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三剣「今回は火焔聖母のレビューにいこう」 秘書「火焔聖母はスタジオラインがリリースしたミステリーアドベンチャーですね」 三剣「フラグ解除式のオーソドックススタイルでミステリー。どっちも俺が好きなスタイルだ」 秘書「ではレビューにいきましょう」 <キャラクター> 三剣「まずはキャラクターだ」 秘書「キャラクターデザインは横田守氏です」 三剣「独特の艶気を持つイラストを描く人だ。どっちかというと18禁ゲームのイラストが多いみたいだな」 秘書「結構アクが強いので敬遠している人もいるみたいですね」 三剣「俺は結構好きな部類に入る。というかつくづく思うんだが巨乳好きだよな、横田氏(^^;)」 秘書「そうですよね!しかも美人なのは卑怯ですよ!」 三剣「ひ、ひきょう?そ、そうかな」 秘書「そうです!」 三剣「そ、そうか・・・よし!前置きはコレぐらいにしてキャラレビューにいくぞ」 秘書「・・・・えっと最初は主人公の蘭堂研人です。賀神探偵事務所の見習い高校生、元天才子役で父親がTVの有名ディレクター、母親が元アイドルといった芸能界ではサラブレッドだったんですね」 三剣「幼い頃から格闘技などを仕込まれていたためケンカも強いらしい」 秘書「その中で俳優の少年達が次々と事故にあう「呪いのスタジオ事件」で父親が雇った賀神を出し抜きトリックを解決し、その結果スキャンダルが世間にばれてしまい父親と大喧嘩し、賀神探偵事務所に転がり込んだのですね」 三剣「そのエピソードは深くは語られないが、芸能界という環境のドロドロした部分を父親が極力見せないようにしていて、その事件をきっかけにその事実を目の当たりにし、何も知らなかった自分と何も教えなかった父親に怒りを感じたのだろう」 秘書「その小さい頃から芸能界という環境で育ってきたので性格がひねくれていますよね」 三剣「うむ、特殊な環境か、ドリフターズの故いかりや長介氏が自伝の中で「芸能界というのは通常考えられる「仲がいい」「仲が悪い」という概念は通用しない」と記していたのが強く印象に残っている。それ故にシニカルな性格になったんだろうな」 秘書「彼に関してはどうです?」 三剣「さっきシニカルといったが所々で未熟な部分があったり、年相応の危うさがあったり、女に対して甲斐性を見せたり、なかなか躍動感に飛んだキャラだったと思う」 秘書「キャラ付けがキチンとされていますよね。完成度も高いと思います」 三剣「では続いて秋村湖希だ」 秘書「位置づけはメインヒロインで主人公とは中学時代の同級生。基本的に人当たりも良く勝ち気な感じがしますが心の中では人にいえない悩みを抱えています」 三剣「メインヒロインなだけあって物語の主軸となる部分に絡んではいる」 秘書「しかしもう少し彫り込んでも良かったように思えます。ちゃんと背景事情も語られてはいますが、基本的に攻略キャラの一人なので薄味になってしまった勘は否めませんでした」 三剣「お互いにほのかに思っていたみたいだからな。主人公が依頼を受けるきっかけとなったのも「私のお母さんを捜して」という依頼からだった。しかしその直後に転校し、それ以来音信不通だったんだな。ま、ここからはプレイしてからのお楽しみだ」 秘書「続いては華竜院巴です。いざなみ市を二分する新市街と旧市街、その旧市街を取り仕切っている華竜院家の令嬢です。いざなみ高校の1年生。ご多分に漏れず世間知らずな部分がありますね」 三剣「キャラ的には天然らしいが・・」 秘書「天然というか・・・ああ見えて頭は良さそうですね」 三剣「確かに。とはいうものの華竜院家の事はあまり知らない、というか知らせずに育てられたおかげですれた部分はなかったんだろう」 秘書「封建的な家ですよね。少しネタバレになりますが巴が世間知らずなのには華竜院家の思惑がありますし」 三剣「うむ、そこの所の背景も良く描写されている」 秘書「新市街と旧市街の対立構造の渦中にある人物ですからね。そこの絡め方が上手かったと思います」 三剣「続いては三香野京子。短髪でボーイッシュな感じのヒロインだ」 秘書「色々家庭に事情がありますが、明るい反面寂しがりやですね」 三剣「結構わがままだな、ただそのワガママであるというのを自覚していないのが駄目だ。個人的にあまり好きになれなかった」 秘書「結構主人公の足を引っ張りますしね」 三剣「次は北川真奈瀬。秀才で美人なのだが完璧主義という一面を持つため実はあまり男に人気はないらしい」 秘書「(^^;)彼女は旧市街の人間ですね。とはいっても巴と違ってごく普通の一般人です。新市街と旧市街の対立構造を解消しようとしつつも、調停の時に感情をストレートに出してしまって逆に怒らせてしまう事も多く、浮いた存在となっているようです」 三剣「融通が利かない性格だが対立構造を達観するのではなく彼女は彼女なりに解消しようと努力している部分には好感が持てた。とはいっても冷静そうに見えて熱くなるタイプなので空回りしてしまっているがな」 秘書「無鉄砲なところがありますよね。とにかく自分で確かめないときが気が済まないみたいな」 三剣「メインヒロインの4人の中で唯一彼女だけが話の筋そのものの背景事情はない。とはいえそれ以外の描写の時に一役買っており、存在感がある。これはシナリオライターが見事だといえよう」 秘書「と、ここまでがメインキャラクターですね。サブキャラについてはささっと語っていきましょう」 三剣「了解。次は神崎麗巳。科学情報誌月刊『エレクトロン』編集部のスタッフ。 新興都市開発計画で完成された「いざなみ市」の取材に来たキャリアウーマンだ。何となく雰囲気が法条まりなに似ていると思った」 秘書「またそういうことを(^^;)最初から胡散臭さを醸し出している彼女。なかなか癖のあるキャラに仕上がっていると思います」 三剣「続いては森口紫乃。仲代の取り巻きの一人だな」 秘書「基本的に脇役なので影は薄いですね」 三剣「次は滝恭一郎。いざなみ市長の息子で通称滝ボン。典型的な父親の権力を笠に規定針散らすタイプだ」 秘書「そういう意味では期待を裏切らないキャラですよね」 三剣「こいつも基本的には脇役だがその分インパクトは強かった」 秘書「続いては奈村順平、研人と同室の同級生。脇役ではありますがハッカーとして主人公に協力することも多く、出番はメインキャラクラスです」 三剣「その腕は構内でも有名らしく、悪い意味で恐れられているらしい。湖希の「やっぱり噂通り・・」という言葉があるが明らかにいい意味で使われていなかったからな」 秘書「性格も独特で自分の世界を持っていますよね」 三剣「主人公との関係も良かったな。主人公が「マレビト」となれたのは彼の力が大きかっただろう」 秘書「続いては妙見 史郎(みょうけん しろう)です。郷土資料館館長。明晰な頭脳を持っていて独自の理論を駆使し、時には主人公を惑わす事もあります」 三剣「ちなみに登場キャラクターの中で一番好きだったのがこのキャラだ」 秘書「癖がありますね〜。胡散臭さではキャラ一だと思います」 三剣「そこも味が出ていていい、歴史の授業中に運命を左右する力とは何かというモノはなかなか参考になった」 秘書「うーん、面白いですけどなんか腑に落ちないというか・・・」 三剣「ウンチクだからな。論理としての実現性と現実としての実現性は遠く離れているし、それを割り切って楽しむのがいいんだよ」 秘書「そんなもんですかね」 三剣「そうそう、妙見の声を勤めているのは大塚明夫氏だ」 秘書「様々なキャラや吹き替えに声を当てられているベテラン声優ですね」 三剣「シナリオライターの藤木氏曰くこの人はマジでプロらしい」 秘書「というと?」 三剣「郷土資料館館長役ということで主人公に民俗学のうんちくを述べたりするシーンがあるだろ?」 秘書「ありますね・・・・そういえば大塚氏は民俗学に対して知識があるんでしょうか?棒読みな感じではなくスラスラと述べていましたね」 三剣「そう、そこなんだよ!」 三剣「大塚氏は渡された台詞の中に民俗学があると分かると、その単語や背景事情について勉強して本当に理解してしまうらしい。だからあれほど自然に喋れるんだ。これは民俗学に限らず自分が分からない分野、単語に関して全て同じ姿勢らしい」 秘書「・・・・凄い」 三剣「何かを読んで発言している言葉と、何も読まないで発言している言葉というのは受けての理解度が3倍も違ってくるというからな。一線級の声優でも難しいうんちくは棒読みのように場合もあることから如何にストイックな姿勢であるか伺えるエピソードだ」 秘書「続いては仲代良です。簡単にいうと番長ですね」 三剣「番長(^^;)・・・確かに分かり易い表現だな。巴の婚約者として大門に気に入られるが思ったほどの活躍の場はなかったように思える。重要な部分には出てきたりするけどね」 秘書「続いてはシスター・マドレーヌ(Marie Magdaleine Savoia)学校内の教会に勤めるシスター。フランス人です」 三剣「えっと、どう語っていいか困るな。結論からいうと魅力的なキャラだったと、これで締めさせていただく」 秘書「次は辻本 弓絵。聖骸高校の教師で、現代国語担当ですね」 三剣「何処にでもいるような教師だけど何処が憂いがあるように見えるキャラだ」 秘書「続いては賀神岩雄です。研人が所属している探偵事務所の所長です。主人公に探偵のイロハをたたき込んだ人ですね」 三剣「なかなか癖のある人物だ。妙見に続いて俺的には男性キャラ好感度二位だな」 秘書「でもいっていることが荒唐無稽だったりする事もあれば妙に理屈っぽかったり。いっている意味が今ひとつ分かりませんでした」 三剣「俺は面白いと思ったね、ああいう論理と感を両方活用するの。あの「原因」という言葉を競馬に絡めての洞察は面白いね。俺と同じ考え方だ」 秘書「ああ、確かそれについての小説書いていましたね。でも「勝つ馬は勝つ前から決まっている」という考え方ってどうかと思うんですけど」 三剣「俺はあると思うがね。賀神はこれを「原因」と表現していたが概念的には「ラプラスの悪魔」だと思う」 秘書「ラプラスの悪魔とは「物事は起きる前に全て決まっている」と数学者ラプラスが提唱した論理です」 三剣「コレに関して述べることはきりがないし、今回の本旨ではないので割愛しなければいけないのが残念だがね」 秘書「次は長内 理都子(おさない りつこ)です。高エネルギー研究所の主任ですね」 三剣「この背景から色々メインに絡む秘密はある」 秘書「続いては柿沼 蓮次です。ベテラン刑事ですが階級は巡査長です」 三剣「階級というのなら「巡査」だよ。巡査長は名誉職だ」 秘書「そうなんですか?」 三剣「ノンキャリアの階級章で唯一無試験で昇格できるんだ」 秘書「へぇ〜、続いてはエドモン神父(Edmond de St. Michel)です。マドレーヌの身元引受人ですね」 三剣「基本的には脇役なので特に語るという部分はない」 秘書「では最後は華竜院 大門(かりゅういん だいもん)苗字から分かるように巴の父親であり、華龍院家の当主です」 三剣「まさにムラ社会の象徴たる人格をしている。旧市街の長というだけあって保守的だ」 秘書「と、キャラについて語ってきましたけど全体から見てどうでしょう」 三剣「男性キャラも女性キャラも物語上での役割が明確化されていて背景事情や性格もちゃんと書いてある。そのかき分けは素晴らしい、イヤミが無いというのがいいな」 秘書「それでは全体の評価をお願いします」 三剣「評価は「S」だ。唯一欠点を述べるとするならシナリオとキャラの整合性に少しだけ浅い所がある。それ以外は完璧だ」 秘書「それでは後半からはシナリオから語っていきます」 | |