
〜昇格への戦い
2004年。今年は、またもJ2リーグを戦うことになったサンガ。
94年に京セラパープルサンガを名乗ってから、4度目の2部リーグだ。
一度目は旧JFL。現在の美濃部コーチや草木、肥塚らがガンバ大阪
から移籍。開幕9連勝を飾ったが、レイソル、セレッソとの戦いにことご
とく屈して、Jリーグ昇格はならなかった。
翌95年はジョセ・オスカー・ベルナルディを監督に迎え、エースFWに
スペインリーグ得点王の経験もあったバウタザールを獲得。Jリーグ入りを
狙うJ準会員のライバルである福岡ブルックス(現アビスパ)、鳥栖フュー
チャーズ(現サガン)、ヴィッセル神戸に加えて、大塚FCヴォルティス徳島、
東京ガス(現FC東京)など、企業の強豪チームとの戦いをなんとか2位で
勝ち抜き、悲願のJ昇格を勝ち取った。
3度目は、まだ記憶に新しい2001年。ゲルト・エンゲルスが率いた
攻撃的なチームで、前年まで控えに甘んじていたストライカー黒部が台頭。
また黒部のみならず、朴智星、上野優作、松井、安孝錬も得点に絡み、
延長戦は必ずモノにする勝負強さでJ2を優勝。J1再昇格を果たした。
二度の昇格のカギを握ったのは、いずれも攻撃陣だった。
95年には、バウタザールが夏場に停滞してしまったが、エジミウソン
という快足FWが現れ、後半戦は爆発的な得点力を見せた。
01年は、黒部が日本人トップスコアラーとなり、シーズンを通して
チームを引っ張った。
そして今年。前線の駒は、J1チームにも遜色のない布陣を揃えた。
崔龍洙、黒部、原、松井。。。
点を奪って90分で勝ち切ることが、今年のチームに課せられた使命だ。
もう延長戦はない。
西村監督が掲げた「100得点44失点」は2−1以上のスコアで勝ち
続けるという意味を持つ。
スポーツは、名前でやるものではないから、これだけのメンバーを揃え
ても、この目標が容易に達成できるとは思えない。
ただ、これが出来たとき、スゴイチームがJ1に昇格していく姿を、
我々はみることが出来る。
秋まで長い戦いが待っているけれど、今年の昇格への戦いは、
この数字をカウントアップしながら楽しもうと思っている。
このシーズンを余裕で勝ち抜けるとは思っていないが、
この数字を目標にできるポテンシャルは、このチームにはあると
思うのだ。
さて、どんな戦いが待っているのだろうか。
(2004年2月)