2007/12/26

今回も、Microsoftの「Flight Simulator X(以下FSX)」についてです。

あれから色々と設定をいじったり、ForceWareのオプションを変更したりするうちに、結構良い感じで動くようになりました。
というのも、ほとんどのオプションを最高に近くしても、快適に動くんです。
ただしFPSは20で頭打ちにしてますけどね。
これを上げると、FPSの最大値は上がり動きが滑らかにはなるのですが、CPUのパワーが画面描写にとられてデータのロードに割けなくなってしまうらしいことと、FPSの上下幅が広くなり過ぎて結果的にはカクカクしてしまうことから、デフォルトの20に戻すことにしました(30と15を行ったり来たりするより、15と20の幅に留めるほうが快適なのです)。

参考までに、私が現在使っている設定を次に示します。
この設定でも、FPSが15〜20を下回ることは、ほとんどありません。
使用しているPCが一年以上前のものであることを考えると、SP2のパフォーマンスは決して悪くないと言えます。

これで一番厳しいのが、悪天候の市街地を飛ぶ場合や、大量の樹木が生えている地域を飛ぶ場合です。
FPSが一桁になってしまうことも珍しくありません。もう少しチューンアップが必要なようです。

・・・それともCPUを新しくするか(笑)?

などという冗談を言ってしまいたくなるほど、FSXは楽しいのです。
正直、FSXがここまで楽しい作品だとは、思っていませんでした。

FSXで導入されたミッションは、Flight Simulatorを一変させてしまいました。
それまで飛行機マニアの玩具、もしくはベンチマークソフトのようなものだったFlight Simulatorが、ゲームとして遊んで楽しい作品に生まれ変わったのです。

考えてみてください。
今まで、「Flight Simulatorって何が楽しいの?」と一般人に質問されて、満足に答えられる人が、どれだけいたでしょうか?
それほどまでにFlight Simulatorは、普通のユーザの理解を得がたい代物だったわけです。

硬派なファンの中には、Flight Simulatorが一般人向けになってしまったことを不満に思う方もいるかもしれません。
しかしゲームは多くの人に遊んでもらえなければ、たくさん売れなければ、続編も出ることなく終わってしまいます。
かつてフライトシムの名作とうたわれた「Flight Unlimited」や「Fly!」が、どのような結末を辿ったかを考えれば、Flight Simulatorがゲームとしての楽しさを追求することの正しさが理解できると思います。

それはともかく。

私が好きなのはヘリコプターなわけですが、これも昔と比べて随分と操縦しやすくなりましたね。
ヘリコプターが導入されたのは「Flight Simulator 98(以下FS98)」だったと思いますが、この時は操縦の難しさに挫折してしまいました。
飛行中にすぐにバランスが崩れて満足にホバリングできないこともありましたが、コンピュータゲームゆえの視点変更の不便さが、難しさに拍車をかけていました。
昔のFlight Simulatorは、基本的に前後左右しか眺めることができませんでしたから・・・。
フリーな視点にすると、計器が見えなかったり、働かなかったりしましたし。

それが今では、視点は前後左右に自由に動かせて、計器や地面を眺めながらホバリングしたり着地したりできます。
FS98の時は、ヘリパッドに着陸するなんて考えられませんでしたが・・・(私がヘタなだけかもしれませんけど)。

そうそう、ヘリコプターを操縦するときには、ラダーやスロットルを備えたジョイスティックが必須です。
ホバリング時には、これらを小刻みに動かしてバランスを取る必要がありますから。
Xbox360のコントローラは便利ではありますが、本格的にFlight Simulatorを遊ぶには力不足のようです。

上に挙げた例のように、技術の進歩のおかげで、FSXではコンピュータゲームゆえの不自然さが取り払われ、より遊びやすくなっているのです(2002以降のFlight Simulatorは、どれも似たようなものかもしれませんが・・・)。
単に画面が綺麗になっただけではありません。

最後に、お気に入りのショットを。クリックすると大きくなります。

FSXの話は、まだまだ続ける予定です。


2007/12/22

今回は、Microsoftの「Flight Simulator X(以下FSX)」についてです。

FSXといえば、発売前は「DirectX10対応だよん」と嫌になるほど宣伝し、DirectX10モードの実写顔負けの超美麗画像を「これでもか」というほど見せびらかし、VistaがいかにゲームOSとして優れているかを誇示していたことで有名です。
そして何よりも、日本語版のパッケージには、「DirectX10対応」とハッキリと書いてありますから。

しかし、いざフタを開けてみると、DirectX10モードなど実装されていませんでした。
Vista自体も非常に重く、ゲーム向けとは言い難い仕様であることも明らかになりました。
FSXを快適に動かすためにVistaとDirectX10対応グラフィックカードを購入した私のようなユーザは、見事に裏切られたわけです。

本当ならば、こんな商売許されてはならないはずです。
しかし悲しいかな、Microsoftのフライトシムと長い付き合いのユーザは、何度も何度も騙され続けているため、この程度では怒りも沸いてこないのですよ。困ったものです。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回の本題はFSXのサービスパック2(以下SP2)です。
先日、ついに、以前から噂されていた、SP2が公開されました。
「FSXはSP2を導入することでDirectX10対応になる」と言われていただけに、ユーザの期待には計り知れないものがあったわけです。

早速、試してみましょう。
さてさて、その実態は・・・?

まずはVistaにFSXをインストールです。
私はVistaとXPのデュアルブート環境を使っていて、XPの側にインストールしていたので、Vista側でインストールし直さなければなりません。
なんとも面倒な話です。

ここで心配なのは、アクティベーションです。
XP側でやってしまった後に、Vista側でアクティベーションできるのでしょうか?

結果:問題なくできました。

さて、FSXのインストールが済んだら、次はSP1とSP2の適用です。
この順番で両方のパッチを適用しなければならないのです。
なんとも面倒は話です。

SP2の適用が済んだら、いよいよFSXを起動です。
起動したら、自分のPCの環境に合わせて設定を変更したりチューニングしたりする必要があります。
なんとも面倒は話です。

ここで問題なのは、コントローラです。
サイドワインダー2(フォースフィードバック機能付き)のフォースフィードバック機能はVistaでも使えるのでしょうか?

結果:いちおう使えました。

着陸時に車輪が接地すると、テーブルがブルブル震えるほどの振動が伝わり、飾っていたトランスフォーマーが倒れそうになります。

あと、Xbox360のコントローラ(USB接続用)も使えます。
これがなかなか使いやすく、人によってはジョイスティックよりしっくり来るかもしれません。
これで振動機能が使えれば良かったのですけど。

さて、いよいよDirectX10モードを有効にする時が来ました。
グラフィックの設定にそれはあります。
ところが良く見ると、「DirectX10プレビューを有効にする」という、微妙な言い回しになっています。

プレビューって何?

要するに、SP2もDirectX10の機能をフルに使えるわけではなく、DirectX10の機能の一部を試してみることができますよ・・・と、その程度の機能なわけです。
「また騙された」とお思いのユーザも多いはず。
とりあえず、実際に試して見ましょう。

・・・

なんというか、何が変わったのか、全然分かりません。
そこらへんに転がっている間違い探しより難しいのではないでしょうか?
しかも、水面の効果をフルにすると、DirectX9の頃より遅くなるというオマケ付きです。

FSXの発売前にバラ巻いていた比較画像は明らかに「嘘、大げさ、紛らわしい」の類だったわけです。
ところが意外なことに、その比較画像を気にしなければ(なかったことにすれば)、SP2は決して悪いものではありません。

使用環境は前回と同じく
Core2Duo6600
メモリ2GB
GeForce8800GTS
なわけですが、水面の効果をひとつ落とすだけで速度が段違いに速くなります。
あとは、シーナリーとAutogenを「非常に複雑」か、その一つ手前あたりに。

ちなみにこのゲーム、CPUの速度に大きく依存するようです。
逆に言えば、グラフィックカードに依存する機能を有効にしても、FPSは低下しません。
環境によっては、アンチエイリアシングや異方性フィルタリングは、どんどん有効にしたほうが良いかもしれません。

とりあえずスクリーンショットを。クリックするとおっきくなります。

羽田空港を飛び立ち、富士山の方向を眺めているところです。
FPSは20を超えています。
東京上空を飛んでも、決して遊べないほど遅いわけではない、というのが正直な感想です。

チュートリアルより。
パッと見、実写と間違えてしまいそうな素晴らしい景色です。
地上を見下ろすと、本当に人々が生活しているような気がしてきます。

市街地(たしか東京)を見下ろします。
ただ建物が並んでいるのではなく、テクスチャーに合わせて配置されていることが良く分かります。
FS2002から導入されたAutogenはさらに改良され、その威力には驚かされるばかりです。

聖地マンハッタン。
これだけの建物を表示しても、FPSは15前後。
充分遊べる範囲です。

さて、フライトシムといえば、地元がどれだけ再現されているのかを見てみたくなるもの。
小松空港を飛び立ち、京都までひとっ飛びです。
上の画像は、小松市街地。

海岸線の素晴らしさには、感動しました。
道路には自動車も走っています。

京都市街地。
前作はタダの市街地だった京都ですが、今回は違います。
京都御所と二条城が再現されています!!
スゲー!いったい何があったのでしょうか?

金閣寺もあります。
他にも京都タワーの存在を確認できました。
ただし、悪趣味な京都駅は再現されていません・・・。

発売当初はダメダメだったFSXですが、いつの間にか楽しく遊べる作品に変わっていたようです。
前作までと違い、ミッションなどゲームとして楽しめる要素も数多く用意されています。
空を飛ぶだけでも楽しく、「フライトシムもここまで来たか」と思ったり、思わなかったり。

拡張パックの「栄光の翼」も買おうと思い、お店に足を運んだのですが・・・お値段は驚きの6090円。

高っ!!

ヤマダ電機って、PCソフトの値引きやめちゃったの??


2007/12/15

「Neverwinter Nights 2(以下NW2)」、思っていたよりも遥かに面白いです。
前作のキャンペーンに良い印象を持てなかったので、あまり期待はしていなかったのですけど。

前作と比べて何が変わったのでしょうか?
すぐに思いつくのは、パーティに加わるNPCの扱いです。
前作はNPCを一人しか仲間に加えられない上、その役割は単なる戦闘の補助要員に過ぎず、物語に絡んでくることはありませんでした。
なんとも味気ないシステムで、いかにもコンピュータRPGといった雰囲気だったのです。

それが「NW2」になると、どうでしょうか!

NPC達は、前作とは比較にならないほど生き生きとしています。
各自が強烈な個性や性格や考えを持ち、あまつさえプレイヤーの決定にいちいち意見してきたり、他のメンバと言い争いまではじめちゃったりするのです。
それらのゴタゴタにどう対応するかは、もちろんプレイヤー次第!

ほんと、こんなの初めてです。従来のCRPGとは全く違う、新鮮なプレイ感覚を味わえます。
分かりやすく例えるなら、最近のドラクエのパーティ内会話を何十倍もパワーアップさせた感じ・・・となりましょうか。
前作のNPCなんか、何十時間一緒に旅しても愛着も何も沸きませんでしたが、今回はNPC達への感情移入の度合いがハンパではありません。

ただし、その分、会話が頻繁に発生するため、英文を読むのが大変なのですが・・・。
物語の境目なんかは、鬼のように大量の英文を読まなければならず、気が遠くなります。
それだけ物語やNPCとの会話に比重が置かれているということで、本来は歓迎すべきことなのですけどね。

付け加えておくと、ロールプレイの自由度も抜群に高いようです。
プレイヤーキャラクタの性格によって会話や行動の選択肢が変わってくるらしい・・・ということは前回書きましたが、これが面白いのですよ。
とりあえず、下の例をご覧ください。

これは、ゲームの序盤の会話で表示される選択肢です。
説得する、脅迫する、脅す、嘲る、などなど・・・これだけたくさんの選択肢が、会話の度にバンバン出てきます。
似たようなシステムはMorrowindにもありましたが、「NW2」はそれから大幅に進化していると思って頂いて良いでしょう。

もちろん、プレイヤーは、馬鹿な選択も自由にできます。
NPCから報酬を脅し取ったり、逆に報酬の受け取りを拒否したり、約束を裏切ったり・・・。
私が使っている吟遊詩人は、いちおう「Good」な性格であるため、良い子ちゃんな選択しかできず欲求不満です。
こういう作品は、自分勝手なキャラクタで遊ぶと楽しいだろうなあと。

もちろん、賢い選択をすることも自由です。
吟遊詩人のように交渉能力に長けたキャラクタは、交渉や説得や脅しで、危険を面白いくらい回避できるのですよ。
ほんと、プレイヤーやプレイヤーキャラクタの性格をここまで反映できる作品も珍しいのではないでしょうか。

次回に続きます。


2007/12/07

3月に買ったまま放置していた「Neverwinter Nights 2(以下NW2)」を引っ張り出してプレイ中。
放置している間に、日本語マニュアル付きが発売されてしまいましたが・・・ちょっと悔しい。

この作品、簡単に紹介いたしますと、「Advanced Dungeons & Dragons(以下、AD&D)」のコンピュータゲーム版です。
「AD&D」については、説明は不要でしょう。知っている人は知っている、かの有名なRPGです。
「AD&D」のコンピュータゲーム版は、それこそコンピュータゲームの歴史が始まった頃から大量に出続けているのですが、高い評価を得るようになったのは、つい最近のことだと思います。

あの伝説の作品、コンピュータゲーム史に残る大傑作「Baldur’s Gate(以下BG)」が、コンピュータ版「AD&D」の状況を一変させました。
その後も、続編の「Baldur’s Gate 2」をはじめとして、同じような作品を次々に世に送り出したわけです。とても把握しきれません。

「Neverwinter Nights(以下NW)」はそんな作品群の一つで、「BG」をさらにパワーアップさせた作品と言われました。
最大の特徴は、ネットワークを通じて複数のプレイヤーが同時に参加できることです。
しかし、いわゆるMMORPGとは異なり、ダンジョンマスター(以下DM)と少数のプレイヤーで遊ぶシステムでした。
昔ながらの「D&D」を、コンピュータとネットワーク上で再現してしまおうという、壮大な計画だったのです。

そんなわけで「NW」は、日本でも話題になり、SEGAから日本語版まで発売されました。
しかし・・・その後は・・・どうなのでしょう?
海外では盛んに遊ばれていたようですが、RPGに馴染みのない日本では、今ひとつ流行らなかった印象があります。

その証拠に、「NW2」の日本語版は発売されていません。

私は「NW」のキャンペーンを、シングルプレイでしか遊んだことがありませんが、戦闘のバランスに違和感を感じました。
中盤以降、戦闘が多く敵も強いため、NPC(一人だけ雇える)を単独で突撃させて死亡したら復活させて・・・を繰り返すことになってしまったのです。
ここが引っかかって、キャンペーンを途中で投げ出してしまったわけですが・・・。

さて、「NW2」はどう変わっているのでしょうか?


1.プレイ開始

その前に。
久しぶりにWindowsXPを起動したので、期限切れのアンチウィルスを入れ替えたり環境を整えたり、面倒なことこの上ありません。
ほんと、Windowsって、もうゲームプラットフォームとしては終わってますね。
特にVista。ワケの分からないプログラムが裏であんなに忙しく動く環境で、ゲームなんて満足に遊べるとは思えません。アンチウィルスやら自動アップデートやらスケジュールされたデフラグやら・・・。
自分で設定を変えて無効にすれば良いのですが、普通のユーザはそんなことしないでしょう。
面倒な手順を踏んで設定を変えなければゲームで遊べない時点で、もうゲームプラットフォームとして終わっている、そういうことです。

さて、愚痴はこの程度にしておいて、早速ゲームを始めます。


2.キャラクタ作成

お楽しみのキャラクタ作成ですが、これがちょっと面倒くさい。
設定できる項目が多すぎて、もう何がなにやら、なんです。
赤箱の頃から進歩していない私の頭はオーバーヒート気味です。
「NW」や「DDO」を思い出して、何とか頑張ってみます。

キャラクタ作成で色々と悩むのが、RPGの楽しいところ。
今度はどんなキャラクタで旅に出ましょうか?

騎士や戦士や魔術師は「Oblivion」で堪能したので、今度は別のキャラクタにします。
最近使っていない吟遊詩人、キミに決めた!
種族は人間で、名前は「Marygold」。花の名前を入れようとして、うっかり間違えてしまいました・・・;;
名前、後から変えられないのか・・・?

さて、この作品の面白いところは、キャラクタの経歴を自分で埋められるところです。
一応、決まった物語は用意されているのですが、キャラクタの過去はプレイヤーが自由に決めてOK、ということなのでしょう。たぶん。
プレイヤーキャラクタは、例によって例のごとく孤児で、平和な村で義理の父親によって育てられています。たぶんそうです。英語なので間違ってるかもしれませんけど。

平和な村で育ったMarygoldが、なぜ吟遊詩人になたのでしょうか?
難しい問題です。
しかし村を歩いてみると、ヒントが見つかります。
村の人達が、いろいろと詩を聞かせてくれるのですよね〜。こういうのに影響されたのでしょう、うん。
あと、村を訪れた吟遊詩人に憧れたとか。
で、いつか村を出て世界を見て回ることを夢見ているわけですね。きっと、そんな感じです、うん。

って、英語だから、物語とかサッパリわかんなかったりするのですが・・・;

しかし気にせずゲーム開始です。
ええい、一昔前なんて、マトモなゲームは全部英語だったんだ、なんとかなるさ!(問題発言)


3.冒険のはじまり

私はMarygold、大人になったばかりの吟遊詩人です。
ちょっぴりマヌケなお父さんのせいで、
名前が一字間違っています。
「恥ずかしいから変えて!」と、小さい頃から頼んでいたのですが、
村役場に登録してしまった名前は簡単には変えられません

ちなみにお父さんは、本当の父親ではありません。
今まで実の娘のように育ててくれたことは感謝しているのですが、何を考えているか分からないし、昔の事は話したがらないし・・・喧嘩することも、しばしばです。

しかも、お父さん、エルフなんです。

エルフが人間の娘を育てるなんて、おかしな話だと思います?
きっと私は「取りかえっ子」なんです、いつか本当のお父さんとお母さんに出会う日が来るはず・・・。

・・・さてと。
私の住んでいる村は、West Harborと呼ばれています。
湿地帯のど真ん中にある、じめじめした蒸し暑い村です。
できれば、こんな村なんか早く出て、広い世界を旅してみたいものです。
だって、私は吟遊詩人ですから。

さて、今日は村のお祭りです。
身支度を整えて外に出ようとすると、お父さんに呼び止められました。

「おお、マリーや、祭りに出かけるのなら、その箱に入っている皮を持っていて、商人に売ってくれ。そのお金で弓を買って、競技場にいる私に渡してほしい」

ああ・・・朝から、これですから。
そんな子どものお使いなんか、できるものですかっ!

「暮らしの中に修行あり。お使いもこなせないようでは、世界を旅することなど叶わんぞ」

注釈:
そうです、村の祭りを体験すること自体が、この作品のチュートリアルになっているのです。
祭りのさまざまなイベントを体験するうちに、自然とゲームの操作や仕組みを理解できるという、素晴らしいシステムです。
そして、このチュートリアル、チュートリアルと呼ぶにはもったいないほど、良く出来ています。

しぶしぶお使いを引き受けて外に出ると、幼馴染のBevilとAmieが待っていました。
Bevilは力自慢の男の子で、戦士としての訓練を受けています。ちょっと間の抜けたところがあって、近所のガキにからかわれている、かわいい奴です。
Amieはまじめな女の子で、陰気な魔術師のもとで魔術師としての訓練を受けています。

「よーし、今年は優勝するぞ!」
「私の魔法があれば、優勝なんて簡単よ」

二人とも張り切っています。
村の祭りでは、競技大会が開かれるのです。
弓、格闘、盗みの技術を他の村人たちと競い、もっとも優秀な成績をおさめたグループに、優勝杯がおくられます。
私たちがこの競技に参加できるのは、今年で最後
(←なんで?)、狙うは優勝あるのみです。

注釈:
「NW2」では、二人以上のNPCを同時に連れ歩くことができます。
ちょうど「BD」の頃に戻った感じです。
しかも、物語が進むうちに、次々に面子が入れ替わります。

お祭りに参加する前に、まずは村長さんに挨拶です。
・・・と思ったら、何やら深刻な面持ちで、おじさんと話しています。
何やら病気のことを話しているようですが・・・。病気は嫌なものです。人に感染する病気も恐ろしいのですが、農作物を襲う病気も侮れません。小さな村くらい、簡単に潰してしまいます。

「やあ、三人とも、元気そうだね」

私たちに気がついた村長さんは、明るく振舞ってくれました。

「今日の競技大会は、がんばってくれ。・・・あの優勝杯を最後に手にしたのは、コミックだったな。・・・しかし、世界は広いものだ。Neverwinterには100人のコミックがいると言われているぞ!」

うーん、何を言っているのか、サッパリだわ。
村長さん、私に詩や色々なことを教えてくれるのですが、
何を言っているのか良く分からないのが、たまに瑕です(プレイヤーの貧弱な語学力が原因なのだが)

注釈:
この作品で面白いのが、NPCとの会話です。
プレイヤーキャラクタの性格、能力、およびパーティの面子により、会話の内容や選べる選択肢が変わってくるのです。
良いキャラクタは良い行いや良い返答を選べて、悪いキャラクタは悪い行いや悪い返答を選べる、という具合です。
しかも、パーティの人達が、会話の内容に口出ししてくるのですよっ!

これって、簡単なことのように思えますが、実は大変なことです。

コンピュータRPGにおいて、キャラクタの性格がプレイに生かされることなど、ほとんどありませんでした。
Wizardyでは、パラメータとしての性格のあまりもの無意味さゆえ、後期シナリオでは廃止されてしまいました。

それが、今ではどうでしょうか?
キャラクタの性格、能力、技能、それらが全て、NPCとの会話や、NPCとのやり取りに現れてくるのです。

もはやプレイヤーキャラクタは、戦闘の道具ではありません。
パーティの面々も、戦いを楽にする道具の役割から開放され、より人間的な役割を与えられたのです!
プレイヤーは、ついに、本当の意味でキャラクターを演じることができるようになったわけです。

私の知らないうちに、コンピュータRPGが、ここまで進化していたとは・・・。
ただ、ただ、驚くばかりです。

話を戻して・・・さすがお祭り、面白そうな催しがあちこちで開かれています。
どこからまわりましょう??

「良く冷えた、おしいい蜂蜜酒はどうだい?」

おじさんが、蜂蜜酒を配っています。おいいそう、ちょうだい!

「おいおい、マリーちゃん、それくらいにしておいたほうが良くないかい?去年は酔っ払って大変だったじゃないか??」

注釈:
ここで酔っ払って、恥ずかしいことをしてもOKです。

・・・こんな少しのお酒じゃ、飲んだうちに入らないわ!
Bevil、Amie、他のところに行きましょ。

まずは、お父さんに頼まれたお使いですね、やっぱり。
商人さんのところに行って、皮を売って、弓を購入します。で、弓の競技場のところに行って、お父さんに渡します。

「おお、マリー、ありがとう」

いえいえ、こんなの子どものお使いだよ。

「それじゃ、お前も弓の競技に参加するんだ。この石弓で、的の瓶を10個壊せば満点だ」

ふんふん、朝飯前ね。
私はお父さんのもとで、弓の訓練を受けてたから、射撃は得意なんだ。

「おめでとうマリー、満点だな。これであと二つの競技に勝利すれば、優勝はお前たちのものだ!」

ありがとー、お父さん!

さて、次の競技に行きましょう。
と思ったら、Amieが保母さんに呼び止められました。

「Amie、良いところに来たね。この子たちに、魔法を見せてもらえないかな?」

ほー、Amieったら、人気だこと。

「マリー、どうしよう?」

いいんじゃない?時間はたっぷりあるし。どーんと凄いのを見せてやりなよ。

「わかったわ。ありがとう!」

注釈:
ここでキャラクタ変更、プレイヤーはAmieを操作することになります。
そうです、プレイヤーは、プレイヤーキャラクタ以外のパーティのメンバも自由に操作できるのです。

「まずは、狼の召還!」

(子どもたちの拍手)

「次は、巨大化の魔法!・・・で、Bevilをおっきくします!!」

(子どもたちのどよめき)

「最後は、冷気の衝撃の魔法で・・・樽を爆破っ!!!」

(子どもたちの歓声)

「Amie、助かったわ!素晴らしい魔法ね!」

ふーん、Amieばかり目立っちゃって、ちょっと悔しいな。
と思っていたら、魔法の実演を見ていたおじさんが、Amieに話しかけてきました。

「姉ちゃん、あんたの魔法の腕を見込んで、ひとつ頼みたいことがあるんだが・・・」

頼みごとって、何?

「そこでやっている豚コンテストなんだ。あの一番デカい豚、あれはいくらなんでもデカすぎる!ありゃ、インチキだ。魔法で太らせているんだ。頼む、トリックを見破ってくれないか?」

豚コンテストとは競技の一つで、村人が飼い豚を持ち寄って一番大きな豚を決める、というものです。
で、例の豚ですが・・・確かにデカい!
どお、Amie?

「うん、間違いないわ。これは簡単なトリックよ。魔法の心得がある者ならば、すぐに見破れるわ」

魔法を解除できる?

「へへん、もちろん!」

ぞれじゃ、早速・・・

「いや、ちょっと待った」

Bevilが割って入りました。どうしたの?

「あのデカい豚の持ち主は、あのみすぼらしい爺さんだろ?爺さんの言い分も聞かずに、いきなり魔法を解いてしまうのは可愛そうじゃないか?」

ふーん、それもそうだね。
爺さんの話も聞いてみることにしましょう。

「俺の豚がインチキだって?冗談じゃない!何を根拠にそんなことを?」

隠したって無駄だよ。今すぐ魔法を解いたって良いんだからね。

「わ、わかった!・・・ところで、姉ちゃん達、このことについては黙っていてもらえないかな?黙っていてもらえれば、いいものをあげるよ」

私を物で釣ろうとしたって無駄だよ。インチキは良くない!
Amie、魔法を解除しな!
(ポン!)・・・・・・まあ、ずいぶんと小さな子豚だこと♪

「クソっ、この里子のアマが!お前のオヤジに言いつけてやるからな!覚えてろよ!!」

うるさい爺さんだこと。
さあ、依頼主の元に戻りましょう。

「いやあ、助かったよ。これでコンテストの正義は守られた。これは、ちょっとしたお礼だ」

おじさんから、豚肉のジャーキーをもらいました。
えへ、またいいことしちゃった♪

注釈:
次回に続きます。


2007/11/14

本当に久しぶりの更新です。あまりにも長いこと更新していなかったので、HPの更新の仕方を忘れてしまいそうです。
この間、ゲームで遊ぶ時間もほとんどありませんでした。
9月以降、ゲームといえば、Haloを4時間くらいしか遊んでいません。

しかし、これだけゲームと縁のない生活を送っても、意外と平気なものですね。
これまで私は自分のことを、ゲーム中毒で、ゲーム脳で、ゲームで遊ばなければ生きてゆけない人間だと思っていたのですが・・・。
今では、「ゲームで遊びたい」という気持ちにもなりませんから、不思議なものです。
人間、こうやって大人になってゆくのでしょうかね。寂しいなあ・・・。

この先時間ができても、ゲームに対する情熱をどこまで取り戻せるかはわかりませんが・・・。
とりあえず今年一年を振り返ってみることにします。

まずは、今年遊んだゲームの中から、良かった作品ベスト5を。ひねくれた基準で(笑)

1.バレットウィッチ(Xbox360)
2.Transformers the Game(Xbox360)
3.ライオットアクト(Xbox360)
4.Gears of War(Xbox360)
5.DOOM3(PC)

なんつーか、同じような作品ばかり、ずらずら並んでいますね・・・。
しかもXbox360の作品ばかり。
今やPCゲームといえば、ネット専用のものばかり。私が楽しめるようなモノは、ほとんどありません。

閑話休題

一番のバレットウィッチは、もう文句なしに最高でした。
最初は軽い気持ちで遊び始めたのに、まさかフルコンプすることになるとは・・・。

二番のTransformers the Gameは、一部ではクソゲー扱いされている作品です。
作品の中身をロクに見ずに、作品も遊ばずに、印象だけで作品をクソゲー扱いする輩には困ったものです。
まあ、確かに、トランスフォーマーに興味のない人に勧められるものではありませんが・・・。

三番のライオットアクト、これも熱中しました。
一時期は食事も惜しんで遊んでいましたからね。これをリアルタイムで楽しめたのは幸運でした。

四番目のGears of Warは、ゲームの内容よりも、限定版を買えなかった悔しさのほうが印象に残っています。

五番目のDOOM3、Gears of WarやHaloを遊んだ後だと古さを感じずにはいられません。が、ひいきしてしまうのはDOOM直撃世代の悲しい性でしょうか。

さて、お次は、今年遊んだゲームの中から、駄目だった作品ベスト4を。

1.ゾイドオンラインウォーズ(PC)
2.Prey日本語版(Xbox360)
3.Oblivion日本語版(Xbox360)
4.Flight Simulator X(PC)

一番のゾイドオンラインウォーズは、まずゲームとして成り立っていません。
勝敗を決するのが手持ちのユニットのレベル(=プレイ時間)および性能(=投資した日本円)で、戦術云々は意味を成さないとか、あり得ないですよ、シミュレーションゲームとして。
しかし・・・駄目なゲームと片付けるのは簡単ですが、ネットゲームの抱える様々な問題を考えさせられる、興味深い作品でもあります。

二番のPreyは・・・DOOM3につまらないパズルを追加して間延びさせた作品、とでも例えれば良いのでしょうか。
しょうもない日本語化も、作品の印象をチープ化するのに役立っていました。

三番目のOblivion、これはゲーム自体には何の問題もないのです!
問題なのは、日本語版の開発元です。
Preyを遊んだ時から嫌な予感はしていたのですが・・・見事的中してしまいました。

まず、英語版と共存できないという仕様。動作は不安定になり、字幕もグチャグチャになります。実際、英語版のプラグインは全て削除することが公式に案内されていますから。
つまりですよ、今まで苦労して作った英語版の環境を、日本語版のために捨てなければならないわけです。
私のXbox360は、日本語版のせいでグチャグチャになってしまいました。

次に、公式プラグインをいつになっても公開しない、やる気のなさ。
既存のプラグインを日本語化するだけでしょ?なんで発売から数ヶ月たっても購入可能にならないわけ??
日本語版の発売が決まってから、日本でも購入できたコンテンツが軒並み削除されてしまい、後には草一本残らなかった・・・というオチ。

日本語訳の品質はこの際、置いておくとしても・・・あんまりではないでしょうか?
こんな日本語版なら出ないほうが良かった、というのが正直な感想です。

四番目のFlight Simulator Xは・・・これも内容に問題はないというか、むしろ素晴らしいと言えるのですが・・・売り方と宣伝の仕方がねえ。ほとんど詐欺ですから。

ゲーム界全体について、興味深い出来事といえば・・・。

1.PCゲーム衰退
2.ネットゲームの氾濫
3.Xbox360の追い上げ
4.ニコニコ動画

1のPCゲーム衰退、ひどいものです。
ゲームと縁のない生活を続けて思ったのですが、最近のPCゲーム、一部のマニア向けに偏りすぎですよ。
時間のあるユーザにしか遊べないネットゲームばかり。これじゃ、一般ユーザが離れるのも無理はないでしょう。
Windows VistaのゴタゴタもPCゲームの運命にトドメを指しました。

2のネットゲームの氾濫、個人的にすごく嫌
TESやWizardryまでオンライン化するとか言ってるんですぜ、ダンナ!

もー、やめてくれ!

私の愛したTESやWizardryが、単純作業と数値比べと希少アイテム自慢の道具に成り果てるとは・・・考えただけで気分が悪くなります。
Wizardryは元からそういう部分があったけど、TESはなあ・・・最後の砦だったのに。

3のXbox360の追い上げについては・・・「追い上げ」というにはまだまだ寂しいものがありますが、とにかく頑張って頂きたいものです。
PCゲームがこんな状況ですから・・・Xbox360は最後に残された希望なんです。

4のニコニコ動画、いろいろなゲームを知る良いきっかけになりますね。
最近の一番のお気に入りは、なんといってもサクラ大戦3のオープニング。ゲームの内容は知らんけど、とにかくスゴイ。
あとはネタ系の動画も面白いのですが、こういうのばかり見てたらゲームで遊ぶ時間がなくなりますな(笑)。


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