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流行り神 警視庁怪異事件ファイル 前編



三剣「今回は流行り神・警視庁怪異事件ファイルのレビューをしよう」

 

秘書「流行り神は日本一ソフトがリリースしたホラーアドベンチャーです。ボスはどうしてこれを買われたんですか?ホラーって好きでしたっけ?」

 

三剣「いや、特に好きというわけではないけど、単純にホラーではなく「都市伝説」を扱っている部分に興味を引かれて購入した

 

秘書「ふむ、本来なら怪談として扱う部分を都市伝説にしたというのは面白いですね」

 

三剣「とはいっても本作はそれだけというわけじゃない、ここは追々語っていこう」

 

 

<キャラ>

 

 

三剣「キャラクターなんだが実際ゲストキャラまで含めると総勢30人以上になってしまうので説明書に載っているメインの登場人物のみを紹介しよう」

 

秘書「了解です。まず最初に主人公の風海純也からいきましょう。彼は警視庁捜査一課に所属する新米刑事、階級は若いのに警部補です」

 

三剣「これは国家公務員一種に合格し採用された新米警察官僚だから・・・とはいってもエリートから連想されるイメージは何一つないよね(^^;)

 

秘書「そうですよね、すごい普通の主人公です」

 

三剣「時には頼りになり、時には情けない、そういう部分というのをうまく引き出せていると思う」

 

秘書「でもキャリア組という設定がありながら結局それを生かし切れていないような気がします

 

三剣「確かにね、プレイし終わった後でもキャリア組じゃなくてもよかったような気がする。とはいってもなかなか好感が持てる主人公だと思うぞ」

 

秘書「続いては小暮宗一郎です。風海が担当する最初の事件でパートナーとなった乾署の刑事です」

 

三剣「風海とは対照的なのがいいな。風海はどっちかというと線が細いタイプなのだが彼は27歳なのにベテラン刑事の風貌を持ち、柔道三段、剣道三段、空手二段のガタイの大きい熱血漢なんだ」

 

秘書「頭が固くて風海が「刑事としてのキャリアや年齢が僕より上なのだから敬語はいいですよ」といっても「階級は絶対であります!」といって風海を「先輩」と呼びます」

 

三剣「とはいっても怪談話が極端に苦手。人間相手ならひるむことはないが怪談話になると途端におびえてしまうのだ、そこら辺も彼の魅力の一つだ」

 

秘書「そんな彼をオカルト事件を扱う警察史編纂室に配属するのですから酷ですよね(^^;)

 

三剣「確かに(^^;)でも初日から風海と小暮はなぜか馬があったらしく、お互いにフォローしあいながら捜査を進めていく姿というのは好感が持てた

 

秘書「私は、風海が呪いとして捜査を進めるときにも「私は呪いというのは信じられません。でも先輩のことは信じます」って彼の性格を現しているようで好感が持てますね」

 

三剣「その後の固い握手は結構よかったな」

 

秘書「私もです(^^)。で基本的にこの二人が軸となって話が進んでいくんですよね」

 

三剣「繰り返しになるけど、なんか好きだなぁ〜この二人」

 

秘書「そうですよね、二人とも「切れ者」って訳じゃないんですけど、自分の能力を一生懸命使っている姿がいいですよね

 

三剣「そうだ、でも上司に、時には年下で大学生のゆうかにも説教されたりもするんだな

 

秘書「ちょっと情けない感じもしますけど、だからといって本当に情けないわけではないです。犯罪を許せない、被害者を救ってやりたい、その気持ちだけは本物なんですね」

 

三剣「普通という個性を強く持っていたように思える。キャラの好感度は他のレビューサイトでも高いからね」

 

秘書「では続いて先ほど出てきた間宮ゆうかにいきましょう」

 

三剣「霧崎の教え子であり彼を尊敬している。オカルトジャーナリストを目指す女子大生だ」

 

秘書「このキャラも今発売されているゲームのキャラとしては珍しいのではないでしょうか。一見勝ち気でマイペースなんですけど、そこは幼さからきているんですよね

 

三剣「簡単に言えば危なっかしいんだよ。昨今の登場女性キャラは父性本能をくすぐるキャラか強い女性及びのほほんとしたの三つのパターンが主流だけどガキっぽい女というのは久々に見たような気がする

 

秘書「私は彼女のことは好きですね。時には風海たちに説教したり振り回したりもするんですけど強い女というわけではなく時には風海に守られたりもしますね」

 

三剣「とはいっても今流行の媚びキャラではない。そこのさじ加減はなかなかのものだと思う」

 

秘書「では続いてはゆうかの師匠霧崎水明にいきましょう」

 

三剣「風海曰く「歴史と伝統はあるが肩書きを重視する連中から見れば三流大学だろう」というところで民俗学の先生をしている」

 

秘書「オカルトを信じ、民俗学と絡めてそれを研究しているのですよね」

 

三剣「なかなか癖のあるキャラで、つかめない感じは好感が持てた」

 

秘書「とはいってもオカルトを盲信しているのではなくオカルトを科学的にも否定できる見聞の広い人ですね

 

三剣「幼い頃いろいろあり両親を失い、風海家に引き取られて、純也にとっては血はつながっていないが尊敬できる兄貴の存在で「兄さん」と呼んでいる」

 

秘書「仲がよかったというのは言わなくても何となくわかるというのがいいですね」

 

三剣「そうだな、雰囲気で察することが出来るというのはいいな」

 

秘書「続いては式部人見です。助教授として教鞭を振る傍ら監察医として手腕をふるうキャリアウーマンです」

 

三剣「主人公の「血まみれの手袋をしてニンマリ笑わなければ非の打ち所のない美女」というのは笑ってしまった(^^;)」

 

秘書「とはいっても別に変わった趣味を持っているのではなく、過去にいろいろありましたがごく普通の人です」

 

三剣「この人は霧崎と対照的にオカルト否定派である。しかしオカルトを認める人間を無下に否定したりせず、科学では証明できないこともちゃんと認めている。結論は対照的だが思想は霧崎と似通っているんだな

 

秘書「そこら辺が霧崎との腐れ縁になっているのでしょうね。大学時代の同期で未だに交流が続いていますから」

 

三剣「この人は凛とした外見から想像できるように強い女性として描かれている。オカルト肯定派のゆうかが思わず憧れてしまうぐらいに」

 

秘書「続いては警察史編纂室のヌシ、犬童蘭子です。ギャンブル好きのどっちかというと親父っぽい女の人です(^^;)」

 

三剣「警察史編纂室としての経歴は長い。今まで様々なオカルト事件に携わってきたらしいがそれを見せることはあまりない」

 

秘書「最後に道明寺秋彦です。警視庁捜査一課の刑事。軽薄そうで軽いイメージ、実際そういう振る舞いもしますけど事件解決に関しては熱いものを持っている人ですね」

 

三剣「霧崎とはまた違う本心が読めないキャラだが風海をどこか認めている節があり捜査のよき協力者として活動する」

 

秘書「というわけでメインのキャラを語ってきましたけどいかがです?」

 

三剣「メインキャラは背景描写がしっかりとしているからキャラ付けもうまい。人見や霧崎、ゆうか、道明寺はあくまでも協力者としての域はでないが確実に印象に残してくれる。これはプラスポイントだな」

 

秘書「ではキャラの評価をお願いします」

 

三剣「総合評価はAだな

 

秘書「ほう、かなり高いですね」

 

三剣「基本的にメインキャラに関しては特に何も言うことはないと思う。次回作への複線もあるようなのでもしでたらもっと深めてほしいところだ」

 

 

<シナリオ>

 

 

三剣「公式サイトでもいわれているが今回の軸となる話は都市伝説だ

 

秘書「都市伝説の特徴はいわゆる4W1Hが非常に曖昧ないわゆる噂の域を出ない、のはずなんですが妙に信憑性があるという話ですね

 

三剣「そしてその都市伝説が実は本当にある場合もあり、その本当の場合を警視庁の刑事が担当していくというものだ

 

三剣「ちなみにゲーム上の雰囲気は今はなきHUMANがリリースしたホラーアドベンチャー、トワイライトシンドロームに似ているかな」

 

秘書「そうですね。でもしかし世界設定や人物設定がトワイライトシンドロームよりしっかりしていますよね。背景事情がしっかりしているというか、雰囲気はトワイライトシンドローム、キャラは神宮寺三郎シリーズといったところでしょうか」

 

三剣「物語をちょっと語ると風海は警察官僚として本来出世コースをどんどんと突き進むはずが初めて担当した事件で怪異事件にふれ、警察史編纂室に配属されてしまう

 

秘書「最初はそんな訳のわからないところに配属されて落ち込む風海ですが仕事をこなしていくうちにこの仕事にやりがいのようなものを感じてくるんですよね」

 

三剣「警察史編纂室とはこの作品の軸となっている「都市伝説」を専門的に扱う部署、もっと簡単に言えばオカルト捜査課という感じだ」

 

秘書「そこでいろいろな事件に携わります。それでは各それぞれの話のレビューをしていきましょう。ちなみに各話は途中から科学編とオカルト編に分けられています

 

三剣「第零話はチェーンメール。不幸の手紙のデジタル版だな。今風にいうとアダルトサイト使用による架空請求なんてのがポピュラーだ

 

秘書「あれも真実みを持たせているような素振りから今現在でも多数の方が被害に遭われていますよね」

 

三剣「今はどんどん巧妙になっている。俺のところに来たメールは最初は「退会処理をしたいから個人情報送れ」から「退会しない場合は悪質な利用者と見なして費用を全額負担させてもらう」といった最初からストレートにいうのではなく事細かに段階を踏むものとなっている」

 

秘書「んで話は風海の携帯に「今話題となっている連続殺人事件の犯人を知っている」というチェーンメールが送られてくるんですよね。零話はどうでした?」

 

三剣「基本的に第零話は登場人物と世界の紹介というか、まぁオムニバスの一番最初の雰囲気に乗っ取った作りとなっている」

 

秘書「話の展開は?」

 

三剣「悪くはない。だが基本的に短いのでありがちな話となっている。話の展開もいい意味でも悪い意味でも裏切らない。だが最初とあってオカルトと科学があまり折衝しないのは残念だな。二つルートが存在するけどあまり変化はないしね」

 

秘書「この作品を作るに当たり都市伝説というオカルトじみた話と対局的に科学ということも重要なファクターですからね」

 

三剣「とはいえ最初はこんなものだと思うぞ」

 

秘書「続いては第一話コックリさんです。いわゆる風海が警察史編纂室へ配属されたきっかけの事件です」

 

三剣「コックリさんか、誰もが知っている有名なことだと思うけど、実践した奴にあったことはないんだよな。女子がやったといっていた記憶があるけど、本当かどうかわからないし」

 

秘書「私は友達の友達がやったことあるのを聞いたことが、ってF0AFはダメですね(^^;)

 

三剣「だな(^^;)、このレビューでFOAFは御法度だな。とはいっても信憑性がある場合も十分にあるが作り手もそのことを十分にわかった上でやっているだろうから気にしなくてもいいと思うぞ」

 

秘書「ちなみに本編で何回も言われているのでプレイ済みの方には今更ですがFOAFとはFriend Of A Friendつまり「友達の友達」といういるはずのない存在を指します」

 

三剣「この話は一番オカルト色が強かったと思う。話自体は珍しいものではない。しかし人の内面をここまで醜く描写した話は久々に見たような気がする

 

秘書「現在の流行に全力で逆らっていますよね」

 

三剣「ゲストキャラの主人公格である神山も性格は実際にいそうな感じがして一番リアルに感じられたのがこれは作品のスタイルを考えれば高評価につながると思う」

 

秘書「これにも二つのルートがありますけどどうです?」

 

三剣「これに関しても基本的な本筋は一緒なんだよな。基本的に助力をしてくれるのが人見が霧崎かの違いだけでさ」

 

秘書「せっかくオカルトの霧崎、科学の人見と分けられているのですからもう少しつっこんでもよかったですよね」

 

三剣「まぁ都市伝説の方がコンセプトとなっているからしょうがないといえばしょうがないのかもしれないけどね。あ、そうだ、ほら人見が本編中で「コックリさんの正体」みたいなことをやっていたじゃん?」

 

秘書「はい、自己暗示がどうとか」

 

三剣「結構前に見たテレビの特集で実際にあれをやっていた事がいたんだよ

 

秘書「へぇ〜、結果はどうだったんです?」

 

三剣「そのときは対象が小学生で質問者がリポーターという形だったんだがまさに人見がやったのと結果は全く同じだったんだ。答えられない質問には答えられない。もしくは間違うかのいずれかだった」

 

秘書「そのときの特集も人見がいっていたことと結論は一緒だったのですね」

 

三剣「まぁね、でもありとあらゆることが科学で解明できないのも事実だと思うけど」

 

秘書「だからこそ今でも怪談や都市伝説が流行しているのでしょうね。では続いて後半からは第二話のレビューに行きましょう」


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