ピピンのページ

〜 1月のお勧め 〜


 
 本年も宜しく、お願いします。

長野県の諏訪湖が、このところの寒さで、凍っている事をT.Vで知りました。 私はそこの地でふた冬を過ごしたことがあるので、あの寒さは身にしみております。 でも、その氷が割れる時が来るのです。その氷の割れる音を聞くことによって、「春」の 到来を人々は知ることが出来るのです。
 それは、今は他の地に居る私にとっては、とても情緒のあることだと思えるのです。

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『12歳たちの伝説 V』

 後藤 竜二:作・  鈴木 びんこ:絵   新日本出版社  2002年 小学高学年から  

 ぼく(海口草平)は、今日も1人で、教室掃除をさせられていた。友達のヤマちゃんと大ちゃんは、掃除をしないで、さっさと帰ってしまった。クラスメートの烏丸 凛はその草平の掃除をしているの様子を、黙って見ていた。
 あくる日、草平は凛に新聞係にならないかと勧められた。毎日、放課後、相談室で話し合いをやっているので、来てくれないかと凛に言われた。行くか行くまいか悩んでいたが、見にいくだけということで、のぞきに行った。ところが凛は、「無資格、無試験、で合格。採用決定!」と突然怒鳴った。草平はただおろおろするだけだった。

この頃の、小学校で「学級崩壊」、「いじめ」、「仲間はずれ」、揚げ句のはてには、「万引き」それに、「児童売春」までにエスカレートしている。もちろん全ての小学生ではなく、ごく一部の小学生にである。大人も、このようなことに変に、敏感に反応してしまい、かえってことをこじらせてしまうこともある。この話しはそんな大人達の手助けではなく、子ども達が自分たちで、クラスの問題を解決していこうと、頑張る姿を描いた物語である。
 今の子ども達は複雑な人間関係におかれたり、未来に希望がもてなかったり、それでも懸命に生きようとしている。あっちへぶつかったり、こっちへぶつかったりしながらも・・・・。でもひよっとしたら書くことをしたり、人と話し合ったりすることによって、解決策をみいだせるかもしれない。まだまだ自分をみつける努力をしてほしいと、作者は思っているのだろう。
 シリーズになってきているので、次回も期待できそうである。
後藤 竜二氏の作品はやはり、このような苦しい子ども達を描くことによって、今の子ども達を浮き彫りにしているのが、読者を引き寄せているのだろう。    

     


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