ドラクエ8 8時間

ドラゴンクエスト8です。
説明する必要もないと思うので、いきなり本題に入ります。

注意:ドラクエ8についてボロクソに書いているので、この作品が大好きな方はご注意ください。
閲覧は、各自の責任のもとにお願いいたします。

 

***良いところ***

最初に、良いと思ったところを。

まず画面がとても綺麗です。
遥か彼方まで見渡せる世界は驚くほど滑らかに動き、ストレスを全く感じさせません。
アニメ風に表現されたキャラクタ達も良い雰囲気を出しています。

次に、操作性が抜群に良いです。過剰なほどの親切設計は、10数年のドラクエの歴史で培われた成果と言えるでしょう。
ドラクエ1の頃から遊んでいるプレイヤーにとっては、システムの進歩を最も感じるところだと思います。

***感想***

内容は、昔ながらの「怪物をやっつけて〜レベルを上げて〜ダンジョン攻略して〜」の繰り返しです。
良くも悪くも昔のままです。
というか、ここまで変わっていないとは思いませんでした。

レベルを上げるために怪物を虐殺するというのは、私にとっては(MMORPG以外では)久しぶりだったため、かえって新鮮に感じました。

しかし、ドラクエ8には致命的な欠陥があります。
物語の展開が、「早くダンジョンを攻略しなければならない」となることが多いのですが、いざダンジョンを攻略しようとしてもレベルが足りず、野外をウロついて延々と戦闘を繰り返してレベルを上げなければなりません。

物語が、毎回毎回、レベル上げ作業で中断されてしまうのです。

実際に体験してみると、不自然なことこの上ありません。
だって、「お嬢さんが危険だから、今すぐ様子を見に行ってくれ」、「大僧正が悪人に殺されそうだから、一刻も早く救出しに行ってくれ」と言われているのに、パーティはゲーム内の時間で何日間もブラブラしているわけですよ。

そうやって物語が何度も中断されるため、感情移入もできません。
過去のドラクエでは、ダンジョン攻略が物語りと切り離されていることが多く、不自然さは感じなかったのですが・・・今回は物語が徹底的にダンジョン攻略に依存しています。
もうね、いいかげん、レベル上げ作業とか、いらないんですよ。こんな不自然なことになるのであれば。

何年たっても根本的なところを見直さないというか、進歩しないというか・・・日本人の遺伝子には、「RPGはレベル上げ作業が必須のものだ」という概念が刷り込まれているのでしょうか。

物語に感情移入できないため、登場人物にも感情移入できません。

ドラクエ8の主人公は、ヤムチャ似の青年?です。
見るからに弱そうです。
好意的に見れば、アベルに似ていてカッコいいとも言えなくはありませんが。

相棒はヤンガス。一言で表現すれば、悪人ヅラのモコモコ。元は山賊。

ヒロインは、ゼシカ。気の強そうな娘さん。お色気を武器としますが、こんな小娘の(以下略)。

イケメン要員は、ククール。一言で表現すれば、キザっぽいトランクス。詳細不明。

ちなみにドラクエ8では、武器や盾以外の装備を変えても、キャラクタの外見は基本的に変わりません。
これも感情移入を妨げる要因になっていそうです。

プレイヤーキャラクタは固定、キャラクタの外見も固定、それをゲーム中に眺め続けることになるわけです。移動中、戦闘中を問わず、常に。
キャラクタの外見がプレイヤーの好みに合っていれば問題ありません。
しかしプレイヤーの好みに合わない場合は、プレイヤーは違和感を感じ続けることになります。せめて装備が外見に反映されれば良かったのですが・・・。

以前のドラクエは、キャラクタの外見は詳細に描かれていなかったため、プレイヤーは違和感を感じることなく、自分の理想のキャラクタを想像して楽しめました。
画面描写の進歩がプレイヤーの楽しみを奪うことになるとは、皮肉なものです。

あと、地形描写が素晴らしいことは「良いところ」に書きましたが、ゲームを進めても同じような景色ばかりが続くので、飽きます。
起伏に富んだ地形は良いのですが、起伏により移動が制限されるため、かなり不便に感じます。起伏が単なる障害にしかなっていないのですよ・・・。
せめて、高いところから低いところに降りられても良いだろうに。

全体的に移動は制限が多く、三次元になった世界を生かしきれていない印象を受けます。
また、一度行った街にはルーラで簡単に戻れるため、徒歩による移動の必要性が薄く、広い世界の存在する意味自体が危うくなっています。
フィールドに存在するのは宝箱と戦闘だけですからね・・・。

もう少し、何とかならなかったのかなあ。

***まとめ***

「現在の形式のドラクエは、もう限界にきているのではないか?」と感じました。
何年も同じようなモノをやってきたためか、ネタに新鮮味を感じませんし、新しい技術も生かしきれていません。
これが日本のRPGの頂点にたつ作品の一つなのだとしたら、正直なところ、ガッカリです。


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