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七彩かなた−夏休み!ドキラブバカンス夢冒険!−/千世

 当サイトで絶賛応援中?のメーカー千世さんの第三作目。全体的に丁寧な作りのメーカーさんです。 1作目から徐々に色々な面でレベルアップしてるので、追いかけ甲斐もあったり。 あとは、2作目まで共通して、エンディングの幅が広く、且つ出現に手間取るというのがあったんですが…。 今回は、攻略的にどうだったのか、が注目点の一つでした。
※今回は一部壊れ目なコメントが目立ちますが、ご容赦を。

 ストーリーは架空の現代、仲の良い学園仲間でひと夏のバカンス!を予定していた筈がタイムスリップで平安時代へ…!?というもの。 ジャンルは「夏と恋と冒険とHと遊園地」ADV。+ちょっとSF。 背景設定を前2作から引き継いでますので、前作や、前々作の懐かしいあれやこれが出てきます。 その手の設定引継ぎなんかがお好きな方は、受け入れやすいんじゃないでしょうか。 作風も前作と同じくドタバタ系のラブコメが基本なので、ジャンルで手に取るなら良いのでは。 設定の露出は少なめなのが、このメーカーの特徴なので、大がかりなSF設定はありません。 まあ、元がシリアスSFADVという訳でもないですが。しかし、前作よりは設定の露出があると思います。 前作の輝夜姫関連の描写も、VFBが出たら色々掘り起こせそうでしたし。

 ちなみに前作では、傍若無人な輝夜姫が出てきましたが、近作の平安キャラは、 ワガママなロリ妹紫式部です。しかしこれにはかなりやられました。 最初は深窓のお姫様的な扱いかと思ったら、主人公の諒一が振り回される事、振り回される事。 振り回され系幼女というのは、趣のあるものですね。いや全く。 現代キャラは、長年離れて暮していた、妹になれない超ルーズな実妹と、 昔は妖艶な美少女今はかなり不思議系な家が隣の年上幼なじみの二人。 もう一人は主人公の親友の相手役、一見はお嬢さんっぽい実はチャキチャキの江戸っ子な僕っ娘の三人。 実妹キャラですが、あまり作中ではそこを大きく取り上げる訳ではないですね。 あと某掲示板では、前作に引き続きのおっぱいキャラという扱いですw 今回はえろが後ろオンリーという事はないので、その辺りは安心(?)かと。 ちなみに、幼なじみお姉さんが、個人的には破壊力が高かったです。 不思議系キャラは作ってたらしく、実は昔の約束が〜という展開は幼なじみ力も手伝って、自分のツボを突きまくり。 さらに声がまおまおと来てはKO負けです。判定不要。 残り一人の現代キャラは、↑にも書きましたが、主人公の相手役という訳ではなく、 親友の幼なじみ的ポジションのキャラのヒロインです。 この辺りは3作共通して出るキャラ(サブキャラの相手役)なので予想通りかなあ。 阿吽の呼吸で動ける幼なじみカップルという描写的には、こちらの方が堪能出来ました。 お互いの事は分かり合っているのに、今ひとつ踏み出せない。けど、この旅行がきっかけで…みたいな展開で。 平安組は、↑とその従者のツンデレ娘。但し比率は2:8位。 ツンツンするには、いささかキャラが弱めな様ですw というかツンの状態だけど、キャラが弱すぎるのでデレっぽいというか。

 攻略に関しては、一直線で行けますので、ほとんど悩む事はないかと。 但しADVと言っても、サイティングシステムという前作から引き継いだシステムがありますので、 それに慣れてない方はやり辛いと感じるかもしれませんね。 なので、攻略的な面白さはほとんどありませんでした。 敢えて言うなら、3キャラ分を途中まで(3日目位)まで同時攻略が出来そうだった位。 前作はMAP選択と通常の選択肢とサイティングの好感度で、微妙な同時攻略が出来たり、 好感度を微妙に調整していくと普通には分からないノーマルエンドがあったりしました。 さらに前々作では、各キャラ3パターンのエンドがあり、その好感度調整は、前作より綱渡りをするハメに。 そこを基準にしてしまったので、どうにも物足らない部分が。 まあ、前作に関しては、最後のノーマルエンドが攻略掲載から半年後に見つかったので、 色々試していけば、今回も何らかのエンドを発掘出来るかもしれませんね。 それから、ストーリーのネタバレの関係上、攻略キャラ制限がかかっています。その辺りは攻略ページを参照してください。

 クリアまでの時間は、攻略メモを取りながら22時間。実際はここから差し引いて20時間位かと。 常に最初から始めていなければ(3キャラ分の選択肢を被せるとか)、さらに引いて18時間くらい。 人によっては、プレイ時間を長く感じるようです。それは、差分テキストに気を使っているとはいえ、 ジャンルがジャンルな所為ではないかと。基本的には同じパターンなので。 まあ、だからこそクライマックスが盛り上がるという部分もあるんですが。 ただ、まだ解決しきっていない部分もあるので、この辺りはこの後に続く筈の外伝待ちですね。 OHP更新を要チェック、という事で。このメーカーはこの辺りのファンサービスが気に入ってます。

 各キャラのCG枠は、ひまわり:22、九菜:18、菫:18、夕日:18、祭:10、 その他:14、ディフォルメ:17。回想枠は、ひまわり:6、九菜:4、菫:4、夕日:4、祭:2、 それに各キャラに2パターンのエンドがあるので、差分含まず合計118枚、30箇所(えろは20)になります。 この作品はえろCGとイベントCGがトントン位なので、ラブコメADVとしてはいいバランスなんじゃないでしょうか。 イベントCGがなくエロオンリーってのは寂しいと感じる方なので。 そのえろ関連は、ラブコメADVで和姦オンリーと言う中では濃い目だと思われます。 主人公が割と無制限なので、ガンガン複数ラウンドに突入するのが濃い目な秘訣かと。 配置も序中終と偏らない様にはなってます。画力は塗りも含めて、徐々に伸びてるので、このまま進んで欲しいですね。 前作より立ち絵とイベント絵の落差がなくなってきているのが好感触。 前から思ってたんですが、絵がむっちり系にシフトして来たような。祭がその代表格ですが、腰のラインとか尻がえろいですw

 インターフェイスはほぼ問題なし。個人的に2作目からここのは使いやすくていいと思ってます。 但し、エフェクトスキップがない為、環境によっては全体的にもっさりした動作になってしまう方もいるみたいです。なので、次回作ではON/OFFが効く様にして欲しいですね。 その他だと、セーブ時に、サムネイルと日付、タイトルが入るのは非常にありがたいです。 サイティングシステムは、バリエーションが増えて選ぶのは結構楽しかったんですが、 選択がそればかりになってしまったのが残念ですね。 欠点は既に上げてますが(まだ断定出来る訳ではないですが)攻略のし甲斐があまり無い事。 前作、前々作はかなり遊び甲斐があったので、そこは出来れば続けて欲しかったです。 あとは、欠点ではないですが、細かく各話タイトルがついてたのも楽しかったので続けて欲しかった要素の一つです。

 最後に。メーカーの信者なら特攻OKで。ドタバタラブコメ基調で若干SFが入った丁寧な作りをしているので、 メーカーOHPの紹介見て気になるようならやってみましょう。 それと、今回こそ数が売れて欲しいです。こんだけ作りこんでるのに、数字があまりよくない不遇なメーカーだと思っているので。
(06年05月27日初版)


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