからね。聞いていて不快感というか、そういうのは無かった。手抜きには作られていないと思う」 秘書「気に入った曲は何かありますか?」 三剣「さっき、チャチといったがこの作品は全てにオープニングソングがあり、これは全部俺好みなんだ」 秘書「へぇ〜」 三剣「第一弾のオープニング曲も好きだった」 秘書「それでは評価をどうぞ」 三剣「全体としての評価はこれもCかな」 <まとめ> 秘書「というわけで此花トゥルーリポートのまとめです」 三剣「まず前置きなんだが此花シリーズは全作品総合ランクBとする事をご了承いただきたい」 秘書「あえてBランクなんですか」 三剣「正直ファン感情無しに考慮するならCが適格だと思う」 三剣「だが俺は此花の世界が妙に気に入ってしまって、それを考慮してBなんだ」 秘書「へぇ〜、そこまでファンだとは思いませんでした」 三剣「値段も手頃だし、何よりプラスαがある作品だからね」 秘書「ちなみに1〜3までを全て収録した「此花パック」が税込み2100円で発売されています」 三剣「もしこれから始めようとする人がいるならばこれを是非オススメする。一つ一つ中古で買うよりかはずっとリーズナブルだ」
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