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三剣「今回は此花シリーズの最新作、此花4〜闇を払う祈り〜のレビューに行こう」 秘書「しかしもう4作目ですか」 三剣「前作から一年半ぐらいで発売していたな。しかしもうこのシリーズも長いよな〜」 秘書「シリーズの中では一番のボリュームを誇っていて、それが売りとなっていた作品ですね、確かにプレイして熱意が伝わってきました」 秘書「発売後はシリーズ最高傑作だったという感想も見られましたよね(^^)」 三剣「それはいいんだが、好きなシリーズだけに逆にマイナスには働なければと思うよ」 秘書「え?」 三剣「一番のボリュームということは次からはそのボリュームが求められる事になるからね」 三剣「ボリュームを下げた場合、評価は間違いなく下がるから」 秘書「・・・・シリーズモノの宿命ですか」 三剣「そうだ、シリーズモノの宿命。商業、芸術、両方に縛られ駄作になってしまった作品を何本も見てきたからね」 秘書「此花がそうなる可能性はあるんでしょうか?」 三剣「無いとは思っている。此花シリーズは神宮寺シリーズになって欲しいと思うよ」 秘書「あの作品も販売本数は決して多くないですが固定ファンをキープしていますよね」 三剣「ま、4作目だからな、俺の心配は杞憂だと思うけど」 秘書「それではレビューにいきましょう」 <キャラ> 秘書「まずは主軸の三人について語っていきましょう」 三剣「4作目とあって桃井恵、橘美亜子、桜田忍の三人は抜群の安定感を保持していたと思う。それぞれの役割が完全に確立していたし、見ていて安心できた。」 秘書「ですね、恵も相変わらず二人に振り回されっぱなしです」 三剣「それも微笑ましく思えた。それに忍が加わりだしてから好感度のギャルゲー要素も入っているからな。だんだん発展段階になっている」 秘書「ですね、それでは今作のゲストキャラをレビューしていきましょう」 三剣「まずは本作のメインゲストである鈴だ」 秘書「京都の神社の新米巫女さんですね」 三剣「そして何もないところで転んでしまったり失敗ばかりしている、まぁ簡単にいうとドジッ子というヤツだ」 秘書「この設定も王道ですよね。デフォルトというか」 三剣「ま、父性本能をくすぐる典型的なタイプというか、なんというか」 秘書「ふせいほんのう?」 三剣「女に母性本能があると同じ、男にも父性本能があるのさ。両方共にそれをくすぐるタイプというのが存在する」 秘書「男はこういう鈴みたいなタイプに弱いですよね」 三剣「それも人によるがな」 三剣「キャラとしての完成度はそれなりに高いと思うぞ、もっと鈴の個人事情や恵みとの絡みが見たい気がしたがね」 三剣「つづいては3から登場している小早川亘(こばやかわわたる)だ」 秘書「彼花学園の生徒会長、端麗な容姿と男らしい性格で彼花、此花両方の女生徒に人気があるそうです」 三剣「なかなかクセのある人物で、なかなかいい味を出している。贅沢を言えばもう少し恵と絡みがあればなぁと思った。前回から登場といってもゲスト的扱いとなっている」 秘書「そういえばふと思ったんですけど「端麗な容姿」って此花シリーズには良く出てくる言葉ですね」 三剣「確かに、でも単純にキャラデザだけ見てもあまり変わりがないような気が・・特に亘って美形なのか?」 秘書「う〜ん、あまりそうは見えないですね。知性的で男らしい感じがしますけど」 三剣「ま、「モテる」って実は一番設定しやすい項目なんだよね」 秘書「それは書き手の立場からですか?」 三剣「ああ、男女の恋愛関係というのは本人及び片思い含めてかなりの人間が経験しているだろ?それに周りにもてるヤツは一人ぐらいいそうだし、だから一番オーソドックスで一番表現しやすいモノなんだ」 三剣「だが例えば「独特な雰囲気を持っている」というのは内側からにじみ出てくるモノでこれをシナリオで表現するのはどう独特なのか?これを定めないと非常に難しい」 三剣「なにより意図的に「独特」というオーラを出すのは非常に難しい。書き手と表現したいキャラの思想や性格が関係しているから」 秘書「んー、でもボスも「独特なキャラ」「独特の小説」って評価していただいたことがありましたよね?」 三剣「だが逆に恵を書くのは凄い難しい。「普通の個性」というのは俺にとって凄い要素だと思う。あと好きなキャラだが忍も書きにくい。美亜子は書きやすいが」 三剣「それに俺が書いた小説「カリスマ」でもヒロインは美人でモテるという設定をしているのだよ。だからよく分かる」 秘書「へぇ〜」 三剣「だからこそキャラをかき分けても個性があるというのは凄いことなのさ」 秘書「続いては鵜飼尚子にいきましょう。彼女は此花学園の二年生で美亜子と同じクラスだったことがあったそうです」 三剣「本筋そのもののメインとなる絡みはなかったからな。存在感今ひとつで印象というのはなかった」 秘書「続いては千菊剛です。此花学園に新しく赴任してきた若い先生でファンクラブもあるほど人気があるとか」 三剣「というのが設定みたいだけど、実は凄い陰陽道が好きでそれを喋るとギアがトップになってものすごい勢いで授業時間中喋っているらしい」 秘書「喋ってるときの顔がキテますよね(^^;)」 三剣「うん、ああいうタイプってモテないと、まぁ俺がモテないとか言うのは何なんだがお前はどう思うよ」 秘書「んー若手のサワヤカ系の先生が来たら騒ぎますよ。それに此花学園は女子校から共学になりましたから女子の数が多いですし、年上の先生というアドバンテージでかっこよく見えますし、容姿が普通より上なら妥当な線かと」 三剣「ふむ、なるほど」 秘書「続いては○○保夫ですね」 三剣「苗字を伏せ字としたのは訳があるんだが・・・まぁ苗字と紹介をしてしまうとネタバレになってしまうんだ」 秘書「このキャラに関しては素性をばらすとネタバレになるので紹介はコレで終わりです」 三剣「ま、言えるのならば次回作への伏線といったところか」 秘書「続いては光妙子です」 三剣「ちなみに「ひかりたえこ」ではなく「こうみょうし」と読むのだ」 秘書「陰陽道を奉っている宗教の長ですね」 三剣「予知をする能力があるらしく、それにより財界人に多数の顧客を抱えているらしい」 秘書「陰陽道は風水に関連するといっていましたね」 三剣「風水は中国で盛んだ。何か事業を始めるときはかならず風水で伺いを立てるというほど浸透している」 秘書「へぇ〜」 三剣「「元を担ぐ」という言葉あるがそれをビジネスとして一般で取り入れられているというのはとても珍しいといえるだろう」 秘書「ですね、日本でも企業の重役クラスが占いを参考にしていることから、馬鹿に出来ない言葉と思いますね」 三剣「ま、それについての因果関係を論理で語ってみてもいいのだがそれは今回は関係ないので辞めておいてと」 秘書「続いては巫女の四人なんですが・・」 三剣「んー、彼女たち四人はその御妙度を奉っている宗教の幹部連中だ、一気に語ってしまおう」 秘書「紀伊は結構話しやすくて人当たりがいいですよね」 三剣「まぁな、色々な個性がいる中で調整役を担っていそうだ」 秘書「百能は逆に威圧的というか、とりつくシマもないです」 三剣「組織にはリーダー格でこういう嫌われるタイプというのは必ず必要だ。そうでないと統率できないからな」 秘書「諸姉はブランド大好きで即物的ですよね」 三剣「質素倹約を旨としているがかなり遊んでいるご様子。結構単純で金とモノに弱い。買収しやすいタイプだと思う。組織にとってはあまり好ましい人物ではないかも知れない」 秘書「広虫は鈴が姉的存在だととても慕っていましたよね」 三剣「うむ、人望も厚そうだしな。こういうタイプも必要だろう」 秘書「というわけでキャラを紹介してきましたがどうでしたか?」 三剣「ゲストメインキャラの鈴がかなり活躍したからな、今までレギュラーキャラでありながら脇役だった大見優子も第一部で結構な活躍を見せる」 秘書「それではキャラの評価をどうぞ」 三剣「Bというところだ」 <シナリオ> 三剣「今回は初の二部構成となっている」 秘書「京都修学旅行編と田龍湖編ですね」 三剣「しかし修学旅行か・・・懐かしいな・・・もう5年も前のことになるのか」 秘書「ボスは高校生の修学旅行には何処に行ったんですか?」 三剣「俺は一週間ほど鹿児島に行ったよ。屋久杉と種子島宇宙センターを見てきた」 秘書「一週間とはずいぶん長いですね」 三剣「私立だったからね、最初北九州コースと南九州コースの二つがあったんだが南九州コースを選択した」 秘書「コースから選べるんですか」 三剣「ああ、仲がいいメンバーは当初北九州を選択しようとしていたみたいだけどね」 秘書「では何故南に?」 三剣「俺が強くそう主張した。個人的に北九州は子供の頃からいっているからね、それにどうしても種子島宇宙センターが見たかったのだ!」 秘書「ボスは相変わらず妙なところで子供ですよね(^^;)」 三剣「男は永遠の少年なのだ。まぁ俺の話はおいといて、メインのシナリオにいこう」 秘書「了解です。第一部は京都ですが、ボスは京都にいったことがあります?」 三剣「あるよ、親父が京都に単身赴任していたときにそこに泊めてもらって、観光をしまくった」 秘書「へぇ〜、どうでした?」 三剣「観光地としては素晴らしい街だと思う、二回いったんだけど、もう一度行きたいと思わせる街だった」 秘書「ほー」 三剣「でも修学旅行で行くところではないような気がする」 秘書「それは思いますね。友人達と一緒に廻っているということの方がメインで、観賞という目的は二の次になりますから」 三剣「と、もっと名所とかを絡ませて欲しかったがね。せっかく舞台を違うところに移したんだし、まぁ第一部は序章という位置づけみたいだったからしょうがないと思うけど」 秘書「事件はその新任の千菊先生が何者かに毒を盛られたシーンから始まります。一部はその犯人当てですよね」 三剣「だが難易度は一部の方が難しかったような気がする。難しいというのは推理というよりフラグ立ての順序が、わかりにくかった」 秘書「ファーストプレイはどうでした?」 三剣「犯人は分かったけど、証拠がなくてバッドエンド、三回目ぐらいでようやくクリアした」 秘書「ふむふむ、そういえば今回京都を場所に選んだことは何か伏線でもあったのでしょうか?」 三剣「美亜子が京都出身だからな。しかもいいところのお嬢さんみたいだし。もう少し実家と絡ませても良かったんだが、それはまた違う機会ということでということだね」 秘書「つづいては第二部の田龍湖編です」 三剣「二部は起承転結が明確でプレイしていて面白かった。難易度という点は一部よりも低い。犯人当ても容易だしハッピーエンドの内容にこだわらないのなら一度でいけるのでは?」 秘書「二部はその陰陽道の宗教団体がメインとなりますよね」 三剣「元々光妙子はビジネスライクではないみたいだからな、そこら辺の確執が色々ある。もう少し彫り込んでも良かったような気がするが」 秘書「犯人についてはどうでしょう?」 三剣「3の犯人と負けず劣らずの外道だと思う」 秘書「外道ですか」 三剣「全体では火サスをイメージさせるモノであったが、3の犯人に引き続いて自分の利益のためなら人を殺すことを何とも思っていない輩だ」 秘書「ずいぶん酷評しますね」 三剣「酷評というか、あの状態で中途半端に善人でも困るので妥当な感じがした。犯人を諭すときにもっと恵の突っ込んだ言葉が欲しかったかな」 秘書「ふむ、ちなみに今回も前作に引き続き恋愛要素が入っています」 三剣「3よりもそれが明確となっているよな。といっても低ボリュームなのでその描写に関してはあまり深くは突っ込んで語られない、恋愛感情という部分ではもう少し発展した、と判断していいのかな」 秘書「そういえばボスは恵と相性のいい相手は美亜子と忍の誰だと思います?」 三剣「忍だろ。美亜子の場合は振り回すだけで意外とケンカ別れしそうな気がする」 三剣「忍の場合は恵をガッチリ管理するタイプだからな。優柔不断な彼には彼女と付き合った方がうまくいくような気がする」 秘書「ふむふむ、あ、シナリオといえば今回はおまけシナリオがあるんですね」 秘書「んでおまけシナリオの主人公は1で登場しながら3でようやくビジュアルも明らかになった萩原尚人シナリオです」 三剣「一部用の尚人シナリオ、二部の尚人シナリオ。二部はすぐに終わってしまうが一部はなかなか楽しませてくれた」 秘書「美亜子の危機が迫ることを懸念して、京都まで追っかけてくるんですよね」 三剣「うんうん、個人的に「涙でにじんだ京の街」というバッドエンドタイトルが個人的にかなり笑った」 秘書「私は「愛の殉教者」というが面白かったです。殉教したら死んじゃいますよ(^^;)」 三剣「とにかく彼もまた5に向けて登場を希望するよ、5にして初のメインとしての絡みもあっていいと思う」 秘書「私はあの報われない様が好きですけどね」 三剣「それとシナリオに関しては最後に一つ」 秘書「なんでしょう?」 三剣「3から導入されたワトソン君適正診断だ」 秘書「ああ、今回はかなりコメントのバリエーションが多かったですよね」 三剣「正直前回はうざったかった。クリアリストを作るためにしょうがなく見たという以外ないんだよね」 秘書「しかも中途半端に時間がかかっていました。でも今回は早く出てくれますし、コメントも多種多様合って、キャラのメインエンディングをクリアするとそれ専用のコメントも出してくれますし、しかもスキップでとばせます」 三剣「コレは見事に「改良」したと思う。あまり好評でないシステムを改良したのはよいことだと思う。一定の利益が獲得できているのか、回を重ねるに連れてどんどん人物相関図も深くなっているからな」 秘書「ではシナリオの評価をどうぞ」 三剣「B、この当たりが妥当だと思う」 <音楽> 秘書「音楽です」 三剣「このシリーズは元となる音楽を使っているからね。でも今回のオープニングソングは結構気に入った」 秘書「では評価を頂けますか」 三剣「評価はC、これぐらいかな」 <まとめ> 秘書「というわけで今回のレビューもまとめです」 三剣「今回は此花シリーズの中では一番レベルが高いと思う」 秘書「おお(^^)」 三剣「シナリオも二部構成でボリュームもあったし、萩原尚人のおまけシナリオなどなかなかサービス旺盛な作りになっている」 秘書「総合ランクの方はBなんですよね?」 三剣「まぁね、でも今回はファン感情抜きでも素直にBをあげたい」 秘書「確かに面白かったです」 三剣「でだ」 秘書「?」 三剣「突然だが此花4のマイベストCGを選定したいと思う」 秘書「・・・・」 三剣「ちなみに今回のマイベストCGは・・・・」 三剣「浴衣を着て寝ている忍の姿だ!」 秘書「・・・・」 三剣「かすかに見える胸元に三剣アカデミー賞をあげたい、恵の気持ちがよく分かる。もちろんコンシューマのソフトなので18禁表現は皆無だが、もし18禁Hに突入したらファンが暴動を起こすので期待しちゃダメダメだ」 三剣「忍エンドのしたたかぶりもなかなかだと思う」 三剣「それと・・・アレ?」 三剣「おーい」 三剣「・・・・」 三剣「帰りやがった」
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