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タイタル族の住む村へ

翌朝、昨日教えてもらったバス乗り場へ向かう。

 停電してるファミリーマート  バス乗り場  乗ったバス



   バスの中       福隆。のどかな所。 

 福隆から列車に乗る。

     

 南澳という駅で降りる。ここで降りた客は顔つきが漢民族とは違う。南方の海洋系だ。

       

ネットで拾った情報でその村へ行こうとするが、さてどうやって行ったらいいのか??行けるとこまでなんとかするか。地図ではまだかなり距離がある。どうしよう。
地図を頼りにしばらく歩く。
20分くらい歩くが、やっぱりよく分かんない。暑いし疲れてきた。日本語を話す村へ行くのは無理かと思いだした。

道沿いにガソリンスタンドがあった。
「困ったときはガソリンスタンドに訊け!」それに冷たい飲み物ぐらいは売ってるだろう…
中国語は分かんないから、筆談でもしようと、そのガソリンスタンドへ入った。
店員が出てきた。身振り手振りとメモを出そうとする自分。相手は自分が日本人というのが分かったのか、突然、片言の日本語で話しかけてくるではないか!
「えっ!?」
ガソリンスタンドの店員たちがざわざわしだした。そりゃそうかもしれない。いきなり変な日本人が歩いてきたんだから。
一人の若い女性が出てきた。「日本から来たんですか?」
「はい…」日本語だ。こっちはまだびっくりして動揺している。
暑さで汗びっしょりの自分を見て、彼女はミネラルウオーターを持ってきてくれた。そして弁当も。(台湾には日本と同じく弁当がある)
 二人とも日本語で話しかけてくれた。

「日本へ行くのはどれくらいお金がかかるの?」
「高いね」
「日本語は誰に教えてもらったの?」
「おじいさんから」

ネットで拾った地図を見せると、タクシーを呼んでくれた。
「サヨンの鐘ね。ここに行ってみるといいです。」
タクシーが来た。弁当とミネラルウオーターのお金を払おうとすると、「いらないです。」
お金を払おうとするが、彼女はどうしても受け取らなかった。

ネットで拾った話では日本語を話す村は金洋村、という村なんだが、そこまで行かなくても日本語を話す人(それも年配の人じゃなくて自分よりも若い人が)がいたわけだった。信じられないくらいの驚きだ。

ガソリンスタンドのみんなには精一杯「ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えた。

タクシーに乗る。運転手も自分より若かった。でもこの運転手は日本語は通じなかった。顔つきから漢民族のようだ。


     「サヨンの鐘」の記念碑。サヨンの鐘とは、戦前の台湾で、サヨンという少女が日本人のために荷物を運ぶ途中に暴風雨で亡くなった、という話らしい。映画にもなっている。

金洋村は思ったよりも山の中だった。

         小学校があるだけの小さな村だ。

南澳駅に戻る。

 上半身裸で寝ている。金洋村もそうだが、台北に比べると、貧しい地域である印象は拭い得ない。(主観的なものですが…)

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